どうもこんにちは。
前回の記事で書いたとおり、3年4ヶ月で走行距離が5万㎞に到達いたしました。
で、初のタイヤ交換を行いました。タイトルで丸わかりですが……
BRIDGESTONEのREGNO(レグノ)GR XⅢです!
少しでもタイヤにこだわりがある人なら、好き嫌いはともかくとしておそらくみんな知っているブリヂストンのプレミアムタイヤです。ざっくり言うとコンフォート寄りの中で最高峰のタイヤです。
最高峰というからには性能はもちろん、価格も最高峰ということ。
CX-3の終焉を受け、次期CX-3も楽しみではあるもののまずはこれからも今のCX-3を大切に乗っていこうと誓い新たなワタシです。ですから別にお金をかけるのは良いのですが、それだけの効果がないとさびしいですよね。結構悩みました。というわけで、今回はレグノに決めた経緯、そしてレグノ×CX-3の実際のインプレッションを書こうと思います。
元のタイヤ(新車装着タイヤ)
以前も書いたことがあるのですが、マイCX-3の新車装着タイヤはブリヂストンの「TURANZA T001」です。欧州を中心に、例えばベンツ、BMW、フォルクスワーゲン、アウディ、MINIなどそうそうたるメーカーの新車装着タイヤとして幅広く採用されているタイヤで、「Touring POTENZA」の略から来ているそうです。遠出や旅行を表す「Touring」とブリヂストンのスポーツタイヤを代表するブランドである「POTENZA」をミックスした名称ということからもわかるとおり、快適性とスポーツ性能が高い次元で両立しているプレミアムタイヤとして知られています。
BRIDGESTONEの公式サイトで調べてみても、16~18インチでCX-3とほぼ同等の規格のもので1本当たり4~6万円くらいで販売されており、価格的にもレグノとほぼ変わりません。(ほぼ新車装着専用タイヤなのであまり国内の小売りで出回っていないなどの事情が価格に影響を与えているかも知れません)
要するに、元々良いタイヤだったということです。
実際にCX-3に乗り始めた頃、コンパクトサイズのクルマとは思えない静粛性に感心した記憶があります。もっともその頃はあまり深くは考えていなくて、ボディやドアの造りが良いんだろうなくらいに思っていましたが、地面との唯一の接地面ですからロードノイズなどの面で影響が大きいのは当然の話。
乗り心地についても、固すぎず柔らかすぎず、キチンと路面の情報を伝えてくれるし直進性能もコーナリング性能も基本的に問題なし。(弱点はありますがそれは後述)
また個人的にサイドウォールやトレッドパターンのデザインがとてもカッコいいなと思っていて、次のタイヤもコレでいいよな~とずっと思っていたのでした。
ところが一年ほど前から興味本位でいくつかのタイヤ屋さんなどで聞いてみると、上で書いたとおり意外に値段が高く「この値段ならレグノもイケますよ」的なことを言われ、レグノも含めたいろんなタイヤから最適なものを探してみようと思い立ったのでした。
タイヤ交換のタイミング
ちょっと話は逸れますが、マイCX-3は納車から3年4ヶ月の5万㎞。タイヤの種類や走り方などで千差万別ではありますが一般的な目安としては3万~4万㎞程度が「タイヤの減りによる」交換の目安と言われています。
経年劣化によるヒビなど、タイヤの減り以外の交換要因もありますので、年間走行距離が短い人も定期的にタイヤのチェックをしましょうね
ワタシは高速もよく使いますし、峠もよく走ります。峠など山道は変に攻めるような走りはしませんが、それなりにスポーティな走り方ですし、街中でのストップ&ゴーでのアクセル&ブレーキも比較的メリハリのある踏み方をしている方だと思います。少なくとも「ふんわりアクセル」ではありません。
ですから、特にタイヤに優しい使い方はしていないと思いますが、それでも5万㎞走った交換直前の状態はこんな感じ。




外側の溝が多少減ってきているかな? という感じはありますが、スリップサインが露出するにはほど遠い感じ。ディーラーのメカニックさんに「換え時でしょうか?」とおたずねしても、否定はしないけどニュアンス的には「もうちょいいけますよ」的な感じ。
もちろんメーカー推奨の交換時期は溝の残り4mm程度(スリップサインが露出するのが1.6mm)なので、そういう意味ではそろそろ換え時であるのは間違いありませんが、現実的にはこのレベルだともう少し粘る人が多いんでしょうね。何にせよワタシのような乗り方で5万㎞でまだ余裕があるTURANZAは耐摩耗性能が高いということでしょう。長距離走行の多いヨーロッパメインですからそういう作り方をしているのかもしれません。
でもワタシは、ちょうどこの9月からタイヤが値上げになるときいていたことと、いろんなタイヤを調べ始めると早く交換して試してみたくなった(こっちの理由が9割)ので思い切って交換することとしたのでした。
タイヤ選びの経過
さて、具体的に次のタイヤを何にするかを考え始めてから一年以上経っての交換となりましたが、そもそもワタシはクルマそのものに詳しくなかったので、タイヤについてはなおさら無知も良いところでした。CX-3以前のクルマでは、車検時などに「もう交換した方が良い」と言われたら「じゃあやっといて」と答えるだけ。交換前も交換後もどんなタイヤが付いているのか気にしたこともありませんでした。っていうか、どこのメーカーのタイヤだったのかすら全く記憶にありません。
まあ、勧められたタイヤをそのまま付けていたので、そういう意味ではディーラーさんにとって悪いお客さんでもなかったでしょうけどw
そんなワタシですがこの3年間で大いなる変貌と遂げていますので(変貌具合はこんなサイトをやっていることからおわかりいただけるでしょう)今回は、できる限りの情報をかき集めて検討いたしました。
さて、タイヤに求められる性能を分類するとおおよそこんな感じ。
- 乗り心地 : 振動が伝わる大きさ、伝わり方など乗り心地に影響する性能
- 静粛性 : ロードノイズ、パターンノイズなどタイヤから発生する音の大きさや質
- 直進安定性 : 横風や路面状況の影響を抑え、安定してまっすぐ走る性能
- ドライ性能 : 乾いた路面でスムーズに曲がり、安全にストップする性能
- ウェット性能 : ドライ性能の濡れた路面版
- 耐久性能 : いかに長持ちするかの性能
- 低燃費性能 : 主にタイヤの転がり性能(タイヤが転がりやすいとアクセルを踏む頻度・量が減り、結果的に燃費が良くなる)
そしてこれらの性能がひとつのタイヤの中でどのようなバランスで実現されているかで、コンフォートタイヤ・スポーツタイヤ・エコタイヤなどと分類されて販売されている……と。
ではCX-3というコンパクトSUVに乗っているワタシはどんなタイヤを買うべきか?
確かに乗り心地が良かったり静かだったりするのは嬉しいけど、スポーティな走りもそれなりに楽しみたいし……高速もよく走るからウェット性能も大切。長持ちしたり低燃費だったりに越したことはないし。ちゃんと考えると結構難しい。
そこで参考にしたのが、ブリヂストンのパンフレットに書かれていた↓です。
タイヤ交換をしてもクルマの性能を引き出すために、新車装着タイヤの性能を基準にお客様のニーズに応えるタイヤを選ぶことをオススメします
BRIDGESTONEタイヤカタログより
新車装着タイヤって、そのクルマの特性をバランス良く発揮できるように決められているはずです。ですからそのタイヤを装着したクルマに乗ってきた経験を活かして、今よりもどうしたいのかを検討すると良いということかと思います。
もっと静かにしたいのか?
もっと機敏に曲がるようにしたいのか?
もっと燃費を良くしたいのか?
ワタシの場合、5万㎞TURANZA装着のCX-3に乗ってきて「タイヤを換えることでより良くしたい」と感じるのは、静粛性くらいでした。新車当時は不満はなかったのですが、最近はタイヤが減って劣化してきたからか、ロードノイズが大きくなってきたと感じていたのですね。だからおそらく同じTURANZAに交換しても、満足していた新車当時の感覚に戻るだろうと思ったのですが、どうせなら(TURANZAもお値段高いこともあるし)最上級の静粛性を誇り、さらにタイヤが摩耗してきても静粛性能の低下を最小限に抑えられるとされているレグノを試してみることにしました。
また、静粛性以外、特に向上させたいと感じることがなかったということは、やはりそれだけTURANZAが総合的に高い性能を持っていたと言うことでしょう。ですから静粛性や乗り心地だけでなく、総合的に高次元にまとまっているプレミアムコンフォートタイヤであるということも決め手になりました。
唯一、もしかしたらレグノがTURANZAよりも劣るかもしれないと思ったのは「耐久性能」です。
TURANZAは上でも書いたとおり、メリハリのある運転をしていたにも関わらず5万㎞でまだ余裕がある状態です。ところがレグノはその高い静粛性、乗り心地、グリップ力などを実現するために柔らかめのゴムを使っているため減りやすい……というネット上の声をよく見かけます。
が、そういう理屈をよく見かける割に、実際に使ってみて「減るのが早すぎてもうサイアク!」みたいなネガティブレビューはあんまり見かけないんですよね。ですから耐久性を最優先に考えるのでなければそれほど気にしなくても良いかなと個人的には思いました。ワタシの場合、今まで年間15,000㎞ペースですから、丸三年、45,000㎞程度もってくれたら合格かなと考えています。
ちなみにいろんなメーカーのプレミアムコンフォートの中でレグノにしたのは、ネット上での圧倒的な評判の良さ(個人・メディア共に)、そして複数のタイヤ屋さんやディーラーでも「レグノなら間違いない」と言われたからです。正直なところ、乗り比べているわけではないのでここは世間の評判を信じるしかありませんでしたねw
もちろん優先する性能がスポーツ性能ならレグノ以外が選択肢になると思いますが、CX-3を常識的な使い方をしていて、より高い「タイヤの」スポーツ性能がほしいとはワタシは思いませんでした。(ところがレグノにして、そのあたりもちょっと驚いたことがあったり……後述)
CX-3 × レグノの使用感
というわけで、レグノに交換いたしました。

いやあ、「REGNO」の文字と「B」のロゴが黒いタイヤの表面でさらにクリアな「黒」で浮かび上がるデザイン、良いですね。でもデザイン的にはワタシはTURANZAの方が好きかもしれません。
そんなことは置いといて、性能です。
驚きの静粛性
正直なところ交換する前は「静かになるとしても思い込みレベルなんじゃ……?」とも思っていました。だって同じようにゴムのかたまりがアスファルトの上で激しく回転してるんだからさ……。
だから実際に交換前後の音を録音しておいて比較しないと記事にならないかな、などと思ったりして交換前の音をいくつか録ったりしたのです……が。
ちょっと強烈。
強烈に静かになりました。
あえて実際の音声の比較は掲載しません。なぜならば「単に音量の問題ではない」からです。
まず、タイヤから出る音自体が全体的に小さくなりました。はっきりと体感できるレベルです。タイヤから出る音がとにかく全体的に小さくなります。正直なところこれだけで静粛性が高まったと言えます。
そして、大きなのがコレ。
耳障りなノイズが消える。
音楽を聴くときのノイズキャンセラが効いている感じ。「シャー」とか「ザー」といったノイズがかなりキレイに消えます。これによって、単にタイヤから出る音の音量が下がるというだけではなくて、聞こえてくる音の音質が良くなったのを感じることができ、より車内空間が上質なものへと変わるのを実感できました。
ただし注意です。少なくともCX-3にレグノを装着した場合、決して車内が無音になるわけではありません。

低速から50~60kmくらいのスピードまでなら、タイヤから来る音はほとんど気になりません。軽くオーディオでもかけていればほぼ全く気にならないレベルだと思います。タイヤ以外の遮音性もクラスの割に上等ですので、このあたりまではホントにひとつ上のクラスのクルマに乗り替えたような錯覚が……w
しかし、高速や流れ早めのバイパスなどに入るとやはりノイズは抑えきれません。ロードノイズ、パターンノイズがウインドノイズと共に車内に入ってきますので、まあそれなりにうるさくはなります。ただ、それでもワタシの場合、タイヤ交換前に比べるとやはり明らかにノイズレベルは下がっています。音はするけど「あ~~うるさい!」と言いたくなるような感じではないのです。
ちなみにタイヤ交換してしばらくしてから気がついたのですが、交換前後でオーディオのボリュームがおおよそ「2」くらい小さくなっています。なっているといっても当然ワタシ自身が操作しているのですが、周りの状況に合わせてほぼ無意識で音量調節していたら、明らかに今までより小さいボリュームになっているのです。間違いなく車内が静かになったからでしょう。
また、今現在、タイヤ交換してからひと月弱と言ったところです。当然慣れはしましたが、それでもあいかわらず「静かだなぁ」と実感できています。
「静粛性」の点をまとめると、CX-3のようなコンパクトカーでも、限界はあるけれど、明らかにより静かで上質な空間に生まれ変わりますから、買う価値ありです。
音「以外」の乗り心地は……?
コンフォートタイヤなレグノですが、意外と乗り心地はフワフワしていません。でも固さを感じさせるわけではなく、しっとりとした感触でしっかり路面に張り付いていると言ったイメージ。音の項目で「音量が小さくなっただけではなくて、音質が良くなった」的なことを書きましたが、それに通じるような気がします。
要するに単に柔らかくしてソフトな乗り味にしているのではなく、しっかりした接地感を維持しながらも、微細な振動をキレイに消した上質な乗り心地になっているという感じです。
ちなみに路面のギャップに対するショックは明らかに減衰していますので、多少はソフトになっているのかもしれませんが、それでもやはり第一に感じるのは「ソフト」というよりは「スムーズ」。音と乗り心地、その双方が「上質」であること。これこそが単なる「低騒音タイヤ」ではなく「コンフォートタイヤ」たる所以なのかもしれませんね。
走りも意外に……
コンフォートタイヤとスポーツタイヤって、いかにも相反するものととらえられがちで、まあ実際そうなのかもしれませんが。
レグノの場合、一般的な「公道を常識的に」走るという前提であれば、走りの面でも全く問題ないと言えると思います。
もちろん本格的なスポーツタイヤほどの剛性はないでしょうし、ハンドリングに対する反応のクイックさも特筆するほどのものはありません。ええ……ガチガチのスポーツタイヤと比べるとそうなのですが。
レグノって結構剛性高いんじゃ?
ワタシは専門家ではありませんので、あくまでもフィーリングでのお話になりますけれど。
キツいコーナーや連続するコーナーなどでも今までよりもキレイにスムーズに狙ったラインに収まる感じがあります。「ゆらゆら」した感じがなくてピタッとキマる感じ。
また、多少速めでコーナーに入ったときでも「タイヤがしんどい」感じがあまりしませんね。グリップの限界に挑戦するような走り方をしているわけではないので、実際の限界点はわかりませんが、少なくとも荷重がかかったときでもタイヤの剛性に余裕が感じられます。
あと高速道路などでの直進安定性も問題はないものの、これはタイヤ交換前とそれほど変わらない印象。交換前からまったく不満がなかった点なので仕方ないかな?
しかし高速道路におけるカーブでの安定性は体感できるレベルで良くなりました。今までは直進している限りはかなりスピードが出てもしっかり安定していたものの、緩やかでも3桁のスピードでカーブに入ると微妙に不安定さを感じていました。
ワタシはこれがタイヤのせいだとは思っていなかった(クルマの性能的なものと思っていた)のですが、今回レグノに交換すると同じ場面で全く不安定さを感じることなく駆け抜けることができたので、驚いた次第です。おそらくこの辺も、コーナリングがピタッとキマることと関連がありそう。
総じて、いわゆる攻める走りに向いている性能かどうかはわかりませんが、峠であれ高速であれシチュエーションを問わず、安定感のある走りをする性能は高いと思います。
あとウェット性能はについてですが、雨の中でのグリップや制動性能はわかりません。そんなの実感できないくらいに安全運転いたしますので。ただ、ゲリラ豪雨的な中でも静かかつスムーズな走りは変わりありませんでした。
燃費性能については、交換後2回くらい給油したと思いますが、それほど変わった感じはありません……が、元々燃費を気にしていませんし、まだまだ残暑の中、仕事中で長めにクルマの中で待機していることもあるので、ぶっちゃけ全くわかりません。
総評 – CX-3に高価なレグノを導入する価値はある?
はい。
何ももったいぶる必要がないくらい「価値あり」です。
元々コンパクトカーの割には遮音性が高いCX-3ですから、タイヤの静粛性能が高くなると全体的な上質感が目に見えてアップします。
しかも静かなだけではなく、その音質自体が上質となり、乗り心地も上質、しかも走りに関しても「ちょっと上手くなったんじゃね?」と錯覚させてくれる程度に安定感があります。
もっともそんなレグノにもどうしようもない弱点が。
お値段です。
ワタシの場合、ディーラーさんにおまかせして総額15万円弱。タイヤ専門店とかならもう少し安くいけます。ワタシが聞いたときは13万円弱くらいでした。(9月以降の値上がり前です)
2026年9月の値上がり以降、16インチのマイCX-3の場合、タイヤサイズは215/60R16で、レグノのパンフレット価格は一本38,170円です。ただ、値上げと言っても一本当たり1,500円程度高くなっているくらいですので、まあ許容範囲でしょうか。逆に言うと元々お高いわけです。
問題は18インチタイプのCX-3です。タイヤサイズは215/50R18で、ノーマルのレグノではジャストサイズがありません。SUV専用の「GR-XⅢ TYPE RV」だとありますが、一本当たり50,490円です。定価通りで買う人もいないと思いますが、ワタシのようにディーラーで交換すると20万円付近にはなりそうです。
タイヤのサイズの見方などはまた別記事で解説します
今回のレビューも16インチのマイCX-3基準で書いておりますので、18インチタイプの方はそのあたりご注意を。20万円払ったのにちっとも変わらない! と私に文句言わないようにお願いしますw
どちらにしても安い買い物ではありませんよね。
ワタシも結構迷いましたが、生産終了になってしまったこのCX-3と共により最高な時を過ごしたいと思ってレグノにしました。実際交換する前は、値段だけ高くて効果がプラシーボ(思い込み)レベルだったらどうしようかとドキドキでした。
が、散々書いたとおり、良くなったことを明確に体感でき、しかもひと月経った今でもその体感が続いている状態ですから、間違いなくお値段分の価値があったと思っています。
あなたもレグノにしてみませんか?
それではまた。





