新型CX-5 素人目線のインプレッション

どうもこんにちは。

出足好調の新型CX-5ですが、ディーラーさんに見に行ってきました。いろんなレビューが出ていますので、詳しいことはおまかせして、素人がぱっと見で感じた印象をお伝えします。

前提知識 - 新旧のサイズ差を把握しておこう

全体的に少し大きくなった感じですが、特にホイールベースと共に全長が11㎝ほど長くなったのが特徴的です。

旧型CX-5の全長×全幅×全高:4,575mm×1,845mm×1,690mm
新型CX-5の全長×全幅×全高:4,690mm×1,860mm×1,695mm

下の画像は公式から拝借したものですが、違いがとてもわかりやすいです。以下の文章もこの画像を参照しながらご覧いただくとわかりやすいと思います。

第一印象 - ゴツい

はじめに斜め前方から眺めたときにまず感じたのが「なかなかの迫力じゃないの」ということでした。ボンネット部分が縦に分厚い感じ。上の図でもわかるとおりボンネット全体が分厚くなっていて、かつ先端部へ向かっての下降する傾斜角も少なくなっているので、とにかく前から見るとグリルが大きく見えてボンネットもボリュームたっぷりで迫力あります。

肩幅がっしり

写真で見るとナンバープレート下の黒い樹脂部分も含めて縦に分厚いこと、その分厚さが両サイドまで続いている(正面から見たときになで肩になっていない)ことがおわかりいただけるでしょうか?

旧型。ボンネット両サイドは段差を付けて高さを落としている

イメージ的にはCX-60に近い感じです。店員さんもそうおっしゃってました。

もっとも、ボンネットの長さは旧型からほとんど変わっていませんし、CX-60よりはだいぶん短いのですが、前や斜め前方から見た感じの雰囲気は明らかにCX-60系統の見せ方だと思います。

ただ、長さが変わっていないことが幸いして、ボンネットが分厚い割には実際にシートに座ったときの取り回しのやりにくさは感じませんでした。まあ運転に慣れていない方だとちょっと手をこまねいてしまうかもしれませんが。

その他エクステリアで気になるところ

ひと言で言うとあまり魂動デザインっぽくは感じませんでした。プロポーションは悪くないし、全体的にカッコいい。別に文句はないのですが、面で魅せる躍動感のようなものが最近の魂動デザインより控えめになっているような気がします。特にサイドのリフレクションが平坦というか……いや、曲面はあるのですけど。下の写真で風景が反射している様子をご覧ください。どうです?

あと、フロントドアの下部にある切れ込みが気になります。おそらく何らかの効果を狙ってのことだと思うのですが、ちょっと唐突な感じ。でも、リアフェンファーのふくらみは曲線豊かでマツダらしくてとても好きです。

色気のあるリアフェンダーのふくらみ

ちょっとケチもつけましたが、全体的に旧型CX-5と比較するならば特にケチをつけることはないけれど、最近の魂動デザインの進化の流れからはちょっと異質な方向に感じるということなのですね。それだけ今回は売れることを重視して、別のところに重点を置いたということなのでしょうか。

一目でわかる重点の置き方

公式サイト上、NewCX-5のページのメニューバーです。

常に最初に置かれている「グレード比較」に続くのは「室内空間」「荷室」です。「デザイン」は既定項目以外の最後尾となっています。

たまたまじゃないの?

いえ。

MAZDA3 ファストバックはこう。

ほらやっぱりエクステリアがトップでしょ? っていうか、そもそも「デザイン」がちゃんと「エクステリア」と「インテリア」に分けられてるし。

んで、天下のロードスター様は……

最初に来るのが「オープンカー」というのは少々「?」ですが、次はやはり「走行性能」です。言うまでもなくロードスターはデザインも最高峰ですが、まあスポーツカーですしね。

ということで、やっぱりCX-5はデザインよりも室内空間や荷室の広さや使い勝手を重視しているということですね。それが一番現れているのは、全長が長くなったのにボンネットの長さはほぼ全く変わっていないところです。冒頭の比較図をご覧いただくとわかりますが、10センチ強長くなったそのすべてはAピラーから後ろ、すなわちキャビンから荷室にあてられています。普段のマツダなら、大きくなった分、ちゃんとボンネットも伸ばして格好良さを重視したはずですw

とにかくサイズアップした分を、キャビンや荷室部分だけにあてることで実際のサイズアップ比率よりもよりキャビンや荷室が広くなった感を演出できるということですね。

そんなわけで実際に内部を見てみましょう。

車内空間 - 前席、ディスプレイなど

まず前席は今までも狭かったわけではないので、広さ的には普通に順当な感じ。高級感も定価352万円の車と考えると充分です。そのあたりはさすがのマツダクオリティ。

この写真のモデルはS・G・Lの3グレードのうち真ん中のGグレードです。モニターは最上級のLグレードだと15.6インチですが、S・Gグレードは12.9インチと少し小さいです。でもコレで充分です。実は後日別のディーラーさんで最上級モデルを見せてもらったのですが、モニターはやっぱりデカかったです。そりゃ15.6インチだとノートPCと変わりませんもの。

個人的には「そんなにデカいのイラン」という感じではありますが、これもマツダマニアじゃなくてより幅広い購買層をターゲットにするなら訴求力は高いかも。このデカい画面で見るナビのマップはなかなか見応えがありましたし。

そんなモニターの話になると必ずセットでついてくるのが「センターコンソール上のコマンダースイッチ廃止」の件です。店員さんももう散々いろんな人から言われているので慣れた感じでしたが、これもやっぱりマツダファン向けではなく万人向けに作られたことの証でしょう。ただ、現状使い勝手が明らかに良くない点があると店員さんが仰っていたのが気になります。GoogleのGeminiが入って音声コントロールがどのくらい実用的になるかがポイントになりそうです。

さらばコマンダースイッチ

個人的にはこの「AI相手の音声コントロール」という方向性はイヤ(コンピューターに話しかけるという行為自体がイヤ)なのですが、時代の流れ的には仕方ないのかもしれません。これから長い間マツダ車の中核となるCX-5ですから、先を見越して採用したような気がします。この問題は単にナビやオーディオを操作するセンターディスプレイだけのものではなく、車全体のコンピューターシステムの問題であり、機能面でもセキュリティ面でも今後はますますスピーディかつ高度な進化が求められるところですから、独自路線にこだわるにも限度がありますし、早いうちにGoogleなどのIT大手のやり方に乗っかっておく方が賢いような気もします。

……でも、そのシステムにちょっとこう……コマンダースイッチを連動させるくらいできるんじゃないの? と思ったりする往生際が悪いワタシです。

車内 - 後席

後席ですが、ドアを開けた時の開口部自体がなんか広い(写真なし……)ですが、乗ってみるとマジ広いです。ちょっとした開放感を感じることができるくらい広いです。下の二枚目の写真でわかると思いますが、前後の広さだけではなく頭上にも余裕があるのがこの開放感を生み出しているのでしょうね。

身長175㎝のワタシが前席に乗ってちょっとゆったりめのドライビングポジションにした状態で後席に乗り込みましたが、こんな感じ。

膝とシートの間はこぶしが2~3個入ります。かなり広いです。

そしてさらにビックリしたのが、荷室。奥行き約1メートルあるんですね。ビックリしたのは後席の広さを実感した後だから。

「これだけ後席が広いのに、荷室もこんなに広いの!?」

こんな感じです。ビックリしすぎて写真を撮り忘れたので、公式から。

マツダ公式サイトより転載

ベビーカー縦置きできるってなかなかですよね。

まとめ

実際に運転もしていないくせに言い切りますが「こりゃ売れないはずがない」です。

優先度は落ちたとは言え、充分美しいプロポーション。そして広い居住空間、荷室。内装も高級感があふれていて、ディスプレイもデカいし綾瀬はるかだし。多くの日本人が大好きな要素があふれまくっています。そしてなにより価格競争力も高いのですから。

ドライブフィールはディーゼル大好きちゃん達を中心にパワー不足を指摘する声はありますが、一般的な視点では問題はなさそう。その辺を求める人はCX-60にするか、SKYACTIV-Z待ちか、ということでしょう。CX-60で大コケの原因となった乗り心地も特に問題はなさそう。

あとはGemini搭載によるシステムの使い勝手が期待通り進化して、SKYACTIV-Zが期待通りのレベルで登場してくれれば当面は安泰かなぁと思うんですけど……SKYACTIV-Zはまだまだ不透明だし、SKYACTIV-Xの前例があるからなぁ……。

いやいや後ろ向きのことは置いといて、まずはスタートダッシュ成功おめでとうございます!

それではまた。

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