知識ゼロからの車載動画・序章 - あれもダメこれもダメ

どうもこんにちは。

タイトルを見て、車載動画の撮り方のレクチャーが始まると思った方、ゴメンナサイ。

知識ゼロのワタシが車載動画とか撮れるようになるまでの道のりをダラダラと書いていこうというシリーズです。この記事を書いている今もようやく使う機材なんかを確定させたばかりの未経験者状態ですが、機材購入までに相当色々迷ったり調べたりいたしましたので、ワタシと同じように「何から手をつけていいかすらわからない」という人には多少参考になるかもしれません。

いつ完結するかわかりません……というよりほぼ現在進行形で試行錯誤を続けていますので、完結するかどうかすらわかりません。続きの記事をアップする度 ↓ に書いていきますのでおヒマな方はお付き合いくださいませ。

今さらなぜに動画?

10年以上放置していたこのブログをCX-3愛ゆえに再稼働させたのは、昨年4月のことでした。それから約10ヶ月が経過しましたが、その間レビューもグッズ紹介も何もかも写真と文章だけで表現してきました。愛に任せてろくに推敲もせず衝動のままに書き連ねておりますので、さぞかし伝わりにくかったことでしょう。スミマセン。

さて、ワタシは何かを調べるとき、動画解説を視聴するのは元々あんまり好きではありません。ぶっちゃけ時間がかかりすぎるからです。文章と解説図や写真なら数分で済むことが、10分も20分もかかったりするからです。お仕事関係の研修などでも、大半は「これ、資料読んだらしまいやん?」と思っています。

元がそんな考え方なものですから、今までこのサイトを運営する上でもほとんど動画は使っていませんでした。(YouTube上のCX-3動画を集めまくった「CX-3動画大全」などというコンテンツは作っているくせにって話ですが^^;)

唯一作った「ダイソー加圧式ポンプでプチ洗車」動画

でもその反面、このコンテンツには動画が欲しいなと思うこともあり、サイトを続ければ続けるほどそう思う場面が増えてきたというわけです。基本的に文章でお伝えしたいということは変わりませんが、上の動画の時は、加圧式ポンプの水流の強さはさすがに映像で見た方が手っ取り早いなと思って作成しましたし、例えば文章でいくら「CX-3の走りは気持ちいい!」と言ってもなかなか伝わりませんが、そこに走行動画のひとつでもあったらたぶん違いますよね? まあ、そういうことです。

すでに、CX-3のレビューもグッズのレビューも色々書き散らかしたあとですので、今さら動画作ってどうしましょ? とも感じてますが、思い立ったらまずはやってみないとね、というわけでスタートすることにいたしました。

スマホあったらそれでイイんじゃない?

ワタシのスマホはiPhone14 Proです。動画、キレイです。でもさすがにスマホだけあったらダイジョウブとはいきません。ワタシひとりでやる前提で、場面ごとにまとめてみましょう。

  1. エクステリアの撮影 : これはいけそう
  2. インテリアの撮影 : これもいけそう
  3. 走行中の動画 : 何か固定するものが必須
  4. 装備・グッズの使い方解説 : 片手だと結構無理がある
    • 上の加圧式ポンプ動画ですら、片手で撮影しながらもう一方で放水というのは色々不自由でした
  5. ドライブで立ち寄ったところの撮影 : なんとかなりそうだけど、スマホをずっとかざして歩くのは個人的に抵抗あり
  6. 走行する車の様子を外から撮影 : 三脚などで固定しない限り無理だし、ひとりだと色々厳しい

1、2のように単純に写すだけならスマホだけあれば大丈夫そうですが、写真撮るのと変わりませんから当然ですし、そうすると写真でも動画でもどっちでもイイという感じですね。

3の走行中の動画については、手持ちで走行動画なんてのは論外ですから固定が必須です。問題はどういう道具でどこに固定するかですね。

4の装備やグッズの使い方解説ですが、これ写真撮っていたときも思ったのですが、意外と何やるにしても両手使ってるものですねぇ。片手で撮影しながらだとかなり制限される印象です。例えばウインドクリーナーのスプレーを窓に吹き付けてクロスで拭き取るシーンでも両手使いますよね。

5の立ち寄ったところの撮影ですが、これも基本的には写真で問題はありませんが、コンテンツの楽しさとして動画もあったらベストです。でも、どこに行ってもいかにも撮影中ですみたいに、スマホをかざして動き続けるのは個人的にキライなんですよね。もうちょっとスマートに撮影できれば良いのですが。

6の外からの走行車両の撮影は、あらかじめ三脚でも立ててスマホをセットして撮影スタートしておいてから、車に乗り込んでスマホのそばを走り抜け、すかさず停車してスマホ回収……みたいなことをやれば不可能ではありませんが、誰が持ち去ってしまうかわかったもんじゃありませんし、面倒すぎるし、まあひとりでやるものではないでしょう。

こうして見ていくと、5と6以外は三脚だか固定する道具だかがあれば、スマホでなんとかなりそうにも思えてきました。6は仕方ないとして、5はクルマ動画という本筋から逸れますのでいったん置いておきましょう。

とりあえずスマホをクルマに固定しなくっちゃ!

まあ、グッズ使い方動画とかなら三脚でもなんとかなりそうですし、まずは車載動画用のスマホ固定具を考えましょう。カーグッズでなんかあるかな~と思って、オートバックスに向かいます。

あるわあるわ……スマホホルダー自体は山のようにありますね。最も多いのはこんなの。

ダッシュボード・エアコン設置タイプ

ダッシュボードにくっつけたり、エアコン部分に固定するタイプ。エアコンタイプは撮影用としては基本ダメですが、ダッシュボードタイプはカメラ部分が隠れなくてアームが長ければなんとかなるような気がしないでもありません。

ただ、ワタシ的にはこういうホルダーを常設したいわけではないのです。充電用・単なるスマホ置き場として検討したこともあるのですが、CX-3のインテリアを崩したくなくて結局買っていませんし。その点、ダッシュボードにくっつけるタイプはワタシが見た限りでは日常的につけたり外したりするものではないように思われましたので、残念ながら却下となりました。

ワタシはこのような理由で却下にしましたが、ダッシュボードからアームで持ち上げて撮影に適した位置にスマホをセットすると、そもそも運転中の視界を邪魔するような気がします。そもそもが撮影用のグッズではありませんし、ワタシとしてはオススメできません。(助手席側に設置すればいけるかもしれませんけど)

そこで次に目をつけたのがこういうタイプ。

サンバイザー設置タイプ

サンバイザー取り付けタイプです。見た感じ取り外しもしやすそうです。これも運転席側につけると安全運転的に問題がありそうなので助手席側につけるとして……と、色々考えているとこちらも問題点が出てきました。

  • スマホを横向きにしても、ビデオを広角にするとおそらくアームが入ってしまう(上の商品でイメージしてくださいね)
  • 真夏の直射日光に耐えられるか?

実際にワタシの指をアームに見立てて試してみましたが、スマホからものの2~3㎝ほどでしっかり映り込んできます。よほど商品を厳選しないと厳しそうですね。あと、直射日光については検証はしていませんが、今までの経験上、夏に直射日光が当たるダッシュボード上に少しの間スマホを置いていただけで高温注意の警告がでたことが何度かありました。

これは故障の原因にもなりますし、バッテリーにも悪影響があるようです。また最新機種の方が性能が上がり密閉性もアップしているため、より高温になりやすいとの話もあります。

そうすると、動画撮影だとある程度の時間セットしたままになることも多いでしょうし、ちょっと心配です。というわけでこれも却下……。

でも、この直射日光の問題に気付いたおかげで、フロントガラスまわりをスッキリ諦めて、設置場所を絞ることができました。

そうです。

助手席ヘッドレスト付近です。そういえばヘッドレストを上げると、なんか色々固定するのに使えそうな棒が出現するではありませんか!

使えそうだ!

さらに考えてみれば、車載動画を撮る目的もワタシの場合はあくまでも「CX-3の走り」を撮りたいので、ある程度車内が移っている方が良いのですね。ダッシュボードやサンバイザーあたりの設置だと、車外の風景しか見えませんからそもそも目的に対して中途半端になってしまうわけです。

では、そういうことで、ヘッドレストに固定するタイプのスマホホルダーを探すことにいたしました。

ヘッドレスト設置タイプ

ぐっと種類は減りますが、オートバックスでもいくつか見つけたのはこんな商品。(同じ商品ではないと思います)

Amazonで探せば結構色んな種類がありました。基本的には後席でタブレットを見てひまつぶしするためのグッズですね。後席用なのでデフォルトは後ろ向けに設置するのですが、反対に設置すればヘッドレストの前にスマホが来るようにできそうです。しかもサンバイザー型で問題になった「アームが邪魔」問題もクリアできます。

ところがここでまたもや問題点発覚です。前述の通り、後席ひまつぶし目的(子どもに動画を見せておくとか)ですからスマホよりもタブレットで使えるというのが基本になっているようです。スマホ専用というのはワタシは見つけていません。あるのかもしれませんが、後席用と考えるとわざわざスマホのみに対応しているものを製造販売するのは効率悪そうですしね。

もちろんスマホ「にも」対応している商品はたくさんある(上の商品もそうです)のですが、タブレットを挟めるホルダーでスマホを挟みますので、下の写真のようになってしまい、ホルダーのバックボードでカメラが隠れてしまうのです。

カメラが使えない!

少なくともワタシがオートバックスで見つけた商品の中では、そこをクリアできるものが無かったので、残念ながらここでいったん退却となりました……。

探せばカメラが隠れない形状のものがあるかもですが、このタイプの商品は結局、CX-3車載動画用としてはオススメできないという結論が待っていますので早まらないでくださいね。

とりあえずスマホでの撮影を(無理矢理)試してみる

ヘッドレスト付近への設置という方向性は定まりつつも、ぴったりはまる商品ジャンルが思い浮かびません。そんな中とりあえず(揺れや振動もありますから)スマホで撮った動画でいけるかどうかのテストくらいはしたいなぁと思いつつ、食料品などの買い物をするためにスーパーに立ち寄ります。そこにはいわゆる100円ショップのCan Doがあります。普段ワタシは100円ショップには行きませんが、その時ふと脳裏をよぎったのです。

「プチ洗車用の加圧式ポンプを見つけたのも100円ショップ(ダイソー)だったよなぁ……」

安さというより、アイデア商品っぽいものが色々あったようなイメージがあったのでちょっと覗いてみることにいたしました。……思った通り、結構スマホグッズ的なものが置いてあります。物色していると……ありました! スマホ車載動画撮影に使えそうなヤツが!

ミニ三脚とスマホホルダー
ミニ三脚とスマホホルダー

ミニ三脚とスマホホルダーです。普通の三脚だとヘッドレストへのカメラ(スマホ)固定には使えませんが、これは脚がグネグネ自由に曲がるタイプですのでヘッドレストのバーに絡ませられそうだと思ったわけです。

それにしても、このふたつとマスキングテープをひとつ購入しましたが、なんかトータルで400円台でしたよ? いやまあ百円ショップなんだけれども、そうなんだけれども……さすがにコレは利益出ないんじゃないかと心配になりますね。

何はともあれ、クルマへ戻り、設置してみることに。設置の模様は下のギャラリーをご覧ください。

なんだか思ったよりそれっぽい見た目に仕上がってしまいました。

このあとここにスマホをセットして録画をスタートするわけですが、まあさすがに使い勝手が良くないことも色々ありますが、それを細かく書いても仕方ありませんので割愛。簡単に言うと、商品は悪くありませんが、この位置にスマホをセットすると、セット後の操作とかがとてもやりにくいのです。写真を見て想像していただければわかると思います。

それでもなんやかんやで撮影をスタートすることができました。30分ほど走りましたが、この急作りの撮影システムは実に安定していました。そしてスマホで撮影した映像自体も充分スムーズな感じです。iPhone14Proに搭載されている超手ぶれ補正機能「アクションモード」は使っていませんが、映像上ある意味リアルさを感じさせる振動は拾っていますが、気分が悪くなるような揺れ・ブレというものは特にありません。下の画像は実際の撮影映像からキャプチャしたものです。

パッと見ると、もうコレでいいんじゃね? と思ってしまいそうですが、いえいえやっぱり実際にやってみると問題点が浮かび上がってきたのです。

スマホでの撮影実験でわかった問題点

位置が低い

上の画像ですが、写真としてはごく普通の写真ですが、まあ別に悪くもないという感じ。でもこれを動画で見ていると徐々にフラストレーションがたまってきますw

なぜなら、道路がほとんど見えないから。

さっきのヘッドレストに機材をセットした画像をご覧いただくとわかりますが、スマホをセットしている位置が、ほぼヘッドレストの根元のあたりなのですね。通常運転するときの目線は当然もっと高いです。なまじヘッドレストあたりからの映像であるだけに、路面が見えない状態で運転しているようなイメージを受けてしまい、気持ちよくないのですね。

これについては、そもそも使った三脚がとても小さいものでしたので、もう少し長めのアームがある機材を探せばなんとかなりそうです。

スマホが使えなくて不便

理論上は大した問題ではなかったのですが、現実にはこれが結構大きな問題になっちゃうのかも。

こんな場所にスマホを固定していると、その間は全くスマホが使えませんwww

まあBluetooth接続はできるので音楽などは聴けますが、CX-3の場合(一部の過去グレードを除いて)Apple CarplayやAndroid Autoを使うなら有線接続ですのでそれは使えなくなります。(もしくは強烈に使いにくくなる)

また、例えば高速道路走行中とかだと次に止まるまで取り外せませんし、一般道でもちょっとスマホを触りたいと思う度に取り外さないといけません。これが意外と簡単ではなくて、スマホホルダーはそもそもしっかり固定できないと問題なわけですから、スプリングタイプのものだと結構バネがキツいことが多いようですし、ネジなどでしっかり固定するタイプもあります。そうするとちょっと信号待ちといったタイミングでラクラク取り外しとはいかないこともでてくるわけです。

また、再びセットするときも同様の手間がかかるほか、一応固定具で位置はセッティング済みだとは言え、再設置したときにカメラのアングルを確認したくても運転席から画面を覗くのは至難の業です。

特に遠出のドライブで撮影をするなら、実際に録画するのはポイントごとで良いとしても、スマホを操作したくなる度に外さないといけないというのは、現実的な運用を考えると大きな問題であるようにも思います。人それぞれかもしれませんが。

あと、どうしてもスマホで、という方はBluetoothのリモコンを準備しておいた方が良いですね。運転席からだと画面が全く見えませんし、それでなくてもスマホホルダーが画面を塞いでいるため操作性は最悪ですので。

じゃあどうすんのさ?

ここまでの流れは、車載動画撮ってみたいなぁ、でも続くかどうかもわかんないからそんなにお金かけたくないなぁ……なんかスマホ使って上手いことできないかなぁ、という考えでワタシが実際に試行錯誤してきたリアルな記録です。

結局試したものがすべてダメだったというだけの記事ではありますが、明確な結論が出ました。

「日常的にやるならスマホじゃダメだ」

もう少し固定具を選別すれば、別にスマホ使って撮影すること自体はできそうなんですけど、前項で書いたような数々の使い勝手の悪さを乗り越えて続けられる気がしません。ゼッタイ一週間で飽きます。

実際には、複数のスマホを駆使するとか、撮影時は仲間が同乗するとか、条件によっては快適にスマホ撮影できる場合も考えられます。あくまでも一般的な素人環境でのお話です。

ならば……撮影用のカメラ? ビデオ? なんかそんなのを買うしかあるまい!!

さっき書いたとおり、とりあえずやってみたい程度の動機なので、できるだけお金はかけたくないと思っていたのですが、ちゃんと試行錯誤した結果、他のカメラが必要だとわかったんだからしょうがない。

じゃあ買うか!!

何を!?

ビデオ……って言ったら……ハ……ハンディカム……とか?

全く動画界隈に詳しくないワタシです。さてさてどうなりますやら。

それにしてもこの三脚は別のシーンでも使えそうです。Can Do恐るべし。

それではまた。

To be continued

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