知識ゼロからの車載動画・鍛の章 - 大事なのはセンス

どうもこんにちは。

前回、無事に動画をYoutubeにアップするところまで到達しました。

とはいえ、車載動画ですからカメラは完全固定で、いくつかの動画をなんとなく切り貼りしただけです。でもこれからはもっと動きのある動画も撮りたいですし、色んな素材を上手く組み合わせてメリハリのある動画を作りたい。

どちらにしても、もっと慣れないといちいち時間がかかりすぎていけません。

そこで今回は趣向を変えて、お寺を散歩したときの映像を編集してみました。

朝さんぽ – 京都 六角堂

舞台は京都は烏丸にある六角堂。華道池坊の本拠で京都の街中にあるお寺です。ビル群の合間にあるようなお寺なので眺望を楽しむといった風情ではありませんが、境内はなかなかの趣です。

よかったらとりあえず動画をご覧ください。

いかがでしょうか? ちなみに今回の勉強テーマは以下の通り。

  • あとの編集を意識した撮影をする
  • 他人に見せることを意識した撮影をする
  • 違うシーンを自然にもしくは効果的につなげる
  • 写真を効果的に挿入する
  • つなぎのエフェクトを多少丁寧にやってみる

あとの編集や他人に見せることを意識した撮影

下のみっつは編集時のことですが、上のふたつは撮影時のテーマです。もちろんAKASOを買ってから、細かい動画はいくつも試し撮りをしたりしていますが、あとで動画を見てみると非常に編集的に使いにくいと感じることが多かったのです。

例えば……

  • あとで切り貼りすることを考えてないので編集点がない
  • 動いてばっかりで、注目ポイントでもじっくり見せられていない

要するに落ち着きがないということですねw

でもこれが意外に難しい。特に今回のようにある程度狭い空間でじっくり撮影する場合、特に難しく感じました。まずなんといっても人も往き来している街中で、当然ワタシ専用の撮影空間ではないので、まわりを気にしてどうしてもせわしなく動いてしまうんですよね。

この点、撮影に没頭できるタイプの人は有利だと思いますが、それってマナーの悪い撮り鉄みたいなのに通ずるところがあるような気がしますので、行き過ぎないようにしたいものです。

今回は早朝でしたので比較的人も少なく、意識してある程度はじっくりと動けたと思ったのですが、いざ編集に進むと「なんでここでもう少し溜めがないかなぁ……」と感じる場面が多く、もっと経験値が必要だなぁと感じました。

例えば下のシーン、撮った動画をサラッと見ただけでは気にならなかったのですが、人に見せる動画として編集していると、ここでもう少し溜めがあったらもっとよくなったのに……と実感。

まあぶっちゃけ、そんな「溜め」も編集でなんとかなるっちゃなるんですけど、なんでも編集任せじゃなくて撮影の腕前も向上させないといけませんからね!

シーンのつなぎとエフェクト

シーンのつなぎを考える上で今回意識したのは……

  • どんどん削る
  • 撮った順番にこだわらない
  • つなぎのエフェクト(トランジションエフェクト)は基本的に地味に

やっぱりワタシのような初心者にとっては、すべてのシーンが珠玉の作品なんですよねw

極力削りたくないわけです。その証拠が前回公開した動画です。

約15分の動画ですが、普通の街中のドライブでテロップも少量、声もなしのただの車載動画ですから、これだと長すぎるわけです。でもこれ、ワタシなりに結構削ったつもりだったんですよね。実際アップしたあと、ワタシ自身は思い出補正でとても楽しく視聴できていますが、それでも15分丸々は見ませんね。

ワタシ自身でもそんな感じですから、やっぱりシーンごとにもっと大胆に切っていかないと他人さんにとっては実に退屈な動画になってしまうということだと思います。

で、今回の動画のソースファイルはトータルで7分少々だったところ、完成動画が4分少々ですから……まあ、多少は進歩したかな? っていう感じです。

あと撮った順番にこだわらないというのは、当たり前ではあるのですが、やはり初心者は撮った順番に動画を並べて、いらないところを切ってつなげるだけ……になりがちな気がします。まあ、むやみに順番をいじればよいというものでもないと思いますが、今回は多少順番を変えたのに加えて、後日追加で撮った映像を途中に挟んで使ったり、ワタシなり工夫してみました。

さいごにつなぎのエフェクトを地味にということですが、今回の動画はお寺の各所を4分にまとめてあるので結構頻繁にシーンが変わることになります。そうするとシーン転換の際のエフェクトが目立ってしまうと、とてもウルサい動画になってしまいます。元が騒々しい動画ならまあ……アリかもしれませんが、閑かなお寺の動画ですしね。

そこでワタシは基本的に暗転、ホワイトアウトを含むディゾルブ系(下の画像参照)のトランジションに絞って使いました。(1カ所だけ違うのを使ってしまいましたが)

ディゾルブ系エフェクト
こんな感じで前後のシーンが重なって転換するエフェクトがディゾルブ系ですよ

できあがりを見る限り、ある程度自然に出来ているように思いますが、どうでしょうねぇ。まあ素人にしては色々使いたいのをよくガマンしたって感じでしょうね。

写真を効果的に挿入

効果的かどうかは疑問符がついてしまいますが、タイトルの他、それなりにメリハリが利く感じで入れられたような気がちょっとだけします。これも写真的には良くても動画に挟み込むにはどうかな? というものを入れない、ムダは省くことが肝要ですね。

これこそが引き算の美学、That’s 魂動デザインですよ。

エフェクトを丁寧に

自分で作ってみてわかりましたけど、やっぱり動画の最終的な出来映えは丁寧な仕上げによって大きく左右されるものなんですね。

さっきのトランジションエフェクトひとつをとっても、前後のシーンの動きによってエフェクトの長さなどを調整していますし、テロップもすべてじわっと出てじわっと消えるようにしています。もちろん映像全体にかけるカラー調整やBGMの音量調整もいたしました。まあ、当然つたないものではあるのですが、いじっていないものと比べると結構雲泥の差。

まとめ

いやあ、よく頑張った、ワタシ。

まともに編集するのが二回目にしては、結構いいんじゃない?

誰も誉めてくれんので自画自賛。

とにかく全体を通して感じるのは「やっぱ作り手のセンスだね」っていうことです。

もちろんカメラや編集ソフトの力は超絶大なのですが、使い手のセンスが悪いとどれだけ道具が良くても大したものはできないなということ。写真も同じだとは思いますが、カメラの性能が良すぎる上に、お手軽な編集手段も発達しすぎて、善し悪しの差が素人目にはわかりにくくなっているように思います。(いや、実際は大きな差があるんですよ?)

でも、動画はまだ作り手の技術やセンスが色濃くでるなぁと感じました。シーン転換のないTikTok用動画とかはお手軽ツールも増えて写真と同じような状態かと思いますが、ある程度尺がある動画は、単に良いアングルで撮ればいいというものではなく、複数の素材を作り、選ぶセンスも必要だし、それをつなげるセンスも必要。今回は適当なBGMの載せましたが、もっとちゃんと作るならBGMだけではなく音声にもこだわらないといけないかもしれません。

ワタシは別にYouTuberになりたいわけではまったくありません……というか、そもそも車載動画やCX-3解説動画を撮りたかっただけなので、そこまでこだわる必要はないのですが。

まあ、どうせやるならある程度こだわった方が楽しいじゃありませんか。ホホホ。

とまあ、一応動画を撮って編集してアップするという一連のことはやってみたので、次回のこのシリーズでは改めてAKASO EK7000Proの使い勝手や性能的なことなどを紹介してみようと思いますよ!

それではまた。