CX-3 ソウルレッド ボンネットの飛び石キズ - カンタン補修でどこまでキレイに?

どうもこんにちは。

あっという間に桜の季節も終わってしまいましたが、まだ桜が満開の頃、桜をバックにCX-3を撮りまくろうと意気込んでいたワタシの目にとまったのが、ボンネットの上の白い跡。

ソウルレッドに事件発生

ご覧ください。

ボンネットのキズ、わかるかな?
わかるかな?

わかりませんか?

じゃあ、ほら

こんどこそわかるかな?
こんどこそわかるかな?

さらに拡大

2㎜四方くらいでしょうか。まあぶっちゃけ、よくよくみないと気づきません。

でも、ワタシにとってはこのボンネットというのは来る日も来る日もソウルレッドの輝き具合を確かめるためにニヤニヤしながらじっくり眺めるポイントです。

さらに写真でもわかるように(拡大していただくとよくわかると思いますが)ソウルレッドの下は白色ですので、いったん気づいてしまうととっても気になってしまうのですね。ヘコミなどはありませんので、軽い飛び石レベルのダメージだと思いますが、こんな小さな傷でも、ソウルレッドと白のコントラストは実際のダメージ以上に目立ってしまいます。これはソウルレッドのある意味弱点と言えるのかもしれませんね。(ソウルレッドを愛する人ならこれも可愛い弱点に過ぎないでしょうけど)

どうやって補修しよう?

さて、いつまでもキズを眺めてハートブレイクしている場合ではありません。補修どうしよっかな?

もっと大きな傷だったり、もろにこすってしまったのなら、クルマいじり初心者のワタシの場合、即工場です。ただ、今回はキズがあまりに小さいしちょっと迷ってしまいました。

キズは小さいし、ホルツのタッチペンも持っていますし、自分でちゃちゃっと塗ってしまおうか?

でも、場所がボンネットですし、元のキズがごく小さいものですので、塗り方がマズければかえって補修前より目立ってしまいそうです。

ちなみにソウルレッドに塗装面の下まで達する傷をつけてしまったのはこれが2回目です。前回はドアの縁を軽くぶつけてしまったのですが、ドアの縁だったので軽く塗ってしまえばそれだけで目立たなくなる位置だったのです。しかも補修した上で、自作のソウルレッドドアガードで隠していますので、塗装補修の精度はあまり問題になりませんでした。その時の顛末は以下の記事をご覧ください。

この時の経験から、このホルツのタッチペン(ソウルレッド+クリア層)がカラー的にバツグンだということはわかっています。(ソウルレッドでもプレミアムとクリスタルで分かれているくらいですからね……)

一般的な飛び石小キズ補修法

飛び石での小さなキズというのは良くある話だと思いますので、情報は一杯あるはず。とりあえずネットで検索してみると、やっぱりたくさんの記事がヒットしました。その中で、ソフト99さんの記事を紹介しておきます。

ボンネットの飛び石キズ、補修してみました! - 99ブロ

他のサイトでみてもだいたい似たような流れですね。

  1. キズの部分を洗浄・脱脂
  2. キズの周囲をマスキングしてタッチペンで塗る(数回に分けて)
  3. 一週間ほど放置して完全に乾燥させる
  4. 再びマスキングして耐水サンドペーパーで磨く
  5. さらに数種類のコンパウンドで仕上げ

難易度としてはそれほど高くはなさそうです……が、思ったより面倒くさそう! はっはっは。

さらに次の日にはKeePerさんでの再コーティングの予約をしていて、さらにその次の日から山陰へのロングドライブ&旅行という、個人的には最悪のタイミングですw

仮塗装の状態でコーティングしていただくのもなんだか抵抗がありますし、完全乾燥待ちのあいだにロングドライブというのも……。ということで、もっと手軽に……要するにタッチペンだけでそれなりに補修できないのかなと考え、ネットで調べてみますが、意外に見つかりません。ネット上に情報を出すくらいの人はやっぱりみなさんキチンと補修されているようです。

なんとかなるような気はするのですが、とにかくクルマの補修とか上で触れたドアの縁適当塗装以外、全く経験がありません。クルマのことはクルマ屋さんに任せる主義でしたし、キズのことで言うと、こんな小さなキズは今まで補修しようなんて思ったこともありませんからね!(今回でも元がホワイト系のカラーだったら放置していたかもしれません。それくらい小さなキズです)

結局ディーラーさんに聞いてみた

ですからやはり、かえってヒドイ見た目になってしまうことが怖くて踏み切れません。そこでいつもお世話になっているディーラーさんにお電話してみました。

サービスの方に電話を替わってくださったので、相談してところ、以下のようなお答えをいただきました。

もちろん完全に補修してくれっていうオーダーがあったらまた別だと思いますが、通常ならタッチペンのみとのこと。飛び石での小さなキズなんて日常茶飯事なので、あまり神経質になりすぎても手間もお金もかかるだけだしね、という趣旨でした。

こんなアドバイスにワタシはナットク。

そりゃそうだわ。

まあ、逐一完全に補修したいという人もいるでしょうし、ワタシもソウルレッドに関してはそう思わないでもありません。でもやっぱり、普段ストレスためずに気軽にガンガン乗り回すにはそのくらいのゆとりは持っていたいものです。普段使いしている以上、絶対に劣化していくものですしね。

というわけで、磨き工程を省いたタッチペンのみでの補修を自分でやってみることにいたしましたよ!

いざ補修作業!

タッチペン簡易補修ラインナップ

手軽に……と言いましたが、そこはソウルレッド愛あふれるワタシです。作業はできる限り丁寧に進めます。

準備したものは、上述のタッチペン2種のほか、たまたま持っていたマスキングテープと爪楊枝数本です。マスキングテープは100均で買ったものです。結果的にコレで充分でした。

簡易キズ補修フルセットw
簡易キズ補修フルセットw

マスキングテープは、キズ以外のところに塗料が付着するのを防ぐためです。これ、必須だと思います。

そして爪楊枝ですが、タッチペンのハケでも塗料が乗りすぎてしまうため、さらに繊細に塗料を載せるためのツールです。後日の研磨作業をしない予定ですので、塗料が盛り上がらないように最大限の繊細さが必要なところです。

作業開始

まず、キズのあたりが汚れているようならキレイにしてください。大きなキズならともかく、このくらい小さなキズなら脱脂とか

まず、マスキングテープでキズの周囲をマスクしていきます。

とにかく、塗料がキズからはみ出さないのが重要です。三枚目の写真を拡大してご覧ください。カンペキではありませんが、ゆがんだ五角形状のキズに極力合わせてマスキングしています。

そして、キズのところにタッチペンの塗料を乗せていきます。

色々調べたサイトでも塗料は少し塗っては乾かせて重ね塗ってゆく方が良いと書いてありましたし、ソウルレッドの場合、仕上げにクリア用の塗料を重ねる必要がありますから、なおさら塗りすぎて盛り上がらないようにしなくてはいけません。

上の写真のように、ホルツのタッチペンのフタにはハケが付いているのですが、今回のような極小のキズを塗るには塗料が多く付きすぎてしまいます。そこで、そのハケから拭ってやるような感じで少量の塗料を爪楊枝に移して、それをキズに乗せる感じで少しずつ置いてやります。

爪楊枝の先の塗料をチョンチョンと置いてやる

上の写真のような感じになります。はみ出しているのはマスキングテープの上なのでダイジョウブ。

そして、20~30分程度乾かせ、もう一度同じように塗料を乗せてゆきます。ワタシの場合は三回繰り返しました。その時の状態がこんな感じ。(ちょっとマスキングテープをはがして確認してみました)

三回重ね塗りしてもまだ凹みがあります
三回重ね塗りしてもまだ凹みがあります

三回塗り重ねましたが、爪楊枝で少しずつ重ねた甲斐あって、まだ本来の塗装面からみると少し凹みがある状況です。普通のカラーならこの凹みは不要ですが、何度も言いますが、ソウルレッドの場合はここからクリア塗料を乗せますからこの凹みが必要なのです。

というわけで、クリア塗料を先ほどと同じ要領で乗せます。乾かせつつクリアを重ねます。最後、クリアを乗せてちょっとまわりの塗装面より盛り上がったかなというところで爪楊枝の側面で盛り上がった部分を軽く慣らしてやりました。(本来ならここから一週間乾燥させて、ペーパーやらコンパウンドやらで仕上げるところですね)

で、ざっくり乾燥したら完成です。

仕上がりは?

お手軽な感じは結構ですが、仕上がりが汚いといけませんね。

ちょっと写真の色目が違いますが、同じ箇所です。わかりにくいから二枚載せましたが意味なかったかな……。とりあえずiPhone14Proで頑張って撮ってもこの程度です。光の加減によって多少黒っぽく見えることはありますが、そもそも凝視しないと気づかないレベルです。

ちなみに冒頭に書いたとおり、この次の日にKeePerコーティング再施工をして、その次の日からは山陰へ高速道路を使ってのロングドライブ。それから2~3週間の間には黄砂たっぷり入りの雨を浴び、ちゃんとした洗車、FLIP式バケツ洗車も経て現在に至りますが、表面を洗ったり拭いたりすることで、ますます馴染んでくれているような気がします。

というわけで、結論。

タッチペンだけで(一応)充分な補修が可能です!

まとめ

今回は極小のキズだったので、これでOKと思えるレベルの仕上がりになりましたが、もう少し大きなキズになると磨き工程なしでは厳しいと思いますので、そのような場合はこの記事は参考にされませんように……w

これだけソウルレッドに惚れ込んでいる自分ですが、マツダのメカニックの方の助言で良い意味で吹っ切れることができたように思います。もちろんこれからもできる限り美しさを保ってゆきたいとは思いますが、普通に使っていく上でついてしまうキズなどについては、ある程度寛容にならないとかえってストレスになってしまいかねません。

今回の補修では、よく見ればその跡が見えますので、カンペキではないのですが、少なくともキズからさびが出るとか、そういうさらなる劣化につながる芽は潰すことができたと思いますし、寛容な心でみればそんな補修跡もCX-3との思い出の1ページなのかなと思ったりします。

それではまた。

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*