CX-3と往く巡礼の旅 その4 - 西国番外 花山院菩提寺

どうもこんにちは。

花山院菩提寺ってこんなお寺さん

その他公式サイト記載の参加霊場

  • 西国薬師四十九霊場 第二十一番札所
花山院菩提寺

西国三十三所中興の祖と言われる花山法皇(元の天皇)が長く隠棲生活を送った地であり、御廟所があるこの花山院菩提寺は三十三所の番外札所として広く認知されています。

番外札所は公式のものではないようで、実際公式サイトにも掲載されておらず、どのお寺が番外札所なのかについて諸説があるようです。しかしこの花山院と法起院、元慶寺の三つの寺院は広く番外札所として認知されており、公式の納経帳にも掲載されています。

詳しくは以下のサイトをご覧ください

ロケーション&CX-3的オススメ度

住所 : 兵庫県三田市尼寺(にんじ)352番地
(下の地図の番外札所の項にあります。拡大してご覧ください。左上のでインデックスが表示されます)

CX-3で訪問オススメ指数 : 100%

見ての通り三田市街地から10㎞圏内といった立地です。一応、JR三田駅からバスは通っているようですけど、一時間に1本程度ですし、なんと言っても京都・大阪・神戸どこからでも来やすい立地ですし、道路事情的にも素晴らしいですからクルマで行くのが正解だと思います。

高速道路を使ってできるだけ早く行きたければ中国道神戸三田ICあたりが最も近いと思いますが、大阪・京都方面からなら新名神の川西ICで降りて県道12号から68号を通るルートがオススメです。(下の地図参照)

交通量も少なく、山間の広い道がつづく快走路です。二年連続でゴールデンウィーク中にもこのルートを走りましたが、ガラガラですw 神戸三田ICからだと三田市街地を横切って向かうことになりますから、ドライブ的な快適度では上のルートの方が絶対快適です。ランチの店を探したりしながらならこっちもアリかもしれませんが。

また、京都方面からでも亀岡まで行ってしまえば国道372号や477号を通って快適な下道ドライブで向かうこともできます。

ちなみにまた別記事で書くかもしれませんが、今回の参拝は花山院の他、西国二十五番の播州清水寺、二十一番の穴太寺を一日で回りました。ほぼ高速は使わずの約150㎞の行程でしたが、半日で回れてしまったくらいずっとスムーズでした。何度も書きますが、ゴールデンウイーク中で、しかも晴天の日です。

さて、そんなこんなで到着すると、県道から参道に入るところに大きめの駐車場がありますが、これはトラップです。足腰を鍛えたい人以外は参道を上がって山門前の駐車場に駐めましょう。

鬼傾斜です。CX-3だとほぼ常時1速でしっかりアクセルを踏まないと上がれないレベルです。実際大丈夫だと思いますが、傾斜のキツいところだといったん停車すると上がれなくなるんじゃないかと感じてしまうレベルです。軽自動車にデブ4人とかだと危ないんじゃないかな。

料金は「参道護持費」の名目で500円かかりますが、ちゃんとこの参道を維持してくださっているのだから喜んでお支払いしましょう。

訪問記

山門をくぐると山寺らしく即石段です。

そして、石段の上にはとても清浄な空間が広がっています。

以前来たときと同じ、とても手入れが行き届いた清らかな表情と部分と時を経て苔むすままに任せた歴史を感じさせる表情が入り交じっているのを感じます。厳かでありつつも清涼感にも満ちた空気感です。

実は、このお寺には昨年7月にもお参りしています。その時が初参拝だったのですが、その当時は観音巡礼というもの自体を知らず、当然西国三十三所のことも知りませんでした。とてもステキなお寺さんだなぁと思い、あとでお寺のことを調べてみて、はじめて西国三十三所のことを知ったのでした。

その時にも巡礼というものに興味は持ったのですが、ちょっと敷居が高いような気がして踏ん切りが付かずパスしてしまいました。でも今思うと昨年の参拝が巡礼をはじめるきっかけになったのだと思います。

お寺はとても眺望の良い山の上にあり、山寺らしい慎ましやかな雰囲気がある素晴らしいお寺です。巡礼とか関係なしに参拝されることをオススメします。境内の様子は以下の記事に写真も掲載して詳しく書いておりますので、ぜひご覧ください。

目次から花山院の項目へ飛べますよ

で、今回は番外札所への巡拝として伺いましたので、その観点で感じたプラスアルファをちょっと書いておきます。

境内には巡礼に関する掲示。

巡礼をしている人なら恐らく大概の人は知っていることながら、本来の御朱印は写経を納めた証としていただくものです。それがより庶民的になり、現在はほぼ参拝記念的なものになっているわけですが、あえてその本来の意味を掲示し、写経をお薦めされています。

また、ホームページ上でも「巡礼の予備知識」として、基本知識や心構えも説いていらっしゃったり、ご住職が巡礼に関する本を出版されていたりと、巡礼というものにとても熱心に……というより真摯に取り組んでいらっしゃる雰囲気があります。

西国三十三所としては正式な札所ではなく、あくまでも番外札所ながら、日本最古と言われる巡礼である西国三十三所の中興の祖であり、実質的に世に広めた花山法皇の思いを今に伝えようとするお考えがあるのかもしれませんね。

でも、決して敷居を高くしようという感じでもなく、限定御朱印なんかも配布されていたりと、親しみを感じさせつつきちんとして仏様との接し方を伝えようとされているように感じました。

御朱印

いただきました。

御朱印を書いていただいている間は、余計なことはせずに静かに待つのがマナーですが、こちらが黙っていても気軽におしゃべりしつつ書いてくださいます。

なお、冒頭にも書きましたが、ご覧の通り番外札所ながら公式納経帳にもちゃんとページが設けられていますよ。

ありがとうございました。

さいごに

とてもお気に入りになってしまった。花山院菩提寺さんです。

大阪北摂に住むワタシにとってはCX-3でのプチドライブにもちょうど良いロケーションですし、またお伺いすることになりそうです。

規模の大きなお寺ではありませんので、遠方からここをメインの目的地にして訪問することはあまりないと思います。しかしこのお寺に参拝しておけば、関西でお寺巡りをするならイヤでもぶつかる西国三十三所の名刹達に参拝したときに、より深い味わいを得ることができることでしょう。

あなたもCX-3で巡礼の旅に出てみませんか?

それではまた。

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