どうもこんにちは。
どうやらインドネシアでもCX-3の新モデルが発売されたようです。
NEW CX-3 PRO & SPORT in Indonesia
ソースはこちら↓ (MAZDA Indonesia 公式 - 2024年2月29日ニュースリリース)
サンルーフ付きとな!?
サンルーフを設定できるみたいですね。
……ついてるよ。サンルーフ。ワタシは別にサンルーフには興味ありませんが、日本モデルより良い装備がついているということで気になりました。
グレードはふたつ
1.5リッターガソリン車である「SPORT」と2リッターガソリン車である「PRO」です。これも日本ではなくなった2リッター車が生きているのですね。
価格はSPORTがRp.(インドネシアルピア) 399,900,000、PROがRp. 495,500,000となっています。1インドネシアルピアが現在約0.0094円ですので、円換算するとSPORTが約376万円、PROが約465万円となかなかの高級品です。
もっとも、今は円安ですので数年前あたりのレートで見るとおおよそSPORTで300万円そこそこ、PROで400万円くらいといった感覚ですね。やはり日本に比べると高い感じがしますが、日本で外車買ったら意味もなく高いというのと同じなんでしょうかねぇ?
奇妙な宣伝写真の謎?
基本的にPROがVivid Monotoneを踏襲したモデルになっているようです。プロモーションのお姉ちゃんも同じですしね。ちょっとした余興に、画像を比較してみましょう。と思ってやってみたら泥沼りました。
日本公式上の「Vivid Monotone」写真

Indonesia公式上の「PRO」写真

……写真反転させているだけですねw
いや、そうでもない。
ちなみに撮影場所はバックの建物から、東京は晴海埠頭だと思われます。クルマは間違いなくVivid Monotoneでしょうから、やはりPROグレードは(少なくとも外見的には)ほぼVMと同じと考えて差し支えないようです。
PROはナンバープレートをちゃんと海外サイズに加工していますね。また、車体後部のエンブレムの位置も直しているし、ビルのロゴは文字が逆に見えないように加工されています。ただよくわからないのが、どうやら反転されているのはVM(日本)の写真の方だということ。この場所の写真をご覧ください。
ほら、ドアの位置とビルのロゴの位置関係から明らかにインドネシアPROの写真がオリジナルで、日本公式版が反転させたものだとわかりますよね? それだけならまだしも、さらに不思議なことが。PROの写真が反転前のオリジナルだとして運転席をよくご覧ください。
左ハンドルですよね?
だから写真を反転させると日本公式の写真のように右ハンドルに写るのですが……。
- 日本で撮影しているのにわざわざ左ハンドル車を準備?
- インドネシアも右ハンドルなのに、わざわざ左ハンドル車を準備?
- ちなみにCX-3の主戦場となっている日本、東南アジア、オーストラリアなどはだいたい右ハンドルです
こう考えてゆくとそもそもなぜ左ハンドル車を用意したのかがわからなくなってきましたので、とりあえずさらに写真をじっくり眺め尽くすことに。
- 人物が服のしわまで完全一致なので全くの別撮りというのはあり得ないと言えるレベル
- 車体への景色の映り込みが完全に一致している
- 路面と照らし合わせても、停車位置も完全一致
やはり別の車両だとは思えませんが……そうするとそもそもなぜ左ハンドル車を準備したのかという疑問がわきますし、日本とインドネシアで写真を反転させる意味もわかりません。右ハンドル車を用意して、写真は共用すれば良いだけのように思います。何度も言いますが、インドネシアも右ハンドルです。
と、ここでとあることに気付きました。日本公式の写真を再反転させた比較画像です。
ホイールだけが違うんですよ……。明らかに上下の写真でズレてますでしょ?
なぜ……? なんで?
ちなみに前輪もホイールの位置がずれています。
【人物の完全一致具合から】元は同じタイミングで取られた一枚の写真
→ なぜホイールの位置が異なる?
【クルマへの映り込み・停車位置などの一致具合から】同じ車両で、ナンバープレートやエンブレムなどを画像修正している?
→ なぜホイールの位置が異なる?
ホイールの位置が違うということは、普通に考えればクルマを一旦動かしたか、別のクルマと入れ替えたと考えるべきでしょう。ただ、人物があまりに完璧に一致していることから、別のタイミングで撮られた写真だとはどうしても思えませんし、そもそもそんな手間をかける意味がありません。
残念ながらワタシの推理はここまでです。真相に気付いた人はぜひコメントなどでご連絡くださいませ。
……なんの記事書いてるんでしょうね、あたしゃ。
あ、ちなみに建物の壁に伝っている排水パイプも修正して消えてます。やっぱプロの仕事は違いますねぇ。
なぜインドネシアの新型CX-3を取り上げたのか?
確かに嬉しいニュースではあるものの、ある程度VMの流れに乗ったものですし、それほど騒ぐことではないようにも思います。
それでもワタシがこのニュースをお伝えしたかったのは、インドネシアでは「CX-3が最も売れているマツダ車」だからです!
え? 聞こえませんでしたか?
仕方ないなぁ。
インドネシアでは「CX-3が最も売れているマツダ車」な・ん・で・す・よっ!
ふぅ……満足です。
インドネシアでは「CX-3が最も売れているマツダ車」なのだ
インドネシアでは(たぶん)2017年からCX-3は販売されています。当初年間800台オーバーあたりだった販売台数は順調に右肩下がりで2020年には330台と低迷したようです。
ところが2021年にSKYACTIV-G1.5搭載のガソリン車が発売されて大きく風向きが変わったようです。2021年にははじめて年間1000台を突破し、2023年には今までインドネシアのマツダ車市場を牽引していたCX-5を抜き去り実に1819台を販売しました。これは台数ベースで、インドネシアで売れたマツダ車の約35%となります。
確かにインドネシアではマツダ車全体のマーケットが小さいっちゃ小さいんですけど、それでもCX-3がマツダ車を代表するクルマだって言えること自体が嬉しいじゃありませんか。
いやもうインドネシア最高! 好きさインドネシア。
他にもCX-3は東南アジアでは結構売れていますし、オーストラリアでも大人気です。そのあたりはまた取り上げたいなと思いますが……。
まとめ・日本でも好調のCX-3!!
というわけで、はるか遠いインドネシアでCX-3がスゴいんだぞというお話を延々としてきたのですが、日本でも2024年2月の販売台数が1400台を超えたというニュースが入ってきました!
おそらく1400台を超えたのは2021年の12月以来だと思います。やはりVivid Monotoneと新世代マツコネ搭載の影響でしょう。元が素晴らしいクルマで、度重なる商品改良で熟成され尽くし、最新の安全装備などもてんこ盛りで、唯一古さを感じさせる象徴だったマツコネが新世代型へ。
売れない理由が見つからないんですが?(あるとしたらディーラーさんの力の入れ具合だ!w)
今年の売上推移からは目が離せませんね。
また何かトピックがあればご報告いたします。
それではまた。
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