三年近くの年月を経てUOに復帰。
偉そうに復帰と言っても、元々一年弱しかやってなかったわけですが。
(アカウント歴の)若さに任せて突っ走っていた三年前。ちょっとしたいざこざが元で何となくやる気を無くしてすぱっと休止。その後数多くのネトゲを渡り歩くも、元々レベル上げゲームは気持ちが新鮮な初めのうちしかハマれないし、やればやるほど結局根本的に似たようなゲームばっかりだという結論に落ち着き、途方に暮れておりました。
それでも一度やめてしまったUOに戻るのも……と、二の足を踏んでいたのですが。
二の足をだすのをためらい、迷うようになった時点で、運命は決まっていたようです。
というわけで復帰しました。
入っていたギルドは、アクトを見るとほとんど動いていない状態で、なおかつ発作的にいきなりやめてしまった後ろめたさもあり、脱退しました。知っている方がよくインされている状態なら声をかけてからとも思ったのですが。
なんだか、町が騒然としています。
ヴァーチュベイン軍との死闘が真っ盛りだったようです。
当然話しについて行けてなかったワタシですが、とりあえずイベントらしきものには行っておくか……と、非業の最期を遂げたドーン女王のお葬式に……あまり考えてなかったので、真っ白な服で行ってしまいました。で、色々あって、埋葬。
その時も立ち会ったのですが、次の日にもう一度ひとりで赴くことに。
ハート型にあしらわれた草花が、可愛らしくも故人を偲ぶ思いに拍車をかけます。
それと同時に、改めてゲームとは思えぬ深みのあるこのブリタニアの地で生きてゆく気持ちも強くなりました。
が、そもそも歴が浅く、ギルドも抜けてしまったワタシには知り合いは皆無と言ってもいい状態からの再出発です。
気ままに、でも淋しさを感じつつ、探偵リヒトのキャラクターでうろつきます。
すると、ある場所でいきなり声をかけられました。
「探偵のリヒトさんですか?」
そりゃあビックリです。
なんとその方は読者ですよ、とのお言葉をワタシに下さいました。
最後の出版からすでに三年近く経とうというのに……。
確かにこの自由なUO内でも、ワタシの作品ほど長編の小説を発表している方は少ないと思いますので、何となく覚えている方がいても不思議ではありませんが……それにしても、普通のネトゲなら三年なんて大昔です。そんな中、PDにもまだ何も書いていない「Licht」の名前のみを背負ったワタシに声をかけてくださる方がいるとは……。
月並みな言い方ですが……感動の瞬間でした。
その時が「Licht & FLIP Detective Office」の再興を本気で誓った瞬間だったのでしょう。
そして、今。
場所が変わったりはしましたが、無事に店舗をオープンすることができました。
とは言え、現在のところ、過去の三作品を復刻したに過ぎません。
新作をだしてこそ、本当の復活だと思って頑張りたいと思います。このサイトもまだ開発途中ですが、随時情報を掲載しますので、どうぞよろしくお願いします!