こんにちは、FLIPPYです。
昨日、緊急告知させていただきましたとおり、Pop Up Market In Moonglowにて新刊の先行販売をさせていただきました。
Naominの執筆と校正作業が当日昼までかかり、そのあとワタシがイベント直前まで製本作業に没頭するという強行スケジュールでしたが、何とか間に合って一安心でございました。
一週間前、(差入れがもらえるから)お気に入りのニューヘイブン銀行バックヤードで執筆を開始した時は、こんな感じで余裕だったNaominも
今朝11時には、作家っぽい悲鳴をあげつつ、本気の締切前モードに!(でも、差入れは募集中)
そんなこんなで、なんとかお菓子時には執筆&構成を完了させたのでした。
下の画像でおわかりの通り、たくさん差入れをいただきました。ありがとうございます!
で、そのあとはワタクシFLIPPYの独壇場。
製本平社員のあんずっこを招集し、必死の製本作業が続きます。
なんと言っても、今回はこの日のマーケットに合わせたムーングロウでの物語になっているため、何が何でも販売にこぎ着けなくてはなりません。
そんな苦難を経て、なんとか製本も完了。
ワタシは久しぶりのひみつショップ営業に心躍らせ、ムーングロウに向かったのでした。
ひみつショップとは、マーケットなどのイベントの動員をあてにしつつ、あえて会場からつかず離れずな場所で隠れるように営業するという、マーケット中心部を盛り上げたいと願う主催者様からすると迷惑極まりない行商スタイルであります。
が、2011年春「サクラサク♪お花見大宴会2011」の片隅で「マル秘温泉秘密ショップ」を営業し、長い眠りから覚め行商を再開、その後数々のひみつショップを続けて参りましたので、あえて空気は読まない方向で。
*~*~なつかしのひみつショップ写真館~*~*
マル秘温泉秘密ショップ
サスペンスショップ「ダンガイ&ゼッペキ」
ひみつショップ「路地裏の散歩者」
ひみつショップ「海の家の管理人は見た?」
ひみつショップ「陸の孤島」
……というわけで、独りよがりなノスタルジーは置いといて、今回のひみつショップの場所を物色するワタシでしたが、ムーングロウの街の中心部は、かなりシンプルなんですよね。建物の配置も、建物の構造も。なかなか隠れ場所が見つからず、焦るワタシ。
しかし、開催の時間は刻々と迫ります。
というわけで、肉屋を占拠しました。
ひみつショップ「肉は肉屋、本は本屋」堂々のオープンです!
肉屋と本屋の夢のコラボが実現です。
とまあ、バカなことをやってるうちに、マーケット開催です。
ワタシが知る限り、Sakuraでの大々的なマーケットはずいぶん久しぶり。ワクワクしつつ会場に駆けつけますが……。
出だしは人もまばらで、正直不安な幕開けでした。
ですが、ひみつショップはそれなりに順調です。実は開店前、時間がないところわざわざうちの新刊を買うためにインして下さった方のご来店もあり、それが呼び水となったのでしょうか? なかなか順調です。
あんず社員も宣伝のルーン撒きに走り回り
ヘイブンの闇商こと、ちゃんさまも姿を変えてお忍びにいらっしゃったり
いっつも、こっちが恥ずかしくなるくらい熱烈に応援してくれるしおりさんもやって来たり
マーケット運営の合間に来て下さる方があったり、たまたまこの魔窟に飛び込んでしまって、買わざるを得ない雰囲気に負けてしまう方があったりと、(残りを店頭用にと思って)たくさん印刷した新刊も、在庫わずか!
もちろん、ひみつショップ名物の、覗いた瞬間固まって微妙な笑顔と共に去って行かれる方もそれなりに……。
でもまあ、それも含めて、久しぶりのひみつショップ営業を満喫させていただきました。
そして、こんな一幕も……。
↑ 遅れて絵描き行商として参戦のギルドABBの大ボス、クリスサンと、さわやかに描いてくれと無茶な要望を出すヘイブンの闇商。
唯一残念だったのは、お金が足りなくて買えないという方も複数いらっしゃったこと。
しかし、当店も本の売り上げで一族郎党生活しておりますし、今までにもたくさん「お金を貯めて買いに来る!」と言ってくださった方もいらっしゃいますから……ここは定価販売の方針をあえて貫きました。ぜひお金を貯めて再びご来店いただけることを夢見ております。
……と、ここで聡明なワタシは気付きました。
なんか……妙に繁盛しすぎてないか?
もしや!
というわけで、会場中心部へ駆けつけてみると……まあ見事に人でごった返しています。
不覚にもSS撮り忘れましたが、行商もたくさん、くじには長蛇の列……まさに祭り!
やはりみんな、お祭りが好きなんですねぇ。素敵な光景です。
しかも、ワタシ的に嬉しいのは、本文化の普及に熱心な庭梅さんが催事請負されているだけあって、本屋さんの出店も目立っていたこと。あまり会場内をゆっくり見る時間はなかったのですが、とりあえず戦利品!
kobutorijiisanさん著 : WildFancy Story
Yumemiさん著 :
- AIは恋心を抱くのか
- ブリタニア恋愛帳
- いろは忍法帳
読ませていただくのはこれからですので、感想は書けませんが、タイトルや装丁を見ただけで、作者さんや作品のタイプが浮かんでくるような、魅力的は作品達です。
やはり、本文化はこの世界には欠かせません。ライバルが増えると、うちの売り上げも下がりそうですので、手放しで喜んでばかりもいられないわけですが!
そして、ついにマーケットもフィナーレへ。
新たに始まった首長制度に基づき、ムーングロウ首長からの依頼という形で実現したこのイベント。やはりブリタニアの世界はこうでなくっちゃと思わせてくれる、素晴らしいイベントでした。世界の仕組みに乗っかるのも乗っからないのも自由。でも、乗っかってこその楽しさがあるのは間違いない。そう思わせてくれるイベントでした。
画像は切れていますが、上の方には例のごとくくじに並ぶ長蛇の列もあったりします。
市政よりも、自分の市のイベントよりも、我が子の世話に心奪われている首長さまと、首長さまの数倍堅苦しいごあいさつを披露される庭梅小路町長さまの見事なコントラストでイベントは締めくくられました。
お疲れさまでした!
ワタシはそっと会場を離れ、ひみつショップの撤去作業を開始。
スカスカになった在庫入れをのぞき込み、ため息ひとつ。
「こりゃまた……増刷大変だなぁ」
でも、やっぱり、笑顔は隠せないワタシでした。
というわけで、この日先行発売いたしました探偵リヒトの事件簿シリーズ最新刊「とけない魔法」
近日中に店頭での販売を開始いたします。
それに合わせて当サイトでの告知と内容紹介も掲載いたしますので、お楽しみに!
ではまた。
FLIPPY