ひみつショップ 路地裏の散歩者 in さくらまーけっと

こんにちは、FLIPPYです。

昨日の日記でお伝えしたとおり、今回も満を持して当店自慢の小説達をゴキちゃんに詰め込み参戦して参りました!

「第59回さくらまーけっと with 第7回桜納涼花火大会ぜんとでぽん!」

アンズ師匠の命令で黒着物に着替えたワタシは、無理矢理持たされた青扇子を両手に、まだ人のいない禅都を走り回って今回のひみつショップ候補地を探します。

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扇子をオカマっぽくフリフリしつつ走るその姿には、我ながら幻滅です。

禅都は言うまでもなく、和風情緒漂う町。NPCもいっぱいだし広大なお屋敷も多い……のですが、かえってどこに店を開いても町の風景に紛れてしまう感じで納得できません。途方に暮れるワタシでしたが、ひらめきました。

和風の町 → 京都 → 路地(京都中心部は車の入れないような細い路地が至るところにあるので有名です)

そして、ふと辺りを見回すと……

そこには禅都を周回する壁と武具を販売するお屋敷の隙間にある細~い路地があるではないですか。しかもその路地は、花火大会が催される禅都大橋へ続く町の出口のすぐそば。

「これだ!」

会場と微妙に離れつつ、しかも花火会場の近くで人通りは見込める……そして何より「ひみつ」な場所!

そんなわけで早速お店のセッティング!

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そして、満を持して、ひみつショップ「路地裏の散歩者」営業開始です!

………………

…………

人が来ません。

いや、花火会場とマーケット会場の間に位置しますので、人通りは予想以上に多いのです。が、気付いてもらえない。写真ではワタシの姿が見えていますが、実際この路地から出ると、左側のお屋敷の屋根と、右側の禅都外周の屋根のため、全く見えません。というか、路地があることすらみただけではワカリマセン。

お一人、たまたま気付かれた方はいらっしゃいましたが、何か妙に哀れむような優しいごあいさつを残して去ってゆかれました。

これはいかん。

ひみつショップは、気付いてもらってこそひみつショップなのです。

そこで一計を講じました。

なんと言っても当ひみつショップは推理小説を売るお店。道行く人に暗号で手がかりを与えようではないか!

…………できた。

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地面に残された、謎のルーン!……しかし、よく見るとその形は何と矢印に!!

もちろんこの矢印の下、白い屏風の右側から入った路地の中がお店です。

なんて素晴らしい矢印……いや、暗号!

こうして見事な仕掛けを施し、ご満悦のワタシは、再び路地の中でお客様を待つ。

待つ。

……待つ。

通りすがりの人が立ち止まります。

ルーンを拾ってどこかへ行きます。
ワタシは泣きながらルーンを並べ直します。

通りすがりの人が立ち止まります。

矢印に沿って近づいてきます。「うわ。怪しいw」と言い残し走り去ります。

通りすがりの人が立ち止まります。

矢印に気付き、お店に気付き、なぜか遠回りして走り去ります。

すでにやさぐれたワタシは、合同酒場で奮闘するアンズ師匠からの物資の依頼にも「もうお店開いてるから動けん」とつれない返事を返します。まだ見ぬお客様を夢見ながら、ふてくされて座り続けます。

そんなワタシも、路地の湿った空気に嫌気がさし、しばし路地から外へ出て、辺りを見回し、深呼吸。続いてため息。

肩を落として路地に戻ったワタシ。

ですが。

そこにはなにやらみどり色の物体……?

「ケロ」

かえるさんです。

この際、人間でなくても!(失礼)

潤む瞳で見つめるワタシのプレッシャーに耐えきれなくなったのか、第一巻お買い上げ! ありがとうございます!

 

そして、これが呼び水になったのか、このあとはやたら繁盛いたしました。おかげさまで最終的にはほぼ売り切れ状態に。

途中、フラーリさんが寄って下さって、物書きについて色々お話しできたのも大収穫でした! スモーキーなお酒も売っていただきましたしね^^

そうこうしているうちに、宴もたけなわ。花火大会です。

我らABBのメンバーも集まって、その風情を堪能します。

 

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うーん。

きれいだった。

ひたすらあがり続ける花火を見上げるワタシのそばを、涼やかな風が通りすぎたような気がします。

ニッポンの夏。

運営の皆様、お疲れ様でした。

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