前回、宇宙庶民のふりっぷはビギナーズラック的な感じで初の探検にてそれなりの戦利品を持ち帰ることができました。ここは当然調子に乗るべきところですね。というわけで本日も探検へ。
前回と同じようにJitaから数ジャンプのところでプローブを飛ばします。……今回もワームホールが見つかりました。もう手慣れたもので、不用意に近づき、目の前に広がる宇宙の穴に不用意に飛び込みます。そして不用意にも飛び込んだその場でスキャンを始めてしまします。
数分後、きっちり墜とされてしまいました。
ワームホールではローカルの滞在者がチャットウインドウで確認できないのでDスキャンとかで細心の注意を払うようにとどこかのサイトで書いていたことをちょっとだけ思い出しましたが、たぶんそれ以前の問題ですね。先日の初探検のあと、少しワームホールについて調べてみたのですが、それぞれのワームホールには固有のIDがあり、ただし誰かが通ってきた穴の裏側には「K162」というIDが割り当てられるとのこと。
今回通った穴はその「K162」だったので、他の誰かが使っていることは確実で、場合によっては向こう側で待ち伏せされていることもあり得るわけです。なのにワタシは穴を通り抜けたその場所でプローブを展開してちまちまスキャンしていたのですから不用心であることこの上なし。
ただ「危ないよ」と噂では聞いていたけれど、実際体験してみないことには実感がわかないのも仕方のないことで、ワタシはコレを良い経験として今後は気をつけようと思ったのでした。
そんな感じですからそれほどのショックもなく、再びImicusを探検仕様にFitして再出撃。面白ければあまり損得を考えない、いかにもお金持ちになれない人の思考回路です。
で、またもや見つけたのはワームホール。もちろん今度は細心の注意を払ってスキャンする心づもりです。
きちんと入る前にワームホールの情報も確認。……なになに?
「このワームホールは寿命が近づいています」
(細心の注意を払っているはずの心の声)「……んー。まあ小型のImicusだし、一回くらい大丈夫だよね」
というわけで飛び込みます。なんだかやたらいっぱいシグネチャがあってほくほく気分でプローブを展開……せずにまずは今はいってきたワームホールの位置を保存して、安全そうな場所にワープ! この辺ちゃんと学習効果が出ていますね。
そしてプロービングを開始し、順調にシグネチャを特定してゆきますが、残念ながら遺物サイト・データサイトが見つかりません。暇を持て余して戦闘サイトに偵察に行ってみますが、ライトドローンしか積んでいないので偵察のみで引き上げます。先ほど保存したワームホールへ。
……ん?
そこに広がるのは、なにもない宇宙空間。
ちょっと! ワームホールどこ!? どこなの!!?
プチパニックに陥ったワタシですが、なんとか現状を冷静に分析! たしかワームホールの寿命が近づいているとかなんとか……ああ、それだ! っていうか、そんないきなり消えちゃうの!? Imicusだよ!?
ワームホールは開通(誰かが初めて通過)してからの「時間経過」と「通過した艦船の質量累計」のどちらかの条件が満たされると消失します。さっきの画像で書かれていた中では……
- このワームホールは寿命が近づいています
- このワームホールは、多数の船が通過したため安定性が大きく損なわれ、崩壊しつつあります
この二つが消失条件に関する記述で、両方ともこのワームホールが風前の灯火であることを教えてくれています。この消失条件を含むワームホールの記述について詳しくはこちらをご覧ください(EVE Online Japan Wikiさま)
ほほぅ……時間的にも質量的にも限界だったのね……。いいさ……また一つ勉強になったよ……。
と強がりを言うものの、どうすればいいのかとっさには出てきません。しばらくワームホール内をさまよいつつ考えていると、ようやく当たり前のことに気がつきました。「出口がないわけないんだし、他のワームホールを探せばいいんだ!」
まったくもって当たり前のことではあるのですが、これがパニクる初心者というものです。気を取り直し再びプロービングを始め、いくつかのワームホールを見つけますが、直接ハイセクやローセクなどの通常空間につながっているものが見つかりません。(さっきのワームホールの記述に行き先の大まかな種別も記載されています)
しかたなく他のワームホール空間へ移り、同じようにスキャンして……を4回ほど繰り返し、ようやくです。
ローセクにつながっているらしい穴を見つけ、とにかく速攻で飛び込みました。そして無事、通常空間へと帰還したワタシは地図を広げます。
まぢで……?
カルダリのJita周辺にいたはずが、ガレンテを通り越し、アマー帝国を横断し、ヌルセク一歩手前のDomainリージョンのZiriertなる地に出てきました。いやまあこういうこともあるってわかってた。わかってたけどいざ体験してみると、なんだか絶望的な気持ちになります。
とりあえずJitaへは最短距離で20ジャンプとのこと。まあ帰るしかないのでとぼとぼと帰路につくのでありました。しかし、またまた気を取り直し、せっかく人口密集地から離れたんだからと、色々探検しながら帰ることに。そこでようやく本来の目的であったデータサイトを見つけ、無事攻略。敵もいたけどライトドローンでなんとかなった。このへんドローン艦MyrmidonでLv3を回していた経験がモノを言って、うまく傷ついたドローンを入れ替えながら戦えたと思います。
こんなことをやりながらの帰り道。さすがにワームホールは無視していたのですが、たまたま見つけたとあるワームホールがハイセク宙域に接続されているとのこと。まだ安定していそうだったので、とりあえず飛び込んでみることに。変なとこにでたら戻ってくればいいんだから。
結果。
いきなりJitaから数ジャンプのところへ……まぁ、いいんだけどね。
そんなわけで、今回ははじめに撃墜、そのあと迷子と散々な探検行となりました。当然のごとく大赤字なのですが、以下のような教訓を身をもって学ぶことができたと思えば精神的黒字と言えなくもない。いや、言えないな。でもまあ勉強になったのは確か。プロービングがだいぶんスムーズにできるようになったし、Dスキャンも初めてまともに使ってなんとなく使い方わかったしね。そんなわけでずぶずぶの初心者さま向けに本日の教訓を残しておきつつ、今日はここまで!
本日の教訓
- プロービングはゲートやワームホール入ってすぐの場所でやっちゃダメ
- ワームホールでは周辺をDスキャンして索敵を
- ワームホールの情報はちゃんと読め!
- 探検家たるもの、変な場所に出たらむしろよろこぶ図太さを持て
- プロービングは慣れるしかない。慣れたらたいしたことない
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