MMORPG EVE Onlineの情報。初心者向け情報、プレイ日記やニュース、そして国家・人物・歴史・社会・文化・経済・物語などのバックストーリー翻訳。
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宇宙庶民、ミステリーツアーへGO

宇宙庶民ふりっぷは旅支度をしていた。

製造部門を任せたなおみん博士が思いのほかがんばっているため、がんばって稼がないとブループリント代がでない。というか、ちょっとがんばらないと格好がつかないのである。

さあ何をしようか。一番堅実なのは戦艦に乗ってのLv4セキュリティミッションか。ただあれは、堅実ではあるけれど内容的にも稼ぎ的にも驚きに満ちていないのだ。しばらく考えたふりっぷは顔を上げた。

やっぱ探検かな……?

初めての探検ではビギナーズラックで少し稼げた。
二回目の探検では迷子になったり墜とされたりと、稼ぎは経験だけという結果に終わった。
どちらにしても、今までは金策と言える結果には遭遇したことがないけれど、探検で結構稼いでいるという話も最近ちらほらと耳に入ってくる。

よし、ちょっと本格的にチャレンジしてみるか!

そう思い立って探検用のImicusを整備しながら考える。
たぶんこの辺でちょこちょこっと探検してみてもそんなに稼げないだろうな。過去二回という輝かしい探検経験からそんな風に思ったのだ。
噂話を聞いていても、探検するならローだのヌルだのといった物騒な声が聞こえてくるけれど、先日ローで戦艦を墜とされたトラウマが癒えたとは言えないふりっぷはなかなかふんぎりがつかないのだった。

しばらく煮え切らない感じで悩んでいたふりっぷだったが、Imicusがきれいに磨き上げられた頃、ようやく決心がついた。

「よし! ミステリーツアーだ!」

こう見えて決心がついたら行動は早いふりっぷである。
Imicusに妙に高額な部品がついていないかを真っ先に確認。これで墜とされても泣かないでいられる!
そして宇宙地図を眺めて行き先を検討……しない! だってミステリーツアーだから!

とりあえずワームホールに飛び込んで、ある程度の辺境に行ければそれでいい、ふりっぷはそう考えていた。
Imicusは足は速いがやわらかいし武装も積んでいない。それでもしっかり稼ぐためにはハイセクにこだわっているわけにも行かない。ならばまずは敵に会わないのが優先事項。そしておそらく辺境の方が海賊(プレイヤー)に会う可能性は低くなるだろうし、探検の目的である遺物サイトやデータサイトの競争率も低くなるはず。

意外に今まで墜とされた経験をしっかり踏まえているふりっぷなのであった。

Jitaのなおみん博士に声をかけると、ちょうどブループリントの研究でしばらく時間がかかりそうとのことだったので、彼女には少し長い修行と金策の旅になると伝える。気分はミステリーツアーであることはナイショにしておいて、彼は胸を張った。

さあ、ミステリーツアーに出発だ!

まず彼はJitaから二つ飛んでAnnaroへ。そこでプローブを飛ばし、未知の空間につながっているワームホールを特定し、躊躇なく飛び込んだ。

帰り道がわかるようにワームホールをくぐったあとにその位置を保存しておくことも忘れない。気分はベテランの探検家のふりっぷだ。そしていくつかのワームホールをくぐるなかでも探検できる場所がないかを探してみる。もしこれで儲かれば遠くに行かなくてもいいよね、という色気が出た故の行動だったけれど、いくつか見つけたデータ・遺物サイトにはしっかり敵(NPC)がいる。ドローンを飛ばして様子を見てみたが、ちょっとどうにもならない感じだ。

やはり当初の計画通り、辺境を目指すしかない。やはり楽はできないのだ。そう思いつつ、ついにローセク行きとおぼしきワームホールをくぐって通常空間へ。

ふぅ……ここはどこかな……?

地図を開くとそこでは今自分がいる場所が光っている。

Ve……Vehan?

Jita-Vehan
Jita-Vehan 思えば遠くへ来たもんだ

Jitaから見ると、カルダリを越え、ガレンテを横断し、アマーもほぼ縦断したかなりの辺境だ。確認するにJitaからは最短航路で23ジャンプとのこと。以前、初めてワームホールをくぐっていきなりアマー辺境に出たときは泣きそうになったふりっぷだったけれど、そんな経験が彼を強くした。

むしろ望むところと言わんばかりに不敵に微笑むと早速行動を開始する。ローカル宙域には自分の他はふたり……か。思った通り少ないけれど、用心は大切だ。念のためワームホールから天体へワープした上で、プローブを飛ばし、クローキングデバイスを起動、姿を隠した上でシグネチャの解析を開始した。もちろんDスキャンでの周囲警戒も怠らない。


念のためですが……

先にクローキングしているとプローブを飛ばせませんが、プローブを飛ばしたあとにクローキングしてそのままスキャンすることは可能です。


このシステムにはシグネチャが多数存在しているものの、なかなか目標のデータ・遺物サイトが見つからない。……が、ついにデータサイトを発見。プローブを回収し、現地へ急行する。探検の始まりだ。

Vehanにてデータサイト発見
データサイト発見

到着してみると、敵もいない静かな空間で、お宝がありそうなタワーがいくつか漂っている。ハッキングもあいかわらず細かいことはわかっていないが動物的カンでクリア。本日初のお宝をゲットしたのだった。

推定1.3M。宇宙庶民にとってはお宝なのだ

これで気を良くした我らが宇宙庶民。次の行き先をどうしようかと再び地図を開く。

今いるVehanはアマー辺境だけど……そこからすすっと視線をずらしていくと、そこにはどこかの領土であることを示す色がない、灰色の星系が連なっている。

ヌルセク……。

まったく武装を積んでいないフリゲートで、しかも駆け出し探検家が単独で飛び込んでなんとかなるのだろうか? 想像もつかない……が。地図上灰色で表示されているその謎めいた星系群は、ミステリーツアー気分のふりっぷを魅了してしまったのである。

あらためて気合いを入れ直して、今後の方針を確認する。

このままアマー辺境を踏破し、Hophib星系からヌルセクD4KU-5星系へ。
その間、ハイセクを除く各星系でデータ・遺物サイトを探検する。
ヌルセクに入る前には一旦探検の成果をステーションに預けること。
そして、ヌルセク侵入後は……なるようになれだ。

D4KU-5星系までは20ジャンプ。その間ほとんどがローセクである。高性能地図で改めて確認すると、直近の撃墜情報が見当たらないのが救いだけれど、ここはローセク。墜とされたら探検の成果もパーになってしまう。なおみん博士に気の利いたブループリントを買って帰るためにも細心の注意を払うことは欠かせない。
場合によっては途中のステーションでも荷物を預けるくらいの慎重さが必要か?

Vehan-D4KU-5間航路
初のヌルセクまで20ジャンプ

こうして宇宙庶民ふりっぷのミステリーツアーはヌルセクへ向けて舵を切ることとなったのだ。

根っこ
宇宙にはよくわからないものがいっぱい

順調に冒険は進む……。見つかるお宝も良い感じになってきた。

収穫の秋
うっはうは
収穫の夏
うはうはうっは
まだまだ収穫
うっはっは

もちろん失敗もあるけれど。

お宝爆発四散

きれいな光景だからイイジャナイ。

そんな感じで、警戒は怠っていないのになぜかのんきな探検行は続き、到着したのは、とりあえずの目的地 D4KU-5 から4ジャンプ手前のここ「Bapraya」

今までの星系に比べシグネチャが多い。もちろん今までもそういうところはあったけど、だいたいが戦闘サイトやワームホールだったので、期待しすぎずにプロービングを開始するふりっぷ。

お……? おお? おおお?

なんとデータサイトひとつに遺物サイトみっつの大当たり。でもこんな時こそ落とし穴に注意。

一旦星系内のステーションに立ち寄り、今までの戦利品を預け英気を養う。この余裕が慣れてきた証拠。そんな風に思うふりっぷだった。

つかの間の休息
つかの間の休息。ステーションへ。

そして、しばしの休息ののち、攻略開始!

戦利品も良い感じだけど、その分ハッキングにも苦労する。あちこちに仕掛けられたトラップをかいくぐったり正面突破したりしながらこじ開け続けます。

ハック中……ハック中……
左上から左下へ。すっごい遠回り

そしてついに4サイト攻略完了。それまでの戦利品を預けていたのでこの星系での成果がよくわかる。

Baprayaでの成果
バンザイ

推定価格24.5M!!

一旦さっきのステーションへ戻って、本日の成果をまとめてみると……

本日の成果
バンバンザイ

推定価格約60M!! なんかちょっと変わったブループリントもあった!

ここでどっと疲れが出たふりっぷはこのステーション「CreoDron Factory」を本日の宿とすることにしたのだった。

横になったふりっぷは眠りに落ちながら今さら思い出す。

今日通ってきたワームホール……たぶん帰るときにはもう使えないよね……zzz。

ここBaprayaからJitaまで最短ルートで33ジャンプ(ヌルセク地帯を横断して)ということを知らずに眠りに落ちたふりっぷ。明日は初めてのヌルセクだ。

果たして無事に帰還し、なおみん博士にブループリントを買って帰ることができるのか?

Jitaに帰るまでがミステリーツアーです。

そんな言葉と共に次回へ続く!


初心者の方はご注意を。実際探検で稼いでいる方は、桁が違うようです。この記事はあくまでも初心者による探検だということでご理解下さいね。

帰るときはまたワームホールをくぐって、と思っていますが、都合の良い場所に出てくれるでしょうか?
たまには墜とされることもあるでしょうが、今回はなんとか無事に帰りたいものです。

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