どうもこんにちは。
他の記事にも書いたと思いますが、お仕事では社用車も何台かあり、ワタシもたまに乗ります。でもさすがにCX-3を購入してからはまったく他のクルマには乗っていませんでしたが、最近ふと思い立って、CX-3を出さずに他の社用車に乗って京都市内を回ってきました。
クルマは某デッカい会社の人気コンパクトカーです。良いことは書かないだろうから車名は伏せておきますね。
もちろんCX-3を買う前もある程度は乗っていました。その頃は漠然とした面白くなさを感じつつ、毎度テンションを下げながら「だからクルマはイヤなんだ」とつぶやきながら移動していたものです。その面白くなさを細かく分析する気にすらならないくらい、乗っていてつまらなかったのです。
そして今回、CX-3に約3,000キロほど乗ってある程度慣れてきたかな、というタイミングで久々にそのクルマに乗ったのですが……。以前とは違って、なぜつまらないのかが、手に取るようにわかりました。
まず、典型的なコンパクトカーらしいエクステリア。なんだか上から押しつぶして、キャビンがボンネットにはみ出てきたようなイメージ。もちろんその分居住性が高いとか言うんでしょうけど、カッコ悪いものには惹かれない。
インテリアもとてもチープですが、これはグレードが低いのもありますし、一応ちょっとだけ弁護しておくと最新型ではありませんしね。(CX-3も年数経ってるんだから別に不公平でもありませんが)
でも、このエクステリアやインテリアだけの問題ではありませんでした。
実は今回、CX-3で学んだドライビングポジションや、iDMでしごかれた運転技術を他のクルマでも実践してみようと思って、それなりに前向きな気持ちで乗ったのです。
ところが座った瞬間に、これはちょっと無理かな? と感じてしまいました。CX-3の場合、よく言われることですが脚を自然に伸ばした位置にアクセルペダルがあり、しかもそれがオルガンペダルゆえに最高にフィットします。だから脚の位置からシートの前後位置がピタッと決まり、そこからシートの角度、ステアリングの位置を調整して自分に最もフィットしたポジションを定めることができます。
ところが、コチラのクルマは、アクセルの位置に脚を置いても別にそれが快適なポジションでもないので、そこにシートを合わせてもなんとなく窮屈で、かと言って他にハマるポジションというのもなく、とにかく楽な体勢を……ということでムダにシートを後ろに下げることに。
さらにシート角度も、CX-3のように立たせ気味にして骨盤を立てたスタイルを……と思っても、明らかにシート形状がそのような姿勢に対応しておらず、不自然さを感じます。仕方ないのでとにかく楽な姿勢を求め、ムダにシートを倒します。
シートを変に下げて、倒して、もう完全にだらけきったスタイルです。しかも、クッションの問題もあるかも知れませんが、こういう姿勢だと腰を中心にすぐに疲れてきます。この日は京都市内のみ、せいぜい10~20キロくらいの道のりでしたが、早く帰りたくて仕方ありませんでした。
あとは、走りですね。
誤解のないように言いますと、さすが某巨大企業の人気車種。運転がしにくいわけではありません。素直に走り、素直に曲がる。まさに万人向けです。しかしCX-3に(これは「マツダ車に」と言った方が正確かもしれませんね)慣れていると、とにかく面白くない。
何が面白くないかというと、アクセルもブレーキもハンドリングもすべてに個性がなく「漫然とした走り」という言葉がぴったり合う感じ。根本的にCVT(無段変速車)だからというのもあると思いますが、なんだかそれだけじゃないんですよね。誰が乗ってもおんなじ走りになってしまう感じというか、自分なりにクルマを操る楽しさがないというか……。
この記事の趣旨は、「他のクルマ」をけなすことではなく、CX-3を誉めることにあるのですが、ちょっとディスりすぎましたかね。でも、それだけ明確にその差を感じたということなのです。それでなくとも専門知識皆無のド素人ですから、よっぽどはっきりと感じていなければ、他のクルマをディスったりしませんよ。
結局のところ、CX-3の素晴らしさを改めて実感はしたのですが、それと同時にその某車種やそのあたりの車種がなぜこれだけ売れるのかが余計にわからなくなりました……やっぱり「実用性」「居住性」なんでしょうね。
そういうのってなんだか寂しいなと思いつつ、そういえばほんの少し前まで、ワタシ自身がそんな感じだったことを思い出しました。まったくもって申し訳ない。クルマに対して楽しさやワクワク感なんてCX-3に出会うまではまったく求めていませんでしたね……。(そのあたりのことはこの記事に詳しく書いています)
ちょっと変な記事になってしまいましたが、ワタシのようなド素人でも明らかに違いがわかるレベルの「運転の面白さ」をCX-3は持っているということをご理解いただければ良いのですが。
それではまた。