みなさまこんにちは。
マツダCX-3、納車からこのひと月、KeePerコーティングに始まりなかなか神経質に洗車をしたりプチ洗車をしたりしてきました。(その詳細は以下のコンテンツをご覧ください)
その甲斐あって、ソウルレッドは昼夜問わずにその表情を変えつつワタシの目を楽しませてくれています……が、意外と気になる&将来が不安になるのが、いわゆる樹脂パーツです。SUVタイプのクルマならこの樹脂パーツが多いのが当たり前な感じですが、CX-3の場合も例に漏れず車体の下部がぐるりと一周まるまる樹脂パーツが配置されていてあらためて眺めるとなかなかの面積です。
その樹脂パーツが古くなってくると白っぽくなってきてしまうというのはよく聞く話ですが、このひと月、注意してみていると、色はさすがに黒々としていますが、結構汚れが付きやすい。特に水の跡がとても残りやすいように感じます。ボディの塗装面より汚れが残りやすいんじゃないでしょうか? 今は少し洗えば落ちますが、長いスパンで考えるとこういうところから劣化が目立つようになってくる気がします。
そこでAmazon等で調べてみると、樹脂パーツ用の黒さ回復とかつや出しとかをうたったコーティング剤がたくさん出てきます。黒さの「復活」を前面に出しているものが多いですが、説明を見てみるとだいたい新車に使うのもOK(保護効果がある)となっています。やはりボディコートに比べると、新車の時にすぐに取りかかるというより、ある程度劣化してからリカバリしたいというニーズの方が多いから「復活」を前面に出すんだろうなと思ったりします。
でも、一度気になってしまったらもう仕方ありません。ただ「ソウルレッドをピカピカに!」というほどのテンションでは臨めなさそうですし、さっき触れたとおり、意外に面積も広いので、面倒な施工をしょっちゅう繰り返す自信はありません。そのようなダメな自分基準でブツを物色することにいたしました。
ちなみにKeePerさんやディーラーでも樹脂部分のコーティングメニューはあるのですが……。
高い
関西マツダ : 13,640円(CX-3の場合。耐久1年。その後年1回のリフレッシュは9,548円)
KeePerLABO : 12,200円(CX-3の場合。耐久1年)
いやまあ、こんなものかもしれませんが、毎年やるものと考えるとあまり安易に採用はできません。ボディコーティングも年1回だし、フロントガラスの撥水加工も3ヶ月ごとくらいだし、最近のサブスク地獄と同じようなものですよね。
というわけで、選んだのはコレ!
LOOX BLACK&BRIGHTです。あんしんのKURE工業ですし、お値段1,000円くらいで1年耐久ですし(まあ実際1年もつとは思ってませんが)白化防止だけでなく撥水性能も高いとのことで選びました。また、施工後1日で完全硬化するらしいので、ワタシのような青空駐車族にも優しいですね。
内容物はこんな感じ。
本体(右端の小瓶)は小さいですね。ワタシの親指くらいの高さです。あとは塗布用のスポンジと、拭き取り用のクロス(10枚入り)です。スポンジが使いやすく、細かい施工がやりやすいとの声がレビューでも多いです。ワタシもそう思いました。
施工の手順は……
- 施工面の汚れやホコリは取り除いておく(窓ガラス撥水加工の時のウロコ取りほど神経質にならなくてもいいんじゃないでしょうか)
- クロス(白いヤツね)をぬらして絞っておく
- 液をスポンジに適量含ませる
- スポンジで樹脂部分に塗り広げる
- すぐにぬらしておいたクロスで面を慣らす感じで優しく拭く
以上です。
施工は簡単です。拭き取りもスポンジで塗った直後に拭けば良いので時間もかかりません。
効果のほどは……
塗った直後は、そりゃまあしっとり湿った状態だし黒いつやは当然出るよねって感じ。なんせ新車です。それほど劇的な感じはしませんでした。しかし、ある程度乾いて(硬化)してくると、明らかにデフォルトの状態に比べて高級感のある黒ツヤが!
写真は施工翌日、硬化完了後ですが、素晴らしい仕上がりです。単なるツヤというより、元々プラスチック感が感じられた質感が、明らかにより重厚になりました。同一条件で撮影したわけではないので参考レベルですが、一応施工前後の比較画像を掲載します。今回は画質の補正はしていません。


わかりますでしょうか?
使用前の写真は納車から1週間あたりの撮影ですからキレイなことはキレイなのですが、質感がいかにも「樹脂」ですよね。それに比べて使用後は金属だと言われれば納得してしまいそうな質感です。
ただし、これは写真写りもありますね。使用前後の差を実感していただけるように特に光沢感が豊かな写真を選びましたので、あと何枚か掲載しておきますね。




写真だけではなかなか伝わりにくいところですが、とても高級感が増しました。劣化してからのリカバリにも良いのでしょうが、新車段階で施工することで単なるリカバリではなくグレードアップを目論むこともできそうです。やはり黒の豊かさというのは赤を引き立てます。ソウルレッドをより魅力的に彩るためにも樹脂パーツコーティング、オススメです!
注意せよ!
誉めるところを誉め尽くしたところでいってみましょうか。
実は今回の施工中、思わぬ落とし穴に落っこちました。
途中で足りなくなった!!!
面積で言うと残り約四分の一程度のところで、無くなってしまったのに気付きました。ビン自体残り量が見にくい感じではありましたが、あまりドバドバでる容器ではなく、一滴一滴スポンジにしみこませるような感じでの施工でしたので、まさか使いすぎているとは思わずに残りをあまり確認せずに進めていたのが良くなかったようです。
確かに瓶は小さいし、Amazonでも量が少ないというレビューが散見されていましたが……まさか一台の施工で足りなくなるとは……。
仕方ないから。
即オートバックスへダッシュ!w
オートバックスに到着したのはAM8:45頃。まだ開いてません。9時半オープンらしいので駐車場でムダに時間を過ごします。こうしている間にも中途半端に施工した場所が硬化していくのです。
そしてオープンと同時に同じ商品をもう一つ購入し、持って帰って施工の続きをはじめます。この時10時過ぎ。施工中断から1時間半と少々といったところですが、どうなるか。
結論を言うと、特に問題なく施工完了いたしました。完全硬化に丸一日ほどかかるということなので、逆に1時間半くらいならまだ中断前後の薬剤を上手く馴染ませることができる状態だったようです。
まとめ
とまあ、失敗もありましたが仕上がりは満足ですし、コストも二つで3,000円ほど(オートバックスでは単価1,500円くらいでした)ですから、安いものです。
ちなみに量についてですが、2本目を買ってきてからの再施工時は残量をしっかり確認しながら、無駄に使わないことを念頭に置いてやりましたので、明らかに1本目の時より消費量は減ったと思います。これなら1本で完結できたような気がします。ただ、初めての施工時にはちょっとシビアな感じがあるのは否めませんねぇ。
ちなみに樹脂番長・CX-30さんだと1本で完結できる気がいたしませんね(個人的感想です)
実際に施工してみて、品質は文句なしなのですが、この量の問題がどうしても気になるようでしたら他の商品を探した方が良いかもしれません。
何はともあれ、劣化からのリカバリはもちろんのこと、上で書いたとおり水あとが特に残りやすい感じだったので撥水性能が高いのもうれしいですね。そして、新車段階での施工は劣化防止だけではなく質感のグレードアップにもなりますので特にオススメです。
それではまた。
2 thoughts on “CX-3 ユルすぎ素人お手入れ術 その2 – 未塗装樹脂パーツを黒テカに!【失敗談あり】”