どうもこんにちは。
大切に乗っているつもりですが、マイCX-3も3年目。樹脂パーツの天敵、白いヤツが迫ってきました。
そう、白ボケ。樹脂パーツが汚れているわけでもないのに、白く曇ってきてしまう症状です。とはいってもまだ三年目に入ったところ。部分的に白さが目立ってきたというレベルです。
具体的に言いますと、左リアフェンダー(タイヤを半円形に囲む樹脂部分)の上半分あたりです。
えらく局地的な症状ですが、思い当たる節があると言えばあります。
太陽はやっぱり未塗装樹脂の天敵だった
ワタシは自宅では青空駐車……なのですが、こんな感じです。
マンションのそばの駐車場で立地的に右側(運転席側)はほぼ陽が当たりません。また、後部は北側になるのでやはり直射日光はほぼ当たりません。また前部は南側ですがマンションの形状(微妙にL字型)から意外と陽が当たる時間は限られます。
残る左側は東向ですので午前中はみっちり陽にさらされるのですが、写真からおわかりの通り垣のおかげでサイドシル(サイド下部の樹脂部分)は陽に当たる時間が限られます。
というわけで、一番長い時間日光に晒されるのはリアフェンダーの上半分くらいということになり、そこが白化してきたことからやはり未塗装樹脂パーツにとって日光が天敵なのだと改めて実感した次第です。
白化の状況は?
このサイトでも散々洗車をすることを公言してきましたが、洗車はきちんとしています。今回も洗車の二日後ですので「汚れている」わけではありません。その前提で改めて白化の様子を確認してみましょう。




いかがでしょうか?
薄雲のように白い部分が広がっていますね。あとついでに何かでこすったような線状の傷も確認できます。もちろん今まで走行中にあからさまにこすったことはありませんので、深い傷ではなくせいぜい線状に白くなっているというレベルです。(走行中に枝とかにこすったとか、停車中横を通った人が荷物か何かをこすらせたとかそんな感じ)
でも、この時点でのフロントフェンダー部分の写真と比較してみてください。
さすがに新品の黒さとはいきませんが、リアの写真と比べると充分黒光りしております。(この時間、直射日光が当たっていましたので実際より多少白っぽく写っています)
こうなると部分的だからこそ余計に気になってしまいますので、お手入れをしようと思います。
未塗装樹脂部分のお手入れ現状
ワタシは納車直後に呉工業さんのLOOX BLACK&BLIGHTでコーティング。とてもスバラシイ商品で効果、持続力共にバツグン。(以下のリンクのひとつ目が初施工時の記事、ふたつ目が施工8ヶ月後の記事)
うん、バツグン……だったのですが、納車からおよそ一年経った再施工のタイミングで他の商品に浮気したのです。LOOXは文句なしだったのですが、安くて量も多い商品が結構あったので一度試してみようという軽い動機でした。その顛末は以下の記事をご覧ください。
この記事で書いたとおり、施工直後の色ツヤは決して悪くはなく、長持ちしない代わりに量も多かったので結局最近使い切るまでこれを使っておりました。でも今さら悪く言うのもアレですけど、施工直後でも水あとが消えていなかったり、一度の雨で目に見えて効果が落ちてしまっていたりと使えば使うほどに首をかしげることが増えていました。
※ この商品を全面的にけなすつもりはありません。新品同様の品質を保つには不十分と言うだけで、施工により洗車のみで終わらせるよりは明らかにキレイになりますから、ある程度キレイにしておきたいというニーズなら充分だと思います。量も多いので洗車ごとに気軽に使えるのも良いと思います。
あくまでもワタシの個人的な感覚ですが、LOOXがきちんガラスコーティングしているのに対し、こちらはワックス的なものを塗っているだけで洗えば落ちるという感じ。
もっとも今回の白化がLOOXを使い続けていれば防げたのかは検証できていませんが、実際に両方の商品を使ってみた実感として、これはLOOXサマの出番だと感じたのです。
約一年ぶりのLOOX施工
というわけで、約一年ぶりのLOOX BLACK&BLIGHTの登場です!
施工については上にも載せたこの記事をご覧いただくとして、あらためてしっかりとLOOXを施工したCX-3をご覧ください。
まず、肝心の白化部分を見てみましょう。


あえてもう一度載せますが、これが施工前です。


控えめに言ってカンペキです。容赦なく、かなり接写しましたが、曇りはもちろん線状のキズも完全に消えています。
すこし引いて、元々問題がなかった他の部分と合わせてご覧ください。


どうです? カンペキでしょ?w
もちろん他の部分も改めてピカピカです。



LOOXは施工後約一日の乾燥が必要になる点、いつでも気軽にとはいきませんが、その分やはり高品質のコーティングです。乾燥後すでに二回ほど本降りの雨に見舞われていますが、当然ながら全く動じません。
まあ色んな商品がありますから絶対コレ一択だとは言いませんが、それでもやっぱり自信を持ってオススメできますよ!
ちなみに初施工時の記事で「量が足りなかった」と書きましたが、今回は半分ほど余しての施工完了となりました。これは「量が少ない」とわかっていたので無駄遣いしないよう気をつけたこともあります。が、それだけでなく、液を付属のスポンジに垂らす際、前回は瓶を逆さにして自然に液が垂れるのを待っていた(ポタリポタリと垂らす感じ)のですが、瓶を逆さ(斜め下向け)にして底を軽くトントンと叩いてやると細かいしぶきのような感じでスポンジに垂らすことができることを発見したのも大きかったと思います。(わかりにくいかな……)
まあともかく、量が少ないという意識を持って作業すれば充分CX-3のコーティングには事足りるということです。安心して使ってくださいね。
おまけ。メラミンスポンジ-激落ちくんと樹脂パーツ復活
樹脂パーツ復活などのワードで検索するとよくヒットするのが「メラミンスポンジでこするだけで樹脂パーツが復活する」という趣旨の記事やら動画やら。
メラミンスポンジとは?
知ってる人は知ってるこの商品。クルマ好きよりむしろ主婦のみなさんの方がよくご存じでしょう。代表的な商品はホームセンターや100円ショップなどでよく売っている「激落ちくん」です。

しまった……買ったのは凄腕くんだった。(今気付いた)
どうやら激落ちくんも凄腕くんも基本的に同じ商品である(凄腕くんは特定の100均向けネーム?)模様です。ここでは詳しく書きませんけどどちらでも大丈夫そうですよ?
ではあらためて、メラミンスポンジの説明を激落ちくんホームページから引用。
メラミンスポンジとは、「メラミンフォーム」と呼ばれる材質で出来ているスポンジのこと。
この「メラミンフォーム」は原料となる「メラミン樹脂」をミクロン単位で発泡させることで生まれる高い硬度かつきめ細かい網目状の骨格構造を特長とした素材です。
硬い無数の網目を持っているため水に濡らしてこするだけで、しつこい汚れを簡単に削り落とすことが可能。つまりメラミンスポンジは研磨することで汚れを落とすスポンジなのです。
そのためメラミンスポンジは使用するたびに消しゴムのように削りカスが出たり、徐々にスポンジ部分が減り小さくなっていくのも特徴の一つ。また、通常のスポンジとは異なり洗剤が不要なのもポイント。
メラミンスポンジは洗剤を使用せず水だけでカンタンにお掃除ができる便利アイテムなのです。
メラミンスポンジとは?使用方法や注意点などをご紹介!
要するに削って汚れを落とすスポンジです。
ですから
ボディ(塗装面)に使っちゃダメ! ゼッタイ!
まあ、とりあえず使ってみようか
で、今回LOOX施工前に見えないところなどでちょっと試してみたのですが、結論を申しますと……
今回のような目立つ樹脂パーツ部分の施行は基本的にオススメしません。
確かに白ボケはある程度とれると思います。でもあくまでも薄く「削る」ものであって、キレイに「研磨する」ものではありません。ですから新品同様にキレイにするためには結局その上にシリコンスプレーやLOOXのようなコーティングを施す必要があるのであんまり意味がない。
ただ「基本的に」オススメしないと書いたのはワケがあります。
ひとつには、完全に劣化してしまったパーツをある程度元に戻す……要するにうわべのコーティングだけではどうしようもないくらい白化しているとか、ウォータースポットなどの汚れがこびりついている状態なら下地作りには良いと思われるからです。でも今回のような軽い白化だとLOOXのみでほぼ完全に復活していますのでやはり無意味であるように思います。
※ メラミンスポンジの施工ではミスるとかえって白っぽくなってしまうこともありますし、今後コーティングなしでは見られないような状態になりかねないので、個人的にはやっぱり「よほど酷い状態」でなければ使わない方が良いと思います。
もうひとつのワケは、目立たず、汚れやすく、施行が面倒な場所なら使える、ということ。
ワタシが今回使ったのはこの部分。
フロントガラス下、ワイパーの根元の樹脂部分です。
陽が当たりやすい上に、汚れた水が残りやすい部分でもあり、白化なのか水アカなのかよくわかりませんが、とにかく汚れやすい。しかもワイパーがあるため丁寧な施工が結構大変でもあります。
写真で見ても全体的に白っぽいだけではなく、水あとも残っているのがわかると思います。(使用前 2の写真は日光のため白っぽく写りすぎている感じですが)ちなみに記事本編でも書いたとおり、洗車から二日程度しか経過していませんし、水滴の跡が残っているのも普通に洗って拭き上げても全く取れない状態です。
そこで激落ちくん(凄腕くん)の出番です。
スポンジを水で濡らして軽く力をを入れつつゴーシゴシ。
結果は一目瞭然。


いかがでしょう? 新品同様に黒々ツヤツヤとまではいきませんが、ウォータースポットはほぼ一掃。黒さもある程度戻った感じです。多少ムラは残っていますが、軽く施工した状態で写真を撮りましたので、実際はもう少しキレイに仕上がります。とにかく白化よりもウォータースポットがこんなに簡単に取れてしまうことに感動いたしました。むしろウォータースポットを取るついでに樹脂本体の白化も改善させるくらいのイメージです。
この場所ならそれほどツヤツヤでなくても問題ありませんし、あまり手間をかけずに白化・汚れを落としたいだけなら充分使えると思います。逆に言うとツヤツヤな新品状態をキープするにはどちらにしても、コーティングが必要になるわけですが。
もちろんワタシはこのあとLOOXで仕上げましたので、ツヤツヤですw
今回程度の状態の場合、LOOXなどのコーティングを施すなら恐らくメラミンスポンジを使わなくても大丈夫だったかと思いますが、白化はともかく、水アカがこびりつきやすいところなので、コーティング前の下地作りとして使うのは充分アリだと感じました。
まとめ
ソウルレッドCX-3を買って以来、洗車の鬼と化したワタシですが、当初はソウルレッド部分をいかにキレイに保つかということに重点を置いていました。
もちろんまずはソウルレッドが美しくなければいけないという意識は今でも変わりませんが、それなりの距離を乗ってくると、いくらソウルレッドを美しく保っていても美しい赤を引き締める「黒」である樹脂パーツやタイヤがキレイでないと台無しだなぁと実感するわけです。ホイールもですけど。
街を眺めてもタイヤや樹脂パーツが汚れていて残念な感じの高級SUVがいっぱいです。
塗装面に関しては普通に洗車しておけば、少なくともぱっと見はそれなりにキレイに見えますし、ボディコーティングをしていればなおさらです。でも、その他のパーツは基本的にはしっかり手入れしないといけないんだなぁと、まだまだクルマ好き暦が浅いワタシは痛感したのでした。(そのへんも業者さんにコーティングやクリーニングを頼むことはできますけどお金かかりすぎますしねw)
こんな感じで引き続き、CX-3を美しく保つのに良いグッズなどがあればまた報告いたします。
それではまた。