CX-3 走行1万㎞突破記念再レビュー 其の弐 - 装備類と機能性

はじめに

どうもこんにちは。

さて、前回からはじめました納車7ヶ月&走行1万㎞突破記念再レビューの第二弾です。

CX-3 走行1万㎞突破記念再レビュー記事一覧

高速走ってるうちに10,000㎞越えちゃった

このレビューでは、以前納車後に書いたレビューから印象が変わったところ、より強く感じるようになったことに絞って書いておりますので、よろしかったら以前のレビュー記事をご覧いただいた上で読んでいただく方がしっくりくるかもしれません。

※ 褒めたたえることしか頭になかったあの頃のレビュー記事はコチラ から

前回に引き続き、反対方向に印象が変わった「思ったより~~だった」という項目と、印象がより強くなった「やっぱり~~だった」という項目でまとめてみたいと思います。

前回はエクステリアとインテリアについて取り上げましたが、まあ見た目的なことなど、半年も経たなくてもわかるようなことが多かったのでちょいと企画倒れの感がございました。というわけで、巻き返しを図るべく今回は↓のテーマでお送りいたします。(安全装備については別記事で)

装備類・機能性

思ったより不便だったライトまわりの操作性

とてもカッコいいCX-3のヘッドライトは機能もバツグンです。

文句なしにカッコいい

しかし、半年乗っていると思わぬところで不便さを感じるようになりました。

今や常識となった自動でのヘッドライトの点灯・消灯機能は当然CX-3にも搭載されています。

夜間はもちろん、特にトンネルに入るとき、出たあとの点灯・消灯を勝手にやってくれるのがとても便利ですので、ワタシは基本的にこの機能をONにしています。(ヘッドライトスイッチをAutoの位置に合わせるとONになります・下の写真参照)

そして、CX-3でもうひとつ付いているヘッドライトの自動制御が「ハイビーム・コントロールシステム(HBC)」です。名前の通り、ヘッドライトのLowとHighを自動で切り替えてくれる優れものです。

※ グレードによってはHBCの代わりにさらに多機能なアダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)が搭載されています。その点については後述。

ワタシ的通常のポジション

ホントの暗い山道や照明のないイナカの高速では、このHBCは本領発揮でイイ感じでハイとローを切り替えてくれます。対向車のライトが見えた途端に下げてくれますしね。ところが、街中で街灯があるとほぼハイにしてくれません。もちろんギンギラギンに華やかな夜の街ならそれで良いのです。しかし、住宅ばかりの市街地なんかは街灯があってもそれほど明るくもなく、ハイビームで歩行者などを確認したくなる場面が多いと感じるのですが、ほぼまったくハイに切り替わってくれません。そうでなくともちょっとした瞬間にハイビームにしたくなることってあったりしますよね。

だからワタシの理想としては、真っ暗な場所を走るとき以外は、ライトの点灯・消灯はオートにしておきつつ、High・Lowの切替は手動でやりたいのですね。ところがCX-3の場合、オート点灯・消灯をONにしていると、High・Lowの切替を手動で行うことが出来ません。手動で切り替えるには下の写真のように、まず常時点灯の位置にスイッチを動かしてやらないといけません。

この「常時点灯」にしないと手動High・Low切替が出来ない

ここで細かい操作方法を解説しても仕方ないのでやめておきますが、点灯・消灯自動切り替えは永遠にONのままで良いんじゃないかと思うくらい便利なのに、まずこれをOFFにしてからでないと手動でハイビームに出来ないというのはちょっと……ドライバーファーストのマツダ車としては珍しい使い勝手の悪さです。

なお、グレードによって搭載されている上述のALHはワタシは使ったことがないので、この記事の記載は当てはまらないかもしれません。ざっくり言うと前方のクルマや対向車を避けて、ハイビーム的な配光をする機能らしいので、完璧に動作するならさっき触れたような「街灯のある住宅街」などのシチュエーションでもハイビームで照らしてくれるはずなので、それなら手動でハイとローを切り替える必要性がぐっと下がりますものね。

どうなんでしょう? ALHタイプに乗っていらっしゃる方からの情報をお待ちしております!


なお、2024年発売の2023年商品改良車について、ALH搭載となっているのはXD Touringおよび15S/XD Vivid Monotone(特別仕様車)となっています。この商品改良前のバージョンだとXD TouringおよびSuper Edgyです。


やっぱり使いやすさバツグンだった、空調まわり

決してカッコ悪くはないものの、なかなかのレトロ感が漂うCX-3のエアコンコントローラーです。

にもかかわらず、ワタシは買った当初から意外と使いやすいよねと思っていたところ、使えば使うほどバツグンの操作性だなと感じるに至りました。

比較として、オシャレさん&最新なCX-60のエアコンコントローラーをご覧ください。

CX-60 電子取説より引用

ま……まあ、多機能さでは勝負にならないのはなんとなくわかります。さすがです。

でも、これ……運転中に操作する時、結構視線がこっちに行っちゃうんじゃないでしょうか? もちろん停車時に操作するのが基本だと思うのですが、実際は温度調整はもとより、天候や気温などによって運転中でもデフロスターを作動させたり、エアコンのオンオフを切り替えたりしたくなる場面は多々あります。前に排ガスMAXなトラックが来たら外気から内気循環に変えたりもしますしね。(もし、CX-60がその辺まで自動で制御してくれるならゴメンナサイ!)

要するに、意外と運転中でも操作する必要があるのがエアコンまわりだと思うのですね。とすると、Be a driverなマツダ車としては「いかに運転の妨げにならないか」が重要な要素であるべき! ……だと思うんですけど。

その点、CX-3のエアコンスイッチをよくご覧ください。

3つの円形のスイッチは左から「温度」「風量」「吹き出し位置」をそれぞれ外輪のシルバーをクルクル回して調整します。まあこれはオーソドックスですよね。でも、それだけではなく円形の黒い部分が重要です。この大きな丸い部分がそのままプッシュ式のスイッチになっており、左から「エアコンON・OFF」「内気・外気切替」「リアウインドウデフォッガー(リアの曇り取り)」のスイッチになっているんですね。

内外気の切替は年中使いますし、最近寒くなってきて特にエアコンのON・OFFもよく使うようになりました(ヒーターは基本的にエアコンOFFでOKですが、天候によっては窓が曇りやすいのでエアコンをONにして曇りを取る)ので、これが大きなボタンでワンタッチというのはとても良いです。

欲を言えば使う頻度的に、一番右はリアのデフォッガーではなくフロントのデフロスターのスイッチになってた方が良かったですけど。

とにかく全体的にこの「円形」に手が届きさえすれば、あとはほとんど視線をやらずに操作できるのが最高です。見た目のカッコよさだけにとらわない、ドライバーファーストなCX-3らしい装備だと思います! なのになぜヘッドライトのスイッチは……

やっぱりもう手放せないヘッドアップディスプレイ(HUD)

※ マツダ車の場合正式名称はアクティブ・ドライビング・ディスプレイ(ADD)ですが、記事中ではより一般的に使われている「HUD」を用いています。

HUDについてはもっと写真とか載せてちゃんと説明したいと思うくらい素晴らしいんですよ。でも、なぜか写真で撮ると字がやたら小さく写ってしまったりするんです。なぜでしょうね?

というわけで、画像を引用させていただきます。

以前のレビューでも「これのおかげでスピードメーターをほとんど見ない」とか「曲がる地点をナビを凝視しなくても確認できる」とか、ベタ褒めしていたHUDですが……使えば使うほどゼッタイ手放せないという気持ちが強くなってきました。

表示される情報は以下の通り(CX-3マニュアルより抜粋)

  • 車速
  • ナビゲーションガイダンス (方向と距離)
  • ブラインド・スポット・モニタリング (BSM) の作動状態と警告
  • マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール (全車速追従機能付) (MRCC (全車速追従機能付)) の作動状態と警告
  • 車線逸脱警報システムの作動状態と警告
  • 交通標識認識システム (TSR) の警告
  • ドライバー・アテンション・アラート (DAA) の表示
  • 車間認知支援システムの作動状態と警告
  • アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート (アドバンストSCBS) の警告
  • スマート・シティ・ブレーキ・サポート [後退時] (SCBS R) の作動状態
  • AT誤発進抑制制御 [前進時] の警告
  • AT誤発進抑制制御 [後退時] の警告
  • スマート・ブレーキ・サポート (SBS) の警告

お世話になっている順番に並べ替えました。と言っても「車間認知支援システムの作動状態と警告」から下は恐らく見たことがありません。ヤバい状況でお世話になるものなのでこれでいいのだ。

なぜこんなにHUDがお気に入りなのかを改めてまとめてみましょう。

とにかくまずはやっぱり「運転に集中しやすい」こと。

空いている道や高速道路なんかでは特にスピードの確認を頻繁にいたしますが、本来のスピードメーターに視線をやるということは結構大きく前方から視線をそらしていることになります。厳密に言うと、前方は視界には入っているのですが、明らかに危険認識が困難な状態になっているはずです。それが、HUDがあると、普通に前を向いて運転しているのと大して変わらない目線でスピードが確認できるのですね。スバラシイ。

そしてやはりナビゲーションガイダンスですね。次に曲がったりする地点までの距離、曲がる方向、推奨車線が表示されます。実際使ってみるとわかるのですが、この次の地点までの距離がかなり精度が高いので、ほとんどナビを見なくても正確に曲がれます。

あと、意外に役立つのが高速での分岐の確認です。連続して分岐があったり、慣れていない高速だと意外と分岐がわかりにくかったりしますが、これも分岐までの距離をナビを見なくても確認しながら走れるのでとても安心感が高いです。こういう場面って、まわりのクルマも頻繁に車線変更とかしてくる場面で、一番よそ見をしたくない場面ですから、よそ見をしなくても良いというのはサイコーです。

ナビ画面は余裕があるうちに眺めてざっくりルートを確認、そして実際に曲がったり分岐に入ったりするときにはHUD頼りで前を向いて運転する、という感じです。

もう一つ、左右後方からのクルマの接近を知らせてくれるブラインド・スポット・モニタリング (BSM) の警告は、本来サイドミラーのオレンジの点滅で知らせてくれるものですが、これもHUD上に表示されるので、サイドミラーを確認する前に「今は車線変更したらアブナイ」と気付くことが出来ます。

さらにクルコン(MRCC)の動作状況や前車を補足しているかどうかも確認できるのですが、これも以外に役立ちます。クルコンはちょっとでもブレーキを踏むと一時的に解除されますので、ほぼ無意識に視界に入るHUD上に目立つ緑色の動作ランプが表示されているととても安心できるのです。実際何度か、意図せずクルコンが解除されたことがありますが、このHUD上の表示のおかげで瞬時に気付くことが出来ています。そして、前車を補足しているかどうかも瞬時にわかるので、これも地味ながら安心です。

やっぱりコマンダースイッチ+マツコネは最強だった

コマンダースイッチはコレ↓のことです。

CX-3 コマンダースイッチ

真ん中の丸いスイッチは回転操作、ジョイスティック的4方向操作両方に対応しています。そのまわりのボタンは左下から時計回りに「各種お気に入り」「オーディオ」「ホーム」「ナビゲーション」「ひとつ前に戻る」機能が割り当てられていて、左上の小さい丸いスイッチは回すことでボリューム調整、押すことでミュートのON・OFFを切り替えることが出来ます。

このコマンダースイッチでマツコネを全面的に操作できるのですが、この操作感が素晴らしく、このスイッチを全く見ることなくすべての操作をスムーズに行うことが出来ます。(「ホーム」ボタンまわりに微妙に段差があるので、各ボタンも見ずに操作できます)

言うまでもなく「見ることなく」というのがポイントです。

最もそれが活きるのが、運転中のナビの拡大・縮小です。普段はルートをある程度広く認識するために広域寄りにしていますが、慣れていない道だと頻繁に拡大して確認したくなることがあります。そういう時、操作系統に全く目をやらずにスムーズに操作できるというのはとても大きなメリットだと思います。

結構新しめのクルマに乗ることもあり、最新型のムダにデッカいディスプレイオーディオに表示されたナビを操作することもありますが、オーディオまわりに並んだ細かいボタンや、画面上のタッチ操作は見ながら操作が基本なのでアブナイんですよね。

現在、Apple Carplayも使える状態なので、たまには気分転換にGoogleマップやAppleのマップ、Yahooのナビなんかを使うこともありますが、本当に知らない道を走るときは絶対マツコネナビですw

ナビ自体の使い勝手や、位置精度の高さ(特に方向転換の際の精度)と共に、コマンダースイッチのおかげで走行中に色々対応可能なことが要因です。(これらの点については明らかにCarplayの各種ナビアプリよりもマツコネナビの方が優れていると思います)まあ、マツコネナビの素晴らしさはまた別の機会に……。というか、これからは新世代マツコネが搭載されますし、Apple Carplayとの親和性が進化しているのかも注目ですね。

あと、これこそ本当は停車中にすべきなのですが、オーディオ系の操作でも助かることがあります。曲送りや戻しはだいたいのクルマがハンドルのスイッチなどで操作できるようになっていると思いますが、ミュージックリスト自体を変えたいときとか、ラジオの選局などは、画面を見ながらのタッチ操作が必要なことが多いですよね。ところがCX-3なら操作自体はコマンダースイッチですべて出来ますので、画面をチラ見する程度でこんな操作もできてしまいます。高速を走りながら「気分転換に違うアルバムを聴きたいな~」と思ったときでも余裕です。

いやまあ、ダメなんだけどねw 夢の中のお話ですから怒らないでねw

思ったより位置が悪い、ドアミラー格納スイッチ

1万㎞走る中で片手で数えるほどのことでしたが、走行中にいきなりサイドミラーがたたまれてしまうことがありました。もう原因がわかっているのでどうということはありませんが、はじめはちょっと焦りましたね。高速上でしたからw

原因はコレ。

ミラー格納スイッチ

運転席側のパワーウインドウの操作スイッチまわりですが、すぐ上にサイドミラーの格納ボタンがあるのですね。(黄色の丸)

別に窓の操作とこのボタンを間違えるわけではないのですが、ごくたまに窓を操作する流れの中で手が当たってしまってサイドミラーが格納されてしまっていたわけです。

うーん。でもスペース的には結構ギリギリですし、このボタン自体の使い勝手は悪くありません。ワタシの場合、通常はAUTOにしており、降車してロックをかけると自動で格納されるようにしているのであまり触らない……と思いきや、職場のタワーパーキングに入れる際などはこのスイッチでミラーを格納して入れますので意外と触るのです。そしてCX-3自体、そういう機械式パーキングに入れることを想定して造られていますので(車高とか)あまり使いにくい位置に持っていきたくなかったのかも。(妄想)

でも、位置以外でも工夫は出来たような気がします。例えば20㎞以上では格納操作は無効になるとか。……でもそれで余計にコストがかかって高くなるなら……別にこのままでいいや。ほっほっほ。

思ったよりとっさに使いにくかった、ハザードランプのスイッチ

まあぶっちゃけ、イチャモンです。

とっさにハザードランプのスイッチ押そうとするときに、しっかり視線を送らないとなぜか少し手探りしてしまいます。ここにあるということは当然わかってるんですけど、サイズの問題か、位置の問題か、はたまたワタシの認知機能の問題か。ただ、これって車種によって使いやすさが明確に異なるところだと思います。

例えば以前乗っていたヴィッツの場合はこんな感じ。

ヴィッツのハザードランプスイッチ

すっごく使いやすかったです。15年も乗っていましたので、後続車に危険を知らせるために瞬間的にハザードを点灯させたことも何度かありましたが、ホント瞬間的に操作できるのです。位置、サイズ共に最適だったということでしょうね。デザインとの兼ね合いはあるにしても、安全にもつながる部分ですから結構重要なんじゃないかと思ったりいたします。

なお、CX-3の場合でも、落ち着いて普通に操作する分には全く問題ありませんよ。あくまでもとっさの時に限ったお話です。

今回のまとめ

いくつかケチもつけてみましたが、無理くり頑張ってひねり出したという感じ。LOVE・CX-3なんだから仕方ない。

今回書いていて思ったのは、やっぱりドライバーファースト。さすがマツダの車。

空調スイッチ、HUDへの情報表示、コマンダースイッチとマツコネ、そしてマツコネとHUDの連携など。どれをとっても、単に目新しい技術を取り入れましたというだけではなく、いかにドライバーの運転を妨げないかということを最優先に造られているように感じます。

そして、それは運転することの楽しさにつながる。まさに「走る歓び」「Be a driver」の体現です。

さあ、次回はドライビングについて取り上げます。より主観的なテーマですし、しかもその主観のヌシがまったくクルマに詳しくないという無責任企画です。しかし、その分マニアックではなく、日常や仕事で長くクルマを運転してきた普通のドライバーがどう感じるのかという身近な視点で書こうと思いますので、良かったらご覧くださいね。

それではまた。

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