※ 管理人注 – Poitotの読み方はゲーム内表記に準拠して「ポイトット」にしていますが、フランス語読みで「ポワト」ではないかという議論もあるようです。
Syndicateリージョンには名前を持つ星系が一つだけ存在する。―― Poitotである。
初期の歴史
ガレンテとのファースト・コンタクトに続く数十年の間に、インタキ人はすぐに宇宙に進出し、近隣の星系に到達し、コロニーを築いた。
カルダリがガレンテ連邦から脱退し、その後の戦争が始まる直前に、インタキ人はこれまで未開拓だった宇宙の新たな領域に進出し始めた。発展を続けるジャンプゲート・ネットワークがこのリージョンにまで拡大され、最初の開拓者たちが到達した星系に惑星上の居住地を建設し始めたのである。
インタキ人は、彼らが最初に到達したコンステレーションを「Poitot」と名付けた。これは、夜空に浮かぶあるこれらの恒星やコンステレーションを初めて網羅的に図表化した著名なIdamaであり天文学者であるIsana en Poitotに敬意を表したものである。
戦争と制裁
その後、ガレンテ・カルダリ戦争中、辺境部のコロニー開発は停滞し、小規模なPoitotの植民地はほとんど忘れられてしまった。
Placidリージョンでは、一部のインタキ人が紛争に反対する声を上げたり、ガレンテに対抗するカルダリに加わったりした。さらには連邦からの独立を求める者もいた。
この色々な要素が混ざり合った抗議活動は後にインタキ人の反乱として知られるようになったが、これはガレンテ連邦からの処罰を免れ得るものではなかった。
ガレンテ・カルダリ戦争の最後の年に、超国家主義政府は抗議の声を上げた人々に対処することを目論み、彼らに対処するために、内政に目を向け始めた。制裁は迅速かつ厳格なものとなった。
Duvalier大統領は、反体制派であったり、戦後の連邦の安定にとって危険であるとして、数千人の逮捕を命じた。平和的な活動家も、分離独立主義者や凶悪犯罪者と同様に検挙された。
Duvalierは彼らすべてを消し去りたいと望んでいたが、処刑することで彼らが「犠牲者」となることは良しとしなかった。その代わりに、彼は抑留者達を視界から排除し、連邦の辺縁部に追放しようと計画した。そしてPoitotコンステレーションの境界部にある星系をその目的地に選んだ。
海軍の小規模なタスクフォースが、すべての入植地を完全に破壊する命を受け、追放者を乗せる艦隊よりも先に派遣された。そして、囚人達に乗船を命じた。
海軍がPlacidに戻った直後、爆発がジャンプゲートを襲い、取り返しのつかない損害を与えた。
Duvalierの悪事の最終段階は、インタキ星系へのコンステレーション・ジャンプゲートの破壊工作を命じることだった。Placid側のゲートは徐々に向きを変え、追放者達の退路を効果的に断つこととなった。連邦は、銀河地図を再編し、コンステレーションとそのコロニーの名前を記録から削除した。
再建
連邦の国境の向こう側、その視界の外で、再利用された貨物運搬船や民間シャトル、生き残った入植者の探査船などで構成された船団が、ジャンプゲートの残骸に集まった。やがて、破壊された構造物は解体され、サルベージされ、やがて消滅した。構造物の最大の残存部分は第5惑星に移され、後にインタキシンジケートへと発展する最初のフリーステーションの中核となった。
追放者たちは宇宙に新しい住処を建設すると、彼らが失った初めてのコンステレーション・コロニーを記念して星系をPoitotと改名した。
その意味の重要性から、彼らはこのリージョンの他の星系には名前を付けなかった。
現在
二つの主要なシンジケート組織がPoitot星系に本社を置いている。
インタキ・シンジケートのオフィスは、悪名高いen-Diabel家が運営するビューローステーションにある。近くにはインタキ宇宙警察の本部もあるが、組み立て工場としても機能しており、常に新たな艦船や装備を部隊に供給している。
このふたつの重要なステーションの存在と、この星系の歴史的な意義から、Poitotはインタキシンジケートの事実上の首都星系となっている。
トリビア
Poitotはシンジケートの領域内で唯一の名付けられた星系である。
参考文献
この文章は下記原典を翻訳したものです。原典の著作権はCCPに帰属します。
EVE Universe – Lore – Poitot
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