MMORPG EVE Onlineの情報。初心者向け情報、プレイ日記やニュース、そして国家・人物・歴史・社会・文化・経済・物語などのバックストーリー翻訳。
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Intaki – インタキ人

インタキはガレンテ連邦の主要な血統であり、ガレンテ人、マナー人、カルダリ人とともに4つの創設メンバーのうちの1つである。彼らのホームワールドは、PlaacidリージョンVirietteコンステレーション属するインタキ星系第5惑星である。

インタキ人は、その設立直後に連邦に加盟したが、依然として同国最大の民族の一つである。コミュニケーションの才能に大いに恵まれたインタキ人は、今日では連邦官僚の中で非常に傑出した存在である。ガレンテ文化はインタキ人社会にもある程度浸透してきたが、彼らは依然として独自の文化的アイデンティティと信念に固執しており、特に、人間のライフサイクル、とりわけ死と再生に関する独特の理論を持っている。これらの理論は彼らの人生や生に対する独特の見解であり、インタキ人のストイックな性格はこの哲学によるものだと言われている。

第一次ガレンテ・カルダリ戦争中の政治的混乱のため、多くのインタキ人が連邦から追放され、最終的に現在のインタキシンジケートが形成された。

人種の特徴

Intakiの男性は几帳面で控えめで、無遠慮に話したり対立的な態度を取ることはない。彼は一般的に静かな思索を楽しみ、インタキ人の家庭は伝統的に平和で平穏な場所である。典型的なインタキ人は彼の感情を完全にコントロールし、最も困難な状況でも平穏を保つことに長けている。

インタキ人の女性は、男性と同様に静かで瞑想的であり、世界中を何の波風も立てずに渡り歩いているように見える。彼女たちの瞑想的な態度は、肉体的にも文学的にも素晴らしい美しさをたたえています。世界の著名な現代芸術家の多くはインタキの血を引いており、その中でも特に女性の数が多い。

系統

アーティスト系統

内向的なインタキ人は、最も魅力的で示唆に富むアートを創造すると広く信じられている。彼らは多くの芸術様式に革命を起こし、メタペインティングや触覚彫刻などの新しい芸術を創造した。インタキのアーティストたちは、全人類に共通する比類のない美を創造し、それを伝えるユニークな能力を持っているようだ。

外交官系統

連邦に参画して以来、インタキ人は徐々に優れた外交官、ネゴシエイター、官僚としての評判を確立してきた。ニューエデンの緊迫した、しばしば暴力的な世界では、これらの性質は極めて重要である。

再生者系統

危険な立場にある人(宇宙船の艦長など)はクローンを使用するが、一般市民はクローンを使用しない。その代わりに、臨死者の人格を新生児に移行させるユニークな方法がある。伝統に培われ、テクノロジーによって完成されたリボーンのプロセスは、インタキの理想的な「死後の世界」のビジョンだ。

ホームワールド

「インタキ・プライム」として知られるインタキ第5惑星は、熱帯の惑星であり、自然が美しい場所である。Vremaja Idamaはスピーチで次のように述べている。

インタキ・プライムは数ある惑星の中でも貴重な存在です。熱帯で多様な生命体が生息し、成長してきました。私はAkat山脈の麓にあるAsayaの町で生まれました。この山脈は北極の居住可能地域の南端に連なっています。私の町は、山脈と交差する深い谷間にあるため、厳しい日差しから免れることができていました。インタキプライムはとても暑く、両極にはかつて熱帯林が生い茂っていました。赤道直下の海は非常に暑く、赤道付近にはほとんど生物が生息していません。豊かで多様な生命は、極地に閉じ込められていたため、土地や食料、その過酷な環境から身を守るための場所を求めて絶えず奮闘してきたのです

Vremaja Idama

Intaki Vの行政首都はNavyii Akatである。Akat Mountainsのふもとにあるかつての鉱山町で、比較的中心的な場所にあるためIntaki Assemblyがここを会議場に選んだことで急速に発展した。

Intaki・プライムの伝統と文化の中心であるLenoikaは、地球最大の人口密集地であり、この古代都市はAkat地帯から南東部にかけて最終的に上昇する一連の支流によって供給される沿岸の三角州を横切って広がっている。Intaki Primeの伝統的・文化的な中心地はLenoikaであり、今でもこの惑星の最大の人口密集地である。この古都は、はるか南東のAkat山脈から湧き出る支流によって形成された沿岸の河口デルタに広がっている。

惑星表面の美しさとは対照的に、Intaki星系のCONCORDによるセキュリティ・ステータスは0.1である。Placidリージョンの大部分も同様に治安が悪く、それに伴って犯罪率も高くなっている。これは特にカプセラの間で政治的な論争の種となっている。

歴史と政治

ガレンテとインタキの最初の接触は、連邦設立の327年前、西暦22794年に行われた。当時、インタキ族は技術的には工業化以前の状態であったが、社会的・文化的には進歩していた。1世紀も経たないうちに彼らはガレンテに追いつき、近隣リージョンに植民するための宇宙旅行技術をマスターし、ガレンテ政府の役職に就いた。

インタキが連邦加盟を交渉していたとき、加盟の条件のひとつとして、星系内の連邦海軍の駐留を最小限にすることが挙げられていた。Vremaja Idamaによれば「連邦設立時に当時のインタキの代表は最低限の保護を求めた。我々は常に独立と自立を重んじてきた」とのことだが、現在の状況についてはReschard V(第5惑星)での災害への対応のまずさや、当初の契約時にはなかった宇宙海賊の横行など「私たちは苦しめられるままになっている」と話している。

「ハト派」の票田の大部分は連邦市民であるインタキ人が大部分を占めている。ハト派は、完全な平和主義やそれと同様に過激派の見解を支持するものではないが、明らかに防衛的な場合を除いて軍事行動に反対している。

ガレンテ・カルダリ戦争

ガレンテ・カルダリ戦争の勃発時、多くのインタキ人は公然と、あるいは密かにとカルダリに同情を寄せていた。これは、当時連邦政府を掌握していた超国家主義的な政治家たちにとって、潜在的に危険な存在だった。

積極的な反体制派のうち、連邦にとって最大の脅威とみなされた者は逮捕、追放され、惑星や月の植民地化を禁じられた。亡命者たちは、無法地帯にステーションを建設し、現在のインタキ・シンジケートを形成した。Poitotのステーションの長官であるDorn en Diabel事実上のリーダーとなり、シンジケートを帝国からの自由な避難所として、また闇取引の拠点として確立した。彼が不慮の事故で亡くなった後は、息子たちの間でトップの座を巡っていたが、娘のSilphy en Diabelが後を継いだ。V. Salvador Sarpatiとの関係から、シンジケートはサーペンティスとのつながりがあることが知られている。

より過激な亡命者のグループは、カルダリに行き、カルダリ海軍に参加した。彼らはカルダリの司令官Muryia Morduの指揮下に置かれ、精鋭の戦闘部隊としての評判を得た。戦後、彼らは惑星Kamokor IVのWaschi Cityへの定住を許された。しかし、カルダリ人の外国人嫌いが原因で暴力沙汰に発展し、最終的には追い出されてしまったのである。彼らはMorduに助けを求め、傭兵企業Mordu’s Legionを設立するに至った。

ガレンテとインタキの接触以前に何度もリボーンを経験し、ケイル大学で歴史の講義をしていたVremaja Idamaは、当時連邦に留まっていたインタキ人の状況をこう語っている。

私たちは「権力者」を恐れていました。(中略)公然と暴力を振るわれることはありませんでしたが、私たちの同胞である連邦市民が爆撃を受けたのだから、反抗的な態度をとる他の者が同様に対処されると信じることは、大きな論理の飛躍ではありませんでした。それが正しかったのかどうかはわかりません。しかし、私たちは恐れていたので、多くの人は沈黙を守りつつ他の方法を探しました。去る者もいましたし、政治家になった者もいました。

Vremaja Idama

YC105-YC109

Reschard V(Reschard第5惑星)

108年2月8日、Reschard Vを襲った惑星全域規模の大爆発は、主にインタキ人ものである農業コロニーを破壊し、この惑星はほとんど居住不能になってしまった。この爆発は、CONCORDとMordu’s Legionの調査により、アバター級タイタンに搭載された「ジャッジメント・ドゥームズデイ・デバイス」が展開されたことで引き起こされ、そのタイタンは痕跡を消すために複数のサイノを作動させてつつサイノシュラル・フィールドを通って脱出したことが判明した。

シスターズ・オブ・イブの救助船団が安全に惑星表面に到達するまでに7ヶ月以上を要し、さらに船団への海賊の攻撃によってより複雑な状況となった。CONCORDは犯人の詳細を公表していない。

ガレンテの選挙

108年の大統領選挙では、インタキ人の有権者がSouro Foiritanの再選に大きな役割を果たした。Mentas Blaqueは、移民を特定の地域に隔離するという物議を醸す提案をし、彼の超国家主義的な傾向は有権者の投票を促すこととなった。

The Empyrean Age(天空の時代)YC110から現在まで

カルダリによるLuminaireへの攻撃の余波を受けて、連邦のインタキ人の多くは他の市民と同様に事件に驚愕した。ハト派に属する人々は、無制限の報復を求める声にも同様に驚愕し、Luminaireをできるだけ平和的に取り戻すことを望んだ。カルダリの主張に未だに共感する一部の人々がいるものの、今のところ1世紀前の第一次ガレンテ・カルダリ戦争の時のような規模の動揺は見せていない。

CONCORD Emergency Militia War Powers Act(CONCORD緊急民兵戦争権限法)により、インタキ星系を含むPlacidリージョンの大部分は、ガレンテ連邦とカルダリ連合間の現在の戦争において活発に戦闘が行われる地域の一部となっている。PlacidはBlack Riseでカルダリ連合と国境を接している。

一時的に戦争地帯となった2つの地域での流血をぞっとする思いで目の当たりにしてきたシンジケートステーションの行政官たちは難しい問題に答えを出さなければならない。シンジケートは、名目上は完全に独立した非同盟組織であるが、常に連邦との強い結びつきを維持している。現在、シンジケートの住人たちは、連邦の仲間たち、特にインタキ人の仲間たちの苦境に対して強く同情しており、彼らに対してより穏健な姿勢をとることを提案している。しかし、より先見の明のある役人たちは関係が改善される前に、より悪化してしまうのではないかと感じている。

YC111年3月、インタキ星系に駐留していた連邦軍がState Protectorate(訳注 : カルダリの軍事企業)に敗れ、カルダリ国家に占拠された。

インタキの母星では、親連邦派、親連合派、インタキ離脱派に分かれて、騒乱や暴動が発生した。活発な抗議活動はその後数週間でほぼ収まったが、カルダリ(当時は地上を支配権を掌握していなかった)の意図に対する不安や、ハイテク・重工業製品の不足などから、全般的な不安は続いた。8月中旬、Caldari Providence Directorateが占領した星系の開発権を競売にかけると発表したことで騒動が再燃し、惑星政府は外出禁止令を発令した。恐怖と憶測から、ある農村では警察と武装した抵抗勢力との間で緊迫した膠着状態が続いたが、平和的に終了した。

星系はオークションにかけられ、イシュコネ社が落札した。一般には知られていないが、イシュコネ社は星系を保護するための匿名のガレンテ人またはインタキ人のカプセラとの取引に関与していたのである。Souro Foiritanの辞任に端を発したYC111年11月のガレンテ大統領選挙では、他のカルダリ占領星系と同様、インタキ人は投票を禁じられた。この事実は、最終的な勝者であるJacus Rodenに対する、候補者Celes Aguardの勝利の可能性を損なったのかも知れない。

文化

Ida – インタキ人の信仰

Vremaja Idamaは、Bourynesからインタキに戻ったときのスピーチで、インタキ人のやり方について次のように語った。

私たちは、外部からは静かで控えめで思慮深い人々だと思われています。Intakiの不文律や慣習がこのような印象を与えています。私たちは話す前に考えることを好み、中途半端な考えではなく、簡潔に表現することを好みます。誰かが作業をしているときには、邪魔をするのではなく、自分の存在を認めてもらおうと考えます。また、私たちはすべての物事はつながっているということを前提に、問題をより全体的に捉えようとします。これらことの多くは、私たちの哲学、あるいは他の人が「インタキの信仰」と呼ぶものに集約されています。私たちはそれをシンプルに「Ida」と呼んでいますが、これは直訳すると「よく考える」ということです。これはインタキ人のことををよく表しています。それを「最も抵抗しない道」と呼んで私たちを軽んじようとする人もいますが、これはなかなか良い表現です。

私たちは「道」に従うことで、自己満足や自己否定の両極端に陥ることなく、中庸の生活を目指しています。Idaは生き方であり、私たちは天国や地獄を信じることはなく、いかなる文章や言葉も「真実」として受け取ることはありません。Idaは道です。しかしインタキ人は自分でその道を歩かなければならないのです。

「すべてのものは循環している」それがひとつの核となる教えです。死は再生につながります。解決というものはより多くの問題を引き起こすだけです。私たちは「魂」や「精神」は永遠であり、何度も生まれ変わって新たな教訓を学び、そのサイクルを完全に理解して、ようやく次の段階に進むことができると知っています。そのためには「再生者」が重要な役割を果たします。彼らは解放されることを選択しつつも、残って他者に教えることも選択するということを受け入れ得るレベルに達した人たちなのです。以前は、魂が本当に生まれ変わったかどうかを確認するために、多くの試練や儀式が行われていました。また、精神的な鍛錬やトレーニングによって、再生者は幾度にも渡る人生の中でライフワークを続けることができました。これら稀少な人々に「Idama」という称号が与えられたのです。

現代では、テクノロジーの助けを借りて、再生のプロセスはより確かなものになりました。実際、生まれ変わった人の技術や経験の多くは、精神の再生やクローンの開発とその完成を助けてきました。しかし、今日でもIdamaの地位は、助け無しで生まれ変わった人のために確保されているのです。

Vremaja Idama

著名なインタキ人

ガレンテ連邦の元大統領であるSouro Foiritanは、インタキ人の家系である。ガレンテ以外の移民のコミュニティを隔離するという国家主義的なキャンペーンを掲げていたMentas Blaqueに勝利したのは、インタキ人とマナー人の市民からの投票が突然急増した事によるものだった。

ここ数年、数人のIdamaがカプセラのコミュニティで大きな話題となった。

  • Vremaja Idamaは、Intakiの文化とPlacidリージョンのセキュリティ向上のために積極的に活動している。
  • Sundari Idamaは麻薬密売計画に関与しており、RISE(訳注 : ドラッグの一種)を満載したサーペンティスの空母がIllorenのVorada Kuvakeiの臨時指揮下にあるカプセラ船の艦隊に迎撃・捕獲され、連邦税関のザビエル監査官に押収されるという大事件(通称「RISE事件」)を起こしている。

Silphy en Diabelは、亡き父の後を継ぎ、能力の低い弟たちから権力を奪った後、インタキ・シンジケートの事実上のリーダーとなっている。


この文章は下記原典を翻訳したものです。原典の著作権はCCPに帰属します。
EVE Universe – Lore – Intaki
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