MMORPG EVE Onlineの情報。初心者向け情報、プレイ日記やニュース、そして国家・人物・歴史・社会・文化・経済・物語などのバックストーリー翻訳。
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カルダリ連合 労働者ユニオンデイ 旅行記

宇宙庶民ふりっぷは着替えている。

まっさらなTシャツの胸にはよく見慣れた「C」を左右対称にしたロゴが。

そう、今日はカルダリ連合労働者ユニオンデイ。つい先日、アマー帝国の建国記念祭に喜び勇んで馳せ参じたと思ったら今度はカルダリシャツに身を包んでパレード見学としゃれ込むガレンテ人のふりっぷです。もうよくわかりません。

カルダリカジュアル
カルダリカジュアル

もちろん服装だけではありません。厳しいお財布事情ながらなんとか捻出してカルダリフリゲートであるKestrelを新たに購入し、お祭り用のランチャーを装備。これでどこから見てもLOVEカルダリ。

本日の愛機、Kestrelちゃん
本日の愛機、Kestrelちゃん

今回はアマーの時と違って近郊の旅ですみそうです。最近少々殺伐とした日々を過ごしていたふりっぷはそんな自分の心を癒やすための小旅行に出発したのでした。


初心者Tips

というわけで、すべてのパレードを経由するルートを設定します。

今回回りたいスポットは公式で紹介されている上の画像の場所の他、同じ記事内で紹介されているNew Caldariの「ランドフォール・クツゥオト・ミル オービタルセンター」とUrlenの「プロヴィスト暴動慰霊碑」です。

このようにたくさんの場所を回るときの基本的な設定方法は……。(以下の画像は操作法の説明のために撮影しました。今回の訪問先とは異なります)

まずはマップを開き、右上の検索窓から星系名を入れて検索。場所が見つかったら「経由地点を追加」、この要領でどんどん追加します。

マップ上で経由地点をどんどん追加
マップ上で経由地点をどんどん追加

試しに四カ所登録した時の自動航路設定では13ジャンプとなりました。これは自分が登録した順番で各地に向かうルートになっています。

自動経路だと13ジャンプ
自動経路だと13ジャンプ

そこでルートの右側にある「A」の文字をクリックしてルートオプションを開きましょう。そして下から二番目にある「ルートを最適化」をクリックすると自動的に登録した地点をすべて回る効率的なルートに書き換えてくれます。(今は「最短ルートを選択」にチェックが入っていますが、安全重視の場合その下の「安全性を優先」を選んでおくと良いでしょう)

「A」からオプションを開こう
「A」からオプションを開こう

ルートを最適化した結果、さっき13ジャンプだったのが見事10ジャンプに!……うーん。ちょっと近所で設定しすぎてインパクトに欠けますね。でも役に立つ機能ですので覚えておいてくださいね。

見事……? 10ジャンプに
見事……? 10ジャンプに

ちなみに今回の小旅行の訪問先を上記の方法でルート設定したものがこちら。

小旅行計画表
小旅行計画表

数字がついているところが目指す場所。その間の「・」がついている場所が経由地点です。小旅行とは言え20ジャンプ以上というそれなりに回り甲斐のある旅路となりそうです。


このカルダリ労働者ユニオンデイのメインイベントは、実質的にカルダリを支配する八大企業がそれぞれの権力を誇示すべく行っているパレードとなっているようです。「労働者ユニオンデイ」とはなっていますが、カルダリ連合はある意味巨大企業による独裁国家的な色合いも濃いようで、それらしいイベントになっているようですね。

ここからはそれぞれの企業のパレードの光景をお届けしましょう。

ふりっぷの旅路は、本日「花火ぶつけて祝おうイベント」が行われている「Muvolailen」から始まります。

CBD Corporation – Muvolailen

すでに花火をぶつけろイベントが始まっているようです。本日もっともパレードらしい盛り上がりを見せる場所。

アマーの時と比べると荘厳さは控えめながら、純粋な国力の誇示という目的な充分に達成できている感じです。

Wiyrkomi Corporation – Annaro

カルダリ連合建国の父として知られ、ウィルコミを一流企業に押し上げた人物の名にちなむ、WPCS Tyunaul Seituodaを旗艦とする Wiyrkomi パレード

Wiyrkomi Corporation – Annaro
Wiyrkomi Corporation – Annaro

Lai Dai Corporation – Airkio

ライダイとアマー・クーニッド間のトレードを開拓した元CEOの名前を冠した「LDPS Saki Orluusa」を旗艦とするパレード艦隊。

 Lai Dai Corporation – Airkio
Lai Dai Corporation – Airkio

Kalaakiota Corporation – Sobaseki

カーラキオタのパレードを率いるのは「HGS Matias Sobaseki」
カルダリがガレンテから離脱する際に重要な役割を果たしたカーラキオタのCEOの名前から来たものだ。今までよりも明るい宙域がパレードを燦然と照らす。

Kalaakiota Corporation – Sobaseki
Kalaakiota Corporation – Sobaseki

Ishukone Corporation – Malkalen

ライダイコーポレーションのパレードと基本的な艦隊構成が似ているが、そんなパレード艦隊を率いるのは「IWS Otro Gariushi」だ。YC110年にマルカレン事件で命をおとしたイシュコネのCEOの名にちなむ。

Ishukone Corporation – Malkalen
Ishukone Corporation – Malkalen

Landfall Kutuoto Miru Orbital Center

ここでふりっぷは一旦パレードを離れ、New Caldariに立ち寄ります。お目当ては「Landfall Kutuoto Miru Orbital Center(ランドフォール・クツゥオト・ミル)」です。ひと言で言うとカルダリ自己啓発センターみたいな感じですが、あまりに乱暴すぎるので「 カルダリ観光パーフェクトガイド 」の解説を引用しよう。

「ランドフォール・クツゥオト・ミル」オービタルセンターは、カルダリ式の様々な心身の鍛錬法を教えるための施設である。「クツゥオト・ミル」という言葉を大まかに訳すと「心の道具」となるが、カルダリ式の文脈では、集中力、冷静さ、不屈の精神を極限まで高めようと努める人々によって用いられる鍛錬法を一括したものという意味合いの方がより適切だろう。カルダリ式クツゥオト・ミルの実践は古来の核心部分から、武道の型を含むその他多くの心身の鍛錬法へと広がりをみせた。

「ランドフォール・クツゥオト・ミル」オービタルセンターは、国家のサービス料とカルダリの銀行システムへの長期投資を通じて利用可能な機密資金を使い、カルダリ代表取締委員会によって維持されている。最近の通信機能の拡張と向上により施設の通信能力が大幅に拡大したことから、8つの支配的メガコーポレーションは、オービタルセンターにそれぞれ独自のクツゥオト・ミル教育放送局を開設した。カルダリ式鍛錬法の拠点として、当施設はニューカルダリプライムのランドフォール神殿と密接なつながりを持っている。

ランドフォール神殿はカルダリ宙域における最も大きな神殿であり、周囲にランドフォールの大都市が広がる広大な緑地に囲まれている。神殿は元来、祖先の魂を崇拝する場所であり、それはカルダリの人々にとって何より重要なものである。350年以上前に惑星に到達するために使用された最初のカーラキオタのコロニーシップの着陸地点に建てられたランドフォール神殿は、庭園やあずまや、そして寺院を擁する広大な複合施設である。共同墓地には12,000人を超えるカルダリの英雄たちが眠っている。国家基金を通じて支援を受けている唯一の神殿であり、ほとんどのカルダリ人は、信奉者でない人々でさえ、生涯に少なくとも一度は訪れるという。

カルダリ観光パーフェクトガイドより引用(本当はゲーム内解説)
多くのカルダリ人が自己啓発にいそしむLandfall Kutuoto Miru Orbital Center
多くのカルダリ人が自己啓発にいそしむLandfall Kutuoto Miru Orbital Center

ここに立ち寄って自己啓発やっちゃおうかと思ったふりっぷでしたが、なんだか洗脳されそうなのでやめました。さっさと次へ向かいます。

Nugoeihuvi Corporation – Josameto

パレード旗艦は「ISS Istria Josameto」
元国内治安管理局リーダーでノゴエイハヴィの元CEOの名前にちなんでいる。エンタメ界を引っ張るコーポレーションだけあって、艦船以外の演出装置もバッチリだ。

Nugoeihuvi Corporation – Josameto
Nugoeihuvi Corporation – Josameto

Sukuuvestaa Corporation – Saisio

旗艦を務めるのは「POUS Tuviio Kishbin」で、かつて貴重な無機物を手に入れてスクーベスタに富をもたらした山師元CEOの名にちなむ。スクーベスタは最大手の不動産会社で、やり口が汚いことでも有名だ。きっとこのCEOの流儀から来ているのだろうと、ふりっぷは想像する。

Sukuuvestaa Corporation - Saisio
Sukuuvestaa Corporation – Saisio

UrlenⅡ Provist Riots Memorial

そしてふりっぷは最後のパレード地に向かう前にまた寄り道をする。Urlenの「UrlenⅡ Provist Riots Memorial(ウルレンⅡプロヴィスト暴動慰霊碑)」だ。これについてもカルダリ観光パーフェクトガイドより引用しておこう。

YC110年6月10日、連邦軍がガレンテ連邦のルミネールシステムに侵入し、カルダリプライムを攻撃したとの知らせを受け、カルダリ連合全土に反ガレンテ暴動が広がった。大半の事件における犠牲者は比較的少数だったものの、ウルレンⅡの地下産業コロニーでは少なくとも1,000人の市民の命が奪われ、その大部分はガレンテ連邦におけるエスニックコミュニティのメンバーであった。

当時の相反する報告には、ガレンテの支持者たちがウルレンⅡにおいてルミネールへの侵入に対し立ち上がったという主張も含まれている。YC110年、ニューエデンの帝国間の戦闘状態による大混乱の中、暴動の真相は何年にもわたり不明のままだった。詳細調査はティブス・ヘスと彼のカルダリプロビデンス幹部会、すなわち「プロヴィスト」体制が崩壊した後のYC115年、代表取締委員会の命令によって行われた。プロヴィスト体制側は裏工作を試みたものの、ウルランⅡ暴動は当時の他の暴動と同様に、テンプリスドラグノース運動に身を投じていたプロヴィストの民兵組織とその協力者のテロリストたちが扇動したものであるという証拠と証言によって、事実が白日の下に晒された。

ティブス・ヘスによるカルダリ連合に対する極悪非道の犯罪がウルレンⅡの悲劇をはるかに越えるものとなり、かつての企業システムを再び主張する動きが起こる中、CEPのメガコーポレーションはプロヴィストが行ったカルダリ連合市民に対する民族的迫害は容認できないとの所信を強調しようと努めていた。CEPはその目的で全市民に向け調査結果を公表し、ウルレンⅡのプロヴィスト暴動による犠牲者を追悼する記念碑を発注した。

無法者、そして犯罪者であるティブス・ヘスに指示されたテロリストによって命を奪われた連合市民の皆さんに、心より哀悼の意を表します。カルダリ連合は企業の理想とカルダリ独自の道を信奉するすべての民のためにあることを再び深く心に刻み込みましょう。 – カルダリ連合代表取締委員会

カルダリ観光パーフェクトガイドより引用(本当はゲーム内解説)
UrlenⅡ Provist Riots Memorial
UrlenⅡ Provist Riots Memorial

金色に輝く星を背景に今も鎮魂を続ける慰霊碑にふりっぷは敬礼し、最後の目的地へと向かうのだ。

Hyasyoda Corporation – Suroken

YC98年に暗殺されたヒャショーダの元CEOの名にちなむ「CPFS Kaal Osmon」が旗艦を務めるこのパレード艦隊は、カルダリ企業の中でも有数の歴史を誇るヒャショーダの伝統を表すかのような荘厳さを持つ。

Hyasyoda Corporation - Suroken
Hyasyoda Corporation – Suroken

そんなわけで、ひととおりの旅路を終えたふりっぷはJitaへと戻ってきました。

NEW EDENに歴史あり。

巨大企業連合とも言えるカルダリの偉容を感じることができたユニオンデイでした。この行事を最重要な義務的行事とカルダリが位置づけていることにもなんとなく納得するふりっぷです。

彼は宇宙庶民。この壮大な歴史に名を残すことはないでしょう。しかし歴史の目撃者くらいにはなれるかもしれません。

そんなことを夢想しつつ今日もまた眠りにつく、ふりっぷなのでした。

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