新型CX-5 発表されましたね(ただの雑文)

どうもこんにちは。

表題の通りついに欧州にて新型CX-5が正式公開されましたね。

このサイトは基本的にCX-3のためのサイトですが、それでも新型CX-5には大注目です。

なぜなら、マツダの未来がかかっているからっ!

New CX-5
公式NEWSROOMより転載(画像クリックで該当記事へ)

街ゆけば、マツダ車とは思えない頻度でお目にかかるのがこのCX-5。2012年の登場からグローバルで450万台を売り上げたというこのクルマはまさにマツダの屋台骨を支える存在だと言えるでしょう。逆に言うとコレがコケちゃうと一気に会社全体の未来に暗雲が……。しかもアメリカありきのラージ戦略がトランプ大統領のおかげで先行き不透明になりそうな情勢ですからなおさらです。

というわけで、詳しい分析は大手さまやマニアな人たちにお任せしつつ、素人なりの雑感をば。

どんなクルマに? 新型CX-5

コンセプトは「新世代エモーショナル・デイリーコンフォート」

魂動デザインや人馬一体の思想に基づくワクワク感を維持、進化させつつ、使い勝手や乗り心地などの面にもこだわったということですが、これはマツダ車らしさを維持しつつ万人向けも目指したという風にワタシはとらえました。さらに先進機能も運転制御、通信・情報システムなど最新機能をてんこ盛りで新しもの好きなユーザーを満足させるものであるようです。

マツダの屋台骨を支える車種だからこそ、おそらく奇をてらった方向には行かないだろうと思っていましたが、コンセプト的にはまさにそんな感じ。方向性は正しいように思います。もっとも、大切なのはそれがちゃんと実現できているのかということですが。

エクステリア雑感

エクステリアの美しさは当然文句なし。サイドから見たフロント部分の造型が多少分厚さ、精悍さを増したような感じがありますが、これはCX-60などに寄せた最近のマツダらしい進化です。リアウインドは多少角度を立たせたように見えます。より広い車室や荷室のサイズを確保するための工夫であるように思えます。

あと発表前から「やたらデカくなったらどうしよう」的な心配があったサイズですが、全長は4690mmと現行の4575mmより10センチ少々長くなったものの、全幅は1460mmと現行より1.5センチ増えただけですので、従来の日本ユーザー的にも許容範囲内ではないでしょうか。

リアのロゴがいつものカモメマーク(フライングM)ではなく、最近流行の横文字ロゴになっているあたりは好みは分かれそうですが、まあ流行だから仕方ないかなw

まあぶっちゃけ、エクステリア的には進化はしているものの、オーソドックな正統進化。サイズの変更はエクステリア的なニーズよりも、使い勝手、コンフォート面の要求から来たものであるように感じます。

全体的にこれまでのマツダデザイン、魂動デザインの優位性を守りつつ、アクセントになる部分に新しい要素を入れ込んだイメージです。

むしろ大きく進化したのはインテリアでしょうか。

インテリア雑感

さて、そのインテリアですが。

質感、ラグジュアリー感はさすがマツダ。クラスを考えるとかなり上質。

フロントパネルからサイドにかけて水平につながる造型など、水平感を感じさせるつくりは整然としたイメージがあるだけでなく、車両の姿勢変化を感じやすくし、快適な運転をサポートする狙いもあるようで、このあたりはマツダらしいですね。

ハンドルも一新され、エクステリアリアと同じくカモメさんがどこかに飛んで行って、MAZDAの文字が並んでいます。良くなったのかどうかはともかく、とにかく全面的に新しい要素を詰め込もうという気概は感じられます。(別にけなしているわけではない)

車室空間もより広く、開放感を感じられるものになっているようで、広く一般ウケする方向に進化しているようです。上に掲載した動画や、下の動画でもドライバーと言うより同乗者も含めたコンフォート感をプッシュしており、より広いニーズを掴みに行っていることがわかります。

ただ、細かいことはさて置き、すでに巷でも言われていることですが、やはり気になるのはココです。

極端に少ない物理スイッチと「アレ」の廃止

今までのマツダらしくない、デカいモニターが鎮座しております。

まあモニターがデカいのは(個人的には好みではありませんが)それこそより幅広い層のウケを狙うならやむなしといったところかと思うのですが、そのモニター下がえらくスッキリしています。空調関係の物理スイッチは廃止されたようです。

これがモニター部分のメニューですが、下部にエアコン表示があることからも明白ですね。

さらに……なんと、センターコンソールに配置されたコマンダースイッチが廃止……。

おい。アレがないぞ、アレが

このあたりの一連の変更、これは非常に残念。

上の記事で書きましたが、ドライバーファーストで考えるのなら、とにかくよそ見せずに直感的に使えるインターフェイス、すなわち物理スイッチ最強です。テスラに代表される「何でもタッチ操作」は目新しさこそありましたが、やはり操作性に難ありですし、安全基準的にも再び見直しの機運が高まっているところです。

Be a driverの旗印を掲げるマツダがなぜ今こんなことを……というのが本音です。

中国から展開されるEZ-6がこんな感じだったのは知っていましたが、これはとにかく中国の流行に潔く乗っかったもので、基幹車種はこんな方向に行かないだろうと思っていたので驚きであると同時に率直に言って落胆です。

実際のところ、モニター集約型のインターフェイスというのは目新しさだけではなく、多岐にわたる今の車の機能のコントロール系統を集約する上で「やりやすい」し、将来的なアップデートの簡便さの上でもメリットはあるようですので、全否定するものではないのですが……それはメーカー側の都合であって、ドライバーとして言うならば、運転中に操作する可能性があるものは極力よそ見せずに直感的に使える方が良いとワタシは思っていますので、その点では……

と、あえて無茶なことを言っておこうと思います。ゴメンゴメン。

ちなみに、ハンドルまわりのスイッチは色々てんこ盛りですが、拡大してみたところ基本的には従来と同じ左側はオーディオ・電話・音声コントロール呼び出しなどがメインで、右側はクルコン関係のようです。もしかしたら、音声コントロールがとても使いやすくなっているから物理スイッチを減らしても大丈夫だという可能性もありますが、少なくともワタシは機械相手に会話しようとは思いません。時代遅れなのかもしれないとはわかっているのですが、やっぱりイヤなものはイヤですし、そういう人も多いんじゃないのかなぁ……。

ま、このあたりも今のマーケット動向から「売れる」形を優先的に取り込んでいるのだろうとは思いますので、別に「マツダはわかってない!」とは言うつもりはありません。

でもやっぱり……マツダらしくはないよねぇ。

その他雑感

エンジンに関しては、まずe-SKYACTIV G 2.5(M ハイブリッド付)でのリリース。2027年あたりには話題の新型エンジン、SKYACTIV-Zを搭載予定とのこと。

とりあえずディーゼルが廃止(ラージは継続)ということですね。国内では現行CX-5の半分くらいはディーゼルらしいですから、このまま国内展開となれば……どうでしょ。もっとも今回は欧州でのリリースですから国内リリースの際には搭載の可能性もあるかもしれませんね。

大きな流れ的には少なくともスモールからミドルあたりのディーゼルは縮小傾向ですが、まだCX-3、CX-30、Mazda3など引き続きディーゼルモデルが販売中ですし、そもそも現行CX-5で絶賛販売中なのですから無理ではないと思うんですよね。今回の欧州リリースを受けての国内の反応と、SKYACTIV-Zの開発とその出来次第なのかもしれません。

価格については、ドイツにおいて35,000ユーロからとなっており、現在の日本円換算で約600万円です。しかし、これは円安などの事情もありますからそのままの価格で国内販売ということはないでしょう。

参考までに、CX-60の国内価格は約330万円からですが、ドイツでは48,890ユーロからとなっており、これは日本円換算で約830万円です。これから察すると、国内ではそれなりに勝負できる価格になると予想できますので期待して待ちましょう。

まとめ

とにかくCX-5については、細かく分析できるだけの知識がありませんので、ホントの雑感のみですみません。

インテリアのスイッチ関係は個人的にはマイナスポイントですが、おそらくそんなことはマツダは承知の上でしょう。全体的にもとにかく売れているモデルを正統進化させつつ、最新機能を盛り込み、一般的なニーズが高い豊かな空間や同乗者も含めた快適性にスポットを当てていることからもわかるように「とにかく売れる」モデルを目指しているようにワタシは感じます。

なんだかんだ言っても、CX-5が堅実に売れているからこそ他の車種では無謀な果敢なチャレンジが出来るというものです。

CX-3についてもモデルチェンジの噂が現実的になってきている現状(名前はCX-20になるかも?)ですから、なんとか新型CX-5さまにはしっかり売れていただき、CX-3が存分にチャレンジできる環境を維持してくださいませ。お願いしますお願いしますお願いします。最低限、マツダあるあるの初期モデル大欠陥祭りだけは勘弁してください。マジで。

結局CX-3の事しか考えていないワタシですが、好きなんだから仕方ない。それでも一応マツダとマツダ車全般に愛はもっているつもりですのでご勘弁ください。CX-5がどうなるかがマツダにとって重要なのは間違いありませんから、今後も注視していこうとおもいます。

それではまた。

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