MMORPG EVE Onlineの情報。初心者向け情報、プレイ日記やニュース、そして国家・人物・歴史・社会・文化・経済・物語などのバックストーリー翻訳。
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Blackfowl – 黒鳥

Blackfowl(黒鳥)は、Palpis第六惑星に生息する小さな鳥類である。その名称にもかかわらず、黒鳥はその鮮やかな色とりどりの羽で有名であり、特にオスが有名である。調理すると肉の色が黒くなることから、黒鳥と呼ばれるようになった。

歴史的背景

黒鳥は、元々PalpisVIに生息していたが、その後アマー帝国やミンマター共和国全域に野生種として、また家畜として広まった。

記録上最大の黒鳥は体高22センチとなっているが、そのほとんどは9から16センチほどである。そのため、皮を剥ぐのが難しく、食感も悪く、肉の色も悪いため、主要な食用にはなっていない。しかし、アマー王族の間で狩猟用の動物としてある程度の人気があったため、他の惑星に大量に輸出されることとなってしまった。

結局、黒鳥は野鳥は奴隷や最下層の民の食料となっていった。

分布と生息地

元々は黒鳥は、PalpisVIのArad大陸に生息していたが、現在では帝国と共和国の人が住む惑星ほぼすべてで、ある程度の数が確認できる。彼らは洞窟もしくは低地の湿地帯や沼地の地面に巣を作る。

特徴

本来は数百羽の群れで飛ぶが、狩猟動物として利用されているところでは30羽前後の群れになっている。このずんぐりとした鳥は、ネズミ類のような顔つきと、くちばしのない口元から、当初は哺乳類と間違えられた。コウモリのような短い耳は音に非常に敏感で、聴覚は黒鳥の主要な感覚であるが、超音波による反響定位は使わない。二本足で立ち、3つの前爪と1つの小さな後爪を持っている。それぞれの脚の中程より上にもう一つの爪がある。

黒鳥の尾は赤い羽根が扇状に広がっている。翼は大きく、鮮やかな色の羽根が複雑な模様を描いている。しかし雌は雄よりも大きく、くすんだ色になる傾向があり、多くの雌は地味な色をしている。雌雄ともに翼は装飾的なものであり、持続的な飛行はできないが、黒鳥を空中に浮かべ、高さ・距離ともに数メートルほど運ぶ程度の揚力は充分にある。

皮膚は厚くて柔らかく、脂肪分のような粘りがあり、筋肉組織は非常に脂っこい。

生殖の特性

黒鳥は他の鳥類と同じように繁殖し、雄が雌に受精させ、雌が卵を産む。その後通常3~4週間程度で孵化するまで交代で見守る。雄と雌は生涯を共にする。繁殖は年一回で、雌は3~6個の卵を産む。

用途

食材

脂がのりすぎた肉感については多くの人は魅力を感じていないが、現在では帝国の多くのトレンディなレストランで、奴隷による伝統的な調理法で焼かれた黒鳥料理を見ることができる。それはStarkmanir祭でよく供される伝統的な料理であるが、ミンマター共和国ではほぼ完全に見られなくなってしまった。

その他

黒鳥の羽はその美しさにもかかわらず、皮の質の問題から入手が困難であるため、その用途は限られている。黒鳥の羽は、Khu-ArzadのStarkmanir祭で装飾として見られる。生きた黒鳥をSokavali溶剤で処理する方法が導入されてからは、ガレンテのファッション業界でも一時的に黒鳥の羽が使用されていた。しかし、動物愛護団体が、連邦内でのこの行為を禁止することに成功した。


この文章は下記原典を翻訳したものです。原典の著作権はCCPに帰属します。
原典 EVE Universe – Lore – Blackfowl
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