MMORPG EVE Onlineの情報。初心者向け情報、プレイ日記やニュース、そして国家・人物・歴史・社会・文化・経済・物語などのバックストーリー翻訳。
MMORPG EVE Onlineの情報。初心者向け情報、プレイ日記やニュース、そして国家・人物・歴史・社会・文化・経済・物語などのバックストーリー翻訳。

Palpis VI- Palpis星系第六惑星

PalpisⅥ(パルピス第六惑星)は温暖な惑星で、fedo(フェド)やblackfowl(黒鳥)などのユニークな生命体が多く存在する。

歴史的背景

PalpisⅥは西暦22000年頃にアマー人によって発見された。最初に入植したのもアマー人であると思われる。当初は、アマー社会での地位向上のために土地を手に入れようとする平民を中心とした入植者が大量に流入したが、それ以降、PalpisⅥの人口レベルは比較的安定している。パルピスVIの社会は帝国の基準から見ても極めて田舎である。

フェドが発見されたことで、この惑星の経済は小さなブームを迎えた。しかし、それも束の間、フェドの繁殖速度の速さから、すぐに他の場所で簡単に手に入るようになってしまった。この惑星のもう一つの主要輸出品である黒鳥についても同様の流れとなった。

この星系のランドマークとなっている「放棄された難破船」は、PalpisⅥが比較的に孤立していることをはっきりと示している。19個の衛星と近くにある二つの惑星の30個の衛星を合わせて考えても、この惑星周辺の交通量は常に少なく、軌道上に大きなステーションが係留されたことはない。Palpis星系の中で居住者のいる惑星はここだけであるため、この星系はほとんど開発されておらず、注目すべきステーションは1つも設置されていないが、パルピスVIの第3衛星の裏側には小さな科学基地がある。

軌道と気候

4.364AUの距離で恒星の周りを回っており、1周するのに322.4日かかる。PalpisⅥは、パルピス星系の中で唯一の温帯惑星である。平均表面温度は306.08K(摂氏32.93度)。極端な場所(砂漠や極地)を除けば、243.15〜323.15K(摂氏-30〜+50度)という人間の活動に適した範囲の温度である。

構造プレート

温帯の惑星の中では比較的重力が大きいにもかかわらず、地殻変動はほとんど見られない。惑星のコアは、鉄とニッケルで構成された固体である。コアを取り囲むマントルは厚く、半固体であるため、何百もの構造プレートが数百万年にわたってゆっくりと表面を移動することを可能にしている。

大陸

PalpisⅥにはArad、Bahmardor、PahallalそしてUmahelの四つの大陸がある。

Arad

AradはPalpisⅥの主要な大陸であるが、最大ではない。赤道のすぐ北側に位置しており、PalpisⅥの中でも最も高い山脈から広大な砂漠まで、多種多様な動植物の生息環境がある。大陸の多くの部分には洞窟網が広がっており、フェドのような多くのユニークな生命体が生息している。
この大陸はアマーの植民地化が進んでいるが、主要都市のKewshhrstanを除いて、この大陸の居住地はすべてかなりの田舎である。

Bahmardor

BahmardorはPalpisⅥの中で最も大きな大陸であるが、土壌にアルカリが多く、周囲の海にアンモニアが多いため、最も生命体に乏しい大陸でもある。南極近くに位置し、年間平均気温は-45℃(228.15ケルビン)である。

Pahallal

北極点に近いPahallalは、通常、周辺の多くの島々を含むと考えられているが、厳密には独自の構造プレート上にある。

Umahel

Umahelは、PalpisⅥで2番目に人口の多い大陸である。また、最も工業化された大陸でもあり、この惑星の鉱業の90%がここに集中している。

海洋

PalpisⅥの水域は6つの海に分かれており、そのうち4つの海は塩水である。Palhapaは2番目に大きな海で、淡水で構成されている。最大の海であるKemtrは、南極を囲むように存在し、アンモニア濃度が非常に高いのが特徴である。

軌道天体

PalpisⅥは、他の中惑星と同様に多くの軌道上の天体を持ち、19個の月がある。これらのほとんどは目立たないものだが、そのうちの1つには、低温で繁殖する金属耐性のある生物が生息している。この微生物は高い金属耐性を持ちつつ氷点下の環境でも繁殖する。第3衛星にある大きな炭化水素湖に生息していることが発見され、アマーの科学者たちによって研究されている。


この文章は下記原典を翻訳したものです。原典の著作権はCCPに帰属します。
原典 EVE Fiction – PalpisⅥ
Copyright © CCP 1997-2021