MMORPG EVE Onlineの情報。初心者向け情報、プレイ日記やニュース、そして国家・人物・歴史・社会・文化・経済・物語などのバックストーリー翻訳。
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UoC 第7調査班ニュース 04

皆さま、ごきげんよう。そして新年のお祝いを申し上げます。

University of Caille 人類学部第7調査班 首席研究員のSaaren Arma(サーレン・アルマ)です。

首席研究員 Saaren Arma

年が明けても私たちの活動は休まることがありません。年末から年始にかけても文献の編纂・翻訳は進んでおり、前回以降に一般公開されたものをお知らせさせていただきます。

第7調査班クロニクル書庫

NEW EDEN 人類学大事典

Mind Clashは言うまでもなくNEW EDEN有数の人気競技ですね。EgoneはEgonics社の誇る音楽配信サービスですが、こちらも合わせてご覧ください。

Dam-Torsadはアマー帝国の中枢とも言える都市ですが、まずは人類学大事典版で概要を学んでいただいた上で、クロニクル書庫版のガレンテ大使による記述をご覧いただくのがよろしいでしょう。ちなみにその大使というのが「Yanou Lautere」氏でございます。

そして興味深いのが「Book of Records」です。古代から現代まで、皇帝から平民までほぼすべてのアマー帝国の住人について記録されている書物ということです。時代の流れから電子版も公開されているようですが、その内容の幅も深さも実書籍版の断片と言えるレベルのようです。

私たちのように書物を扱う仕事をしていると思うことがあります。電子化というものは便利ではありますし、一般的には紙の書籍よりも情報の劣化もなく長持ちすると言われています。しかし、それは真実でしょうか? 電子媒体というものは、時代の技術レベルやそこから産み出されたデバイスに依存します。今、私たちが進めている活動の結果も基本的には電子媒体に蓄積していますが、果たして1000年後、子孫たちの手にこの成果は届くのでしょうか? 確かに、テクノロジーが連続性を失わずに継続していくならば電子的記録はまったく劣化せずに1000年であろうが2000年であろうが残り続けるかもしれません。

しかし、もしその長い歳月の間に、その文明を分断するようなことが起こってしまったらどうなるのでしょうか? そう、EVEゲートの崩壊のような……。

皆さまに公開しているものは電子的データに掲載されたものですが、実際に作業する私たちの目の前には、電子的媒体だけではなく、実書籍、いや、本とは言えないような紙切れに至るまで様々な状態の資料が山積みになっています。目の前にそびえるその山を眺めていると、私は、ふとそんなことを思ってしまうのです。

でも、そのような感傷はこのくらいにしておきましょう。

私は研究者として、今ある課題に、今できる方法で取り組み続けるしかないのですから。

今年も変わらず、研究成果を皆さまにお届けいたします。皆さまの生活や戦いの合間にでも読んでいただければと存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

最後にひとつ、私的なことを書いておきましょう。

―― to Flip Slay

あなた、InterBus社のユニークな宣伝をまとめて編集した動画を一般向けに公開したようですね。なかなか良いできだとは思うわ。でも、言っておきますけれど、あのコマーシャルを宇宙に漂いながら撮影したのは、私ですからね? なぜクレジットに私の名前が入っていないのかしら?

今度私の研究室に来る時の手土産、楽しみにしてるわね?

それでは今日はこの辺で。
皆さまのご利用に感謝申し上げます。

University of Caille 人類学部第7調査班
首席研究員 Saaren Arma

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