シバー人は、商取引であろうが戦闘であろうが、焦点を絞って相手を攻めることに絶対的に長けている。競争心が強いゆえに、混沌とした状況や熱狂的な活動の中で彼らは繁栄してゆく。生まれつき頭の回転が速く、プレッシャーの中でも冷静さを失わないため、ストレスの多い産業界や軍事関係の職業に就くことが多い。
人種の特徴
シバー人男性は、概して強固で柔軟性のない道徳的規範に従い、世界を黒か白かという融通の利かない物差しで見がちである。怠惰な生活を送ることはなく、仕事を通じて自分自身の存在価値を認識し、他人にも同じことを期待するが、人間関係を犠牲にしてしまうこともまれではない。
男性と同様、シバー人女性もあらゆる試みを追求する上で卓越した努力を惜しまない。厳格な道徳観を持っているため、カルダリの基準に沿わない者を厳しく批判する。彼女たちは規律を重んじることで有名だが、同時に偉大な教師でもあり、次世代にカルダリの道を伝える責任を負うことを誇りに思っている。
系統
反体制派
カルダリ社会の冷徹な規律はすべての人にとって魅力的なものではなく、企業の支配者が日常生活に与える影響に満足している人もいない。あからさまな反抗はしないものの、反体制派は内部から体制を変えようと多大な時間と労力を費やしている。国はこのような人たちを注視している。
傭兵
多くのシバー人は、戦いの残酷さに深い魅力を感じている。このような図太い人々にとっては、安定した戦闘が約束されていることが、自分たちのサービスを最高額の入札者に熱心に売りこむ動機となる。中には、社会の影に隠れてはいるものの、代々傭兵の伝統を受け継いできた家系の者もいる。
起業家
シバー人は通常ビジネスに精通しているとは思われていないが、いざビジネスを行うとなると、戦場と同じような攻撃性と自信を持って行動する。彼らにとって、ビジネスは意志の戦いであり、集中的な警戒心と冷酷さをもって追求されるべきものなのだ。
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原典 EVE Fiction ー Civire
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