MMORPG EVE Onlineの情報。初心者向け情報、プレイ日記やニュース、そして国家・人物・歴史・社会・文化・経済・物語などのバックストーリー翻訳。
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37th (Octopus) Squadron – 第37(オクトパス)戦隊

第37(オクトパス)戦隊は、カルダリ海軍の番号付き戦隊のひとつであり、戦闘艦による多くのフライトに従事している。その起源はカルダリ・ガレンテ戦争(BYC81~YC12)のフリゲート戦隊に遡り、現在はフリゲート、クルーザー、バトルシップを含む柔軟に運用される準主力戦隊となっている。オクトパス戦隊は、カルダリ海軍のカプセラ戦隊の中でも特筆すべきひとつである。

第37(オクトパス)戦隊 レッドフライト(レッド小隊) Caracal級巡洋艦
第37(オクトパス)戦隊 レッドフライト(レッド小隊) Caracal級巡洋艦

歴史

カルダリ・ガレンテ戦争が勃発した時、カルダリ軍は限られた人数を最大限に活用すべく、シングルパイロットタイプの戦闘機に大きく依存したいた。あらゆる種類の大型の軍用艦や産業艦から転用された航空母艦のサポートを受けての戦闘機の使用というのが、この戦争の序盤におけるカルダリの支配的方針だった。第37戦闘機中隊はカルダリ宙軍において数多く運用されていた部隊のひとつであった。

カルダリ・プライムからの撤退後も、カルダリは戦闘機を使い続けていたが、ガレンテによる、ハンターシーカードローン艦隊へと着実に進化してきた自律型機雷の使用により、ますます迎え撃たれることが多くなってしまった。この新たな脅威に直面して、カルダリは戦闘機のデザインをより強力なシールドと兵器を備えた重装備艦へとアップグレードした。彼らはこの新たなデザインを「フリゲート」と呼び、その多くは数人のクルーを必要とした。

第37戦隊は新型フリゲートを装備した多くの戦隊の1つで、その革新的な戦術で急速に頭角を現した。「オクトパス戦隊」というニックネームはすぐに定着し、第37飛行隊の乗組員は新たに設立されたカルダリ海軍のエリート中のエリートとみなされるようになた。ジョヴによってカプセル技術がカルダリに提供されると、第37戦隊はその恩恵を受ける最初の戦隊のひとつとなった。

YC12年にカルダリとガレンテの間で締結された停戦協定の後、第37(オクトパス)戦隊はカルダリ海軍の常設宇宙軍の一部となった。その歴史の大部分において、第37番隊は、だいたい3つのフリゲート小隊で構成されるフリゲート部隊であり続けた。この戦隊は戦後になっても、戦時下で使われていたモデルに頼っていたが、その後数十年の間に、戦隊は概して赤、青そして緑に色分けされたKestrel、Condor、Griffinで編成されるようになった。

論争

オクトパス戦隊は長く名高い歴史を持つが、スキャンダルや失敗がなかったわけではない。悪名高いガリスタス海賊団の創設者であるJirai「Fatal」LaitanenとKorako「The Rabbit」Kosakamiの2人は、第37番隊に従軍した後にカルダリ海軍から脱走し、無法者グループを設立した。この裏切り者の戦隊コールサインが、北部辺境地で最も成功した海賊の領主二人のニックネームとして悪名高いものとなったという事実は、時折カルダリ海軍を困惑させるネタとなっている。

また、第37番隊は、YC115年3月のカルダリ・プライムの戦いにおいてカルダリ海軍のリヴァイアサン級タイタンCN Shiigeru(訳注:CNはCaldari Navyの略だと外人プレイヤーさんに教えていただきました)の防衛が失敗した時にも参加していたし、隊の急進的なProvist将校や下士官達は、YC115年11月に起きた悪名高い「Operation Spectre(オペレーション・スペクター)」の大失敗に関与していた。オクトパス戦隊の多くの将校や下士官達が軍法会議にかけられたのに続いて、Sami Okuda空軍司令官の死亡が判明した。個人的な「ティーメーカー・セレモニー」によって自らの命を失ったことは明らかであった。

カルダリ海軍の上層部の中には、第37(オクトパス)戦隊の解散を主張する者もいたが、戦時中の部隊の功績と名声に加えて、Okuda司令官が名誉ある道を取るという選択をしたことで、大幅な組織再編を伴うものの、伝統主義者達は部隊維持への賛同を勝ち得たのである。特に有名な「レッドフライト」は、ミサイル巡洋艦による強襲小隊へと格上げされた。

現在の組織

第37番隊は、カルダリ・プライムの戦い、オペレーション・スペクター、そしてそれに続くYC116年の軍法会議の後に大幅に再編成された。オクトパス戦隊は、カルダリ海軍の作戦遂行において中核的な要素と考えられており、ミッションにおける必要性に応じてに自由に配備できるように計画されたフライトロスターを有している。オクトパス戦隊に無い艦船や装備を必要とする特別なミッションにあたっては、カルダリ海軍の多くの専門部隊からの小隊を共同配備して対処する。

YC119年現在、第37(オクトパス)戦隊の7つの小隊は次のように組織されている。

  • Gold Flight(ゴールドフライト)- 司令部 / 戦艦5隻(Rokh および Scorpion)
  • Silver Flight(シルバーフライト)- 爆撃 / 戦艦5隻(Raven)
  • Weird Flight(ワイヤードフライト)- 電子戦 / フリゲート艦3隻、巡洋艦3隻(Kitsune およびBlackbird)
  • Orange Flight(オレンジフライト)- 重攻撃 / 巡洋艦5隻(Cerberus)
  • Red Flight(レッドフライト)- 軽攻撃 / 巡洋艦5隻(Caracal)
  • Blue Flight(ブルーフライト)- 急襲 / フリゲート艦5隻(Hookbill)
  • Green Flight(グリーンフライト)- 緊急支援 / フリゲート艦5隻(GriffinとKirin)

この文章は下記原典を翻訳したものです。原典の著作権はCCPに帰属します。
EVE Universe – Lore – The 37th (Octopus) Squadron
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