Gallente-Caldari War [1] : The Early Days – ガレンテ・カルダリ戦争 – 開戦前夜

2世紀前にガレンテ連邦が設立された時には、カルダリ企業はすでにカルダリの社会において十分に確立されていた。彼らは現在ほど強大な存在ではなかったが、それでもカルダリの経済活動において傑出した存在であった。

連邦が設立される500年ほど前、ガレンテとカルダリが共同でジャンプゲート技術を発見した直後、カルダリ企業はガレンテの指揮の下で行われるものとは別に独自の星間探査と植民地化を開始した。これらの植民地がガレンテ人に隠れて維持されてきたことが、ガレンテとカルダリの間の摩擦の原因となり、ついにはカルダリの連邦からの脱退、そして両種族間の戦争へとつながっていったのだ。

すべては、あるガレンテの探査船が偶然にカルダリの隠された植民地を発見したことに始まった。これを知った連邦議会は、この件について全面的な調査を行うことと、すべての秘匿されたカルダリの植民地を、直ちに連邦の管理下に置くことを要求した。
このことは、自分たちの仕事について連邦が干渉を強めていることについて、すでに不満を抱いていたカルダリ企業にとってはやりすぎだった。カルダリにとっては、直ちに立ち上がるか、さもなくば屈して自治権を永遠に失うか、というシンプルな問題だった。彼らは立ち上がることを決意したのだ。

当初から状況を緊迫させていたのは、カルダリ・プライムの状況だった。ガレンテ・プライムと同じ星系に位置していたことが、ガレンテ人を非常にナーバスにさせたし、さらに重要なだったのは、かなりの数のガレンテ人がカルダリ・プライムに居住していたことである。
カルダリが連邦から脱退した直後、彼らは（かつて）隠されていた基地につながるジャンプゲートを確保することに集中した。これらの基地は当時のカルダリの軍事インフラのバックボーンとなっていたからである。時を同じくして、ガレンテは艦隊をカルダリ・プライムの軌道上に移動させ、惑星封鎖を開始した。

その後数日の間は何も起こらなかった。カルダリ人はジャンプゲートのそばに陣取ることに甘んじている一方で、ガレンテ人は和平協定を結ぶための最善の交渉方法について議論していた。しかし、カルダリ・プライム上のカルダリ人にとっては不安な日々が続いた。彼らはガレンテによる封鎖に耐えきれず、やがて小規模なゲリラ活動がエスカレートし、全面的な敵対行動へと発展した。結局、カルダリ・プライム上のガレンテ人は連邦の優柔不断さの代償を支払わなければならなかったである。

転機が訪れたのは、カルダリのゲリラたちが、ガレンテ人が住む海底都市、Nouvelle Rouvenorのガラス張りのドームを破壊した時だった。これにより50万人以上が死亡した。それからは、ふたつの種族間の長く血なまぐさい戦争はほぼ避けられないものとなった。連邦は直ちに報復し、カルダリ・プライムに占領軍を派遣し、この惑星への計画的な軌道爆撃を開始した。程なくカルダリ人達は山や森に追いやられ、彼らの抵抗は日ごとに弱まっていった。唯一の問題点は、新たに設立されたカルダリ連合がどのように対応するかということだった。

参考文献

Gallente-Caldari War [2] : The Breakout（未翻訳）
Gallente-Caldari War [3] : The War Drones On（未翻訳）