MMORPG EVE Onlineの情報。初心者向け情報、プレイ日記やニュース、そして国家・人物・歴史・社会・文化・経済・物語などのバックストーリー翻訳。
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Day of Darkness – 暗黒の日

The Day of Darkness「暗黒の日」とは、アマー帝国とのファースト・コンタクトの日にミンマター人がつけた名称である。その日はマター史上最悪の嵐の日でもある。

史実の概要

アマー帝国がミンマターを発見したのは西暦22355年のことだった。彼らはアマー帝国がこれまでに遭遇した中で最大の文明であり、自分たちの星系以外に入植地を持っていた最初の文明であった。彼らを潜在的な脅威と判断した帝国は、長い時間をかけてミンマターの能力と防衛力を秘密裏に調査した結果それが不十分なものであると判断し、攻撃の機会を伺っていた。

22480年、マターのCoricia大陸を大きな暴風雨が襲った。アマーはそれに乗じて迅速な先制攻撃を開始し、Pator全域の宇宙施設と造船所を破壊し、ミンマターの指揮系統を混乱に陥れた。

嵐と軍事攻撃が終わると、アマーは6隻の巨大な奴隷船をPatorの各惑星に配備し、生存者を略奪した。Belogor、Varkal、Kulheimの植民地はこの襲撃ですっかり人口が減少してしまった。HuggarとSyldの植民地では人口の半分以上が失われた。その間マターではミンマター人が惑星上で激しい抵抗を見せたが、何世紀もの間、大規模な戦争を知らなかった彼らは、嵐とアマー軍の正確な攻撃によってインフラが破壊され、アマー帝国がマターだけでも数億人もの民衆を奴隷にするのを防ぐことができなかった。これは、次の千年に渡ってさらに数億人が奴隷化されることとなった襲撃の中でも最大のものであった。

アマー人は明らかに嵐を利用したが、嵐の原因を作ったわけではない。この日の大嵐は、気候変動と潮汐の乱れによる天候の悪化の結果であることを示す証拠がいくつかある。気候変動は通常、工業化の影響によるものとされているが、近年、ミンマターの伝説である「収穫された月」が実際にあったことで、この採掘(収穫)による月の喪失が潮汐の乱れと気候変動の両方の原因になったのではないかとする少数説があらためて注目されている。


第7調査班クロニクル書庫にも同一テーマの文献あり。そちらも参照のこと。


この文章は下記原典を翻訳したものです。原典の著作権はCCPに帰属します。
原典 EVE Fiction – Day of Darkness
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