探偵リヒトの事件簿04 「ナオミンの災難」 -Naomin’s misfortune-

2011年6月4日 初版

緑本4冊 + まえがき・あとがき・登場人物表 各1冊 + 捜査用ルーンブック1冊
価格 : 上記のセットで 4,000gp
※ 緑本は一冊100ページ

Table of Contents

あらすじ

この頃リヒトの様子がおかしい。大好きな釣りをしているときもなんだか上の空。
でも、そんなこと言ってる場合じゃない! 事件発生だ!

今回の事件はブリテインの街にある宝石屋さんで起こった。
特注の鍵のかかった箱から忽然と消えた高価な宝石。
入れるはずのなかった建物と開くはずのない箱。
二重の密室に探偵リヒトが挑む!

そして、リヒトたちが出会ったガーゴイル少女、ナナに隠された謎とは?

 

立ち読み! – プロローグ&Chapter1を読む –

解説

探偵Lichtシリーズの第四作です。
第三作を発表したのが、2008年の3月。実に三年以上経過してしまいました。前作発表後まもなく、ちょっとしたトラブルで糸が切れてしまったわたしはあっさり休止。もう二度と訪れることはないだろうと思っていたのですが……。巷のオンラインゲームも似たようなものばかり氾濫しているのに幻滅し、なんと言っても本屋さんができるゲームなど他にあろうはずもなく、次第に募るブリタニアへの思い。

そんなわけで2011年復帰、そして夢にまで見た探偵事務所の再開、まずは旧作の再販からスタートしておりました。
しかし、本当の復活と言えるのは、当然新刊を発表したときです。そう思って、構想を練り……ますが、やはりブランクが大きく、大変難航いたしました。
今までは、できるだけ短くを目指していたのですが、今回はそこに気を配る余裕も持てず、またもやあなたのプレイ時間を削ってしまいます。でも、それでも今回は胸を張ってこの作品を送り出したいと思います。

推理小説としての難易度は低いです。もしかしたら斜め読みでもトリック解っちゃうかも……。ま……まぁ、ゲーム内の本だからこのくらいでいいんじゃ……と、言い訳しておきます。

できれば第一作から読んでいただく方がよろしいかと思いますが、推理小説としては独立してお楽しみいただけますので、この作品をはじめに手にとって下さった方もご安心ください。その際は、この事務所ホームページで人物紹介などを先に読んでいただくと、より分かり易いかと思います。