昨日、11月3日。
真打昇進記念と銘打たれた「第三回 立川こしら 京都落語会」を開催させていただきました。
ご来場の皆さまはもとより、準備段階から励まし、応援をいただいた多くの皆さま、東京の地より的確に段取りを整えて下さった第プロ工藤さん、そしてもちろん、昨年にも増しての熱演をご披露いただいたこしらさん……皆々様のおかげをもちまして、無事、大盛況に終わることが出来ました。
あらためて、全ての皆さまに心よりの御礼を申し上げます。
思えば昨年、真打昇進『内定』記念として第二回京都落語会を開催させていただいてから、早一年。
より一層、落語家っぽくなったこしらさんの、まさに真打昇進披露を目前に控えたこの時期に昇進記念と銘打った落語会を開催させていただけた幸せをあらためて今かみしめております。
今回はいつもよりも早めに開催が決定し、ワタシも張り切って会場探しに向かいました……が、なんと昨年までの会場であるbe京都さんに先約が入っていることが判明。慌てて次を探しますが、なんせ観光シーズンまっただ中の京都で、祭日で土曜。ことごとく候補が消えてゆく中で思い出したのが、今回の会場「京都リサーチパーク 町家スタジオ」さんでした。
元々第一回を開催する時に、be京都さんよりも先にここを見つけ、交渉したものの、先約があり断念した場所でした。ここがダメなら根本的に考え直さないといけないという危機感を持ちつつの問い合わせをいたしましたが、幸運にもお返事はOK!!
ホッと胸をなで下ろしたのでありました。
しかし、幸か不幸か、この会場。
be京都さんに比べると少々広い。
昨年までなら30名はいればぎゅうぎゅうかな、という感じだったのが、少々キャパが広くなってしまいました。
とは言え、始動間もないワタシは楽観的なものです。
「なんたって、真打昇進披露直前の男だぜ!きっとすぐに満席さ!」(いや、本当はそこまで楽観はしていませんでしたけどねw)
と思い、張り切ってチラシ作成を開始したのでした。
気分だけはいっちょまえの落語会主催者である、実はド素人のワタシは「やっぱ、今回はフルカラーだよな!」と意気込んでチラシを完成させ、宣伝を開始しました。
すると早速、おなじみのあの方! すべての女性の味方的なステキ女子(?)Kさまからのご予約が! 最高の滑り出しでした! ……と思ったのもつかの間、毎日ご予約メールを確認してはため息をつく。そんな日々が始まったのでした。
ここで、ちと話題がそれますが、チラシに関してです。
まあ、素人ながら気合いとこしら愛をこめて作成した甲斐があり、なかなかステキな人の縁を演出してくれました。
東京で最近こしらさんとよく共演される遠峰あこさんとお互いのチラシのやりとりをさせていただけたのも、素人のワタシとしては嬉しい出来事でしたし、名古屋でこしらさんの会をはじめ、数々の落語会を主催されている、はじめ亭しげたさんの会でもチラシをまいていただけたり、こしらの集いでもチラシをまいていただいたりもいたしました。地域的に京都から遠く離れた地のことですので、直接的な集客にどれだけ繋がったかは神のみぞ知るところではありますが、このような出来事のひとつひとつが、細々と続く京都落語会を色んな人に認知していただいているんだと実感させてくれる素晴らしい機会でした。
特に、コアなこしらファンが集まるこしらの集いでの配布は、ワクワクしておりました。
たかがチラシなんですけど、やっぱり素人主催者はこういうところにこだわってしまうのですねw
で、話が戻りますが、集客難です。
宣伝開始後、普段よく使わせていただいている焼き鳥酒場「かづさ屋」さんで、勇んで懇親会会場もご予約させていただいたものの、徐々に落ちるワタシのテンション……。仕事帰りのかづさ屋で、焼酎で満たされた杯を傾けつつ「こしらは……おもしろいんだ!」とくだを巻き、店長にはご迷惑をお掛けいたしました。はい。
もっとも、その後のご予約がゼロというわけではなく、いつものピート君とか、お仕事関係のFさん、Eさんなどのご予約もいただきつつではございましたが、やはり一般の方のご予約が集まり始めないと落ち着きません。でも、そんな流れを変えてくれたのは……やはり心強いラジオ組でした!
ほぼスタッフなあきさん、遙か遠い地から毎回来て下さるランプラさんご一行! そして埼玉は朝霞のすまいるエフエムで番組をされている姉妹コスプレシンガー(呼び方が不適切か!?)の仁王さんとそのご両親! 元々すまいるエフエムの「立川こしらと古原奈々のこしらにフルな」という番組からのご縁で始まった京都落語会ですから、やはりこれには勇気百倍でした! 特に仁王さんご一家は、次の日長浜でイベントがあるからそのついで……といえなくはありませんが、実際長浜と京都、そんなご近所ではありません。ましてやイベント前日にもかかわらず、懇親会まで家族総出でご参加いただけるとのこと。
もちろん、すまいるエフエムでの番組間の交流が生まれてきたというタイミングもあってではございましょうが、こしらさんが番組の中でネタ混じりにおっしゃっていたように「東京でいくらでも落語会をやってるのに、初めてこしら落語を見る場所として京都を選んで下さった」のです! 本当に嬉しかったです。
そんな感じで再びテンションが上がると共に、ご予約が増えて参りました。
初めての方からのご予約も続々といただき、やはり嬉しいリピーターさんのご予約も入って参ります! いつも宣伝ツイートを律儀にRTしてくださる、生粋の落語好き、がんまさんもそのおひとり。やはりこういう落語そのものを愛する方にご贔屓いただけるのは嬉しいもの。第一回の頃より、ラジオ発信で始まり、主催者も落語初心者だけど、きちんと「落語会」として成り立たせたいと、こしらさんとも話しておりましたので、なおさらです。
ほかにも、関東でこしらさんの落語会を主催されたことがあるNさんも体調不良をおして来て下さることになったり、先日大阪でこしらさん、志ら乃さんのイベントをされたKさんご一行さまからもご予約をいただいたりと、落語会として少しは認めていただけているような、そうでもないような、面はゆい心持ちな直前期でしたw(無論、こしらさんの魅力ありきなのはわかってますw ちょっとくらい勘違いさせて下さい)
さらに直前になると、駆け込みのご予約が怒濤のごとく!
ひそかに京都行きを決めた声優の古原奈々さんを筆頭に、前回はご都合で涙を呑んだものの、第一回では生まれたての京都落語会を落語マニア的視線で鋭く(打ち上げで酔っ払いつつ)分析し、大いに盛り上げて下さったMさまのご予約や、こしフル新参リスナーさんといいつつとってもラジオの達人なIさんや、古原さんご出陣の報を受け、参戦を決断されたEさま、翌日の同志社大学裏EVEのドン、多田先生とツブヤ大学望月さんなど、どんどん濃いメンバーが集まること集まること!
懇親会の会場も今度は定員いっぱいになってきて、鼻高々でやっぱり焼酎の杯を傾けてくだを巻くワタシでございました。
……そして、当日。
やっぱりギリギリな立川こしら。(と、ワタシ)
あきさんと三人、タクシーで会場へ。
そして、立川こしら、会場入りです!
なのですが、会場入りから30分足らずでセッティングをしなくてはいけませんので、ここからは戦場です。
会場にぎっしり敷き詰められた座布団!
昨年は一本だった照明も今年は四本へ!
受付用の卓の上には、商売っ気満々に広げられた、月刊こしらバックナンバー一年分と高速落語vol.1~3!
そしてついに待ちに待った開場の時! 一番太鼓の音が会場を満たします。
もうここからは、まさに休む間もなくお客様が詰めかけます!
初めてお会いする顔、おなじみの顔、やはり受付をしていて実際にお客様のお顔を拝見できるこの瞬間がステキです。
もちろん、会の主催者としては、ご来場だけではなく、肝心の会の盛り上がりを見てから喜ぶものなのでしょうけれど、なんと言っても高座はこしらさん。
その辺は全く心配していなかったのですよ。あしからず。
で、ここからが落語会本編なのですが……今までとは違い、受付が会場から独立していたり、ごちゃごちゃ雑用があったりで、ほとんど見ることが出来ませんでした。
↑ まだ後ろにもお客さんいらっしゃいます!
でも、会場からどんどん響いてくる笑い声が、見るまでもなくわたしに成功を確信させてくれましたし、たまに覗いた時に感じた熱気も同じでした。
あきさんはひたすらこしらさんの写真を撮り続けてくれていました。ホントに会場いっぱいの人で、一番後ろ、楽な態勢をとるスペースもないところで、一時間半、ひたすらシャッターを押し続ける彼女の姿は神々しさすら感じさせてくれました。うん。ちょっとほめすぎかもしれませんw でも、ほんとうにありがとう。
そんなわけで、ろくに高座を見ることができなかったワタシのグダグダ文章の代わりに、あきさん渾身のこしら写真をお楽しみ下さい!
本当にあっという間の一時間半でした。
中入りを挟まずこしらさんは一気に突っ走って下さいましたし、お客様も一体になってこしらさんの落語世界に入って下さっていたように感じました。
そして、和気あいあいだと評判の懇親会も20名もの皆さんにご参加いただきました!
お店はワタシのくだ巻きスポット、東洞院六角かどの2F、かづさ屋さんです!
焼き鳥メインのステキなお店。味も量も文句なしの人気店です!
※ 懇親会の写真は、皆さまの承諾をいただいておりませんので、拡大しません
立川こしら京都落語会ご一行、いざかづさ屋へ!
スキンヘッドだけどとってもフレンドリーな大将と自慢の美人スタッフとの一枚!
落語会は当然ながら、こしらさんが主役です。そしてこの懇親会も当然変わらず……のはずなのですが、やはりイヤでも目立ってしまうのが芸能人のオーラなのでしょうか!?
古原さんも仁王さんも大人気!
仁王さんのファーストアルバム「仁王和歌集」もなぜかこの場で売れている!
古原さんも、仁王さんも、参加者の皆さまからのサインのご要望などに丁寧にお応えいただきました!
やっぱり華があると、良いですねw
同志社の多田先生にも、知らないもの同士が集まっているはずのこの場の一体感をお褒めいただきました! これは主催者としては嬉しい!
そんなこんなで、遠方の方も毎年のことながらギリギリまで粘って下さいますが……それでも時間はあっという間に過ぎてしまいます。
名残を惜しみつつも、これにて閉会!
こうして、第三回の京都落語会は幕を閉じたのでした。
どうも、落語会のレビューと言うよりも、準備の苦労話と宴会が楽しかったぞ報告ばかりになった気がしないでもありません。
もちろん、落語会本編をあまり見ることが出来なかったと言うこともあるのですが、ワタシにとっては、来て下さったお一人お一人のお客様が本当に宝物。だから、それぞれの方がご予約を下さった瞬間の喜びを、終わったあとの満足そうな皆さまの様子を出来るだけ詳しく、ここに記録として残しておきたいと思い、その気持ちのままに書いていたら、こんなレビューになっちゃった。
仕方ない。うん。仕方ない。
それに、落語会本編の感動は、やっぱ、見ていただかなくてはわからないと思うから、これでいいと思う。(言い訳)
次の日の朝、こしらさんと会って
「会場広くして、正解になっちゃいましたね」
そう言って、二人してニヤリと顔を見合わせました。
もう、書ききれないくらい多くの方の応援、ご協力で成り立った今回の京都落語会。
大成功の大盛会。
もう一度あらためて。
ありがとうございました!!
……あ、こしフルリスナー組は、感想を投稿するように。
業務連絡でしたw
それでは、また。
来年お会いいたしましょう。
立川こしら京都落語会 事務局
永田俊太
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