あれはそう。
2010年10月9日放送の「立川こしらと古原奈々のこしらにフルな!?」 第81回放送での出来事。
9月19日のこしフル京都イベントから少々遅れて、ワタクシのイベント感想を番組中で読んでいただいたそのあとに、こしらさんから驚きの発表が。
「11月に再び京都に行くかも知れません」
うひ。
まさかまさかのご報告でした。
これは、何かあるかな!? とも思いましたが、イベントご参加のリスナーさん達も遠方からいらっしゃったばかりで、さすがに力尽きているであろうこの時期です。案の定、さすがのフルハラプロデューサーもお手上げ。ワタシも今回はこしらさんが京都に来るということだけで満足していようとあきらめておりました。
そんなある日、こしらさんからご連絡が。京都に行くときに落語会もやりたいけどどうでしょう? とのこと。
ファンとしては嬉しいお申し出です。
でも、さすがに少し、ほんの一瞬迷いました。
- 理由その1 : お客さんを呼べる自信(というか根拠)がない
- 理由その2 : ひと月少々しか時間がない
- 理由その3 : そもそも落語会というものにワタシ自身行ったことがない
見事な三ない状態です。そりゃ迷うでしょ?
でも、ほんの一瞬、海よりも深く悩んだ結果、さも気軽である風を装ってこしらさんにお返事。それはもちろん「OK!」です。こうして立川こしら京都落語会は開催されることとなりました。
まあ、ここで苦労話を書いても野暮ですので、やめておきますが、ワタクシの脳裏にはこしフル京都イベント迷プロデューサーである古原さんの不思議手腕をさんざんいじり倒してきた過去がよぎります。ここで失敗すればこしらさんに申し訳ないのはもちろんですが、古原さんにさんざん偉そうなことを言ってきたワタクシの化けの皮がはがれてしまう!
というわけで、手探りながらも必死で場所を探し、ご予約を募りました。
結果、幸運にもbe京都という素晴らしい会場に巡り会い、たくさんの皆様のご予約をいただくことができました!
それでも当日の運営について、やはり不安はぬぐえません。だって落語会初めてですから……。出囃子って何!? いつかけていつ消すの!? マジそんな状態でしたw しかし、そんなワタクシに本番数日前、これ以上ない朗報が飛び込んで参りました!
第プロ 工藤社長、降臨です!
ワタクシにとってはヒジョーにお会いしたかった憧れのお方です。その知らせを聞いて、まだ落語会をやってないのにすでに達成感を感じるダメプロデューサーでございます。
で、すっかり幸せになってしまったワタクシは、当日到着が会場入りギリギリになりそうなこしらさんに代わって少し早く来てくださるという工藤さんを万全の態勢で待ち構えます。
待ち構えます。
待ち構えます……。
そして、待ち疲れて、何もかもどうでもよくなってきた頃、ついに工藤社長がご登場! どうやら京都観光をしていて遅れたとのこと。工藤さんに お会いできた感激と、第プロメンバーに時間厳守を求めたワタクシの浅はかさを悔やむ気持ちが交錯いたしました。、
……実際には、遅刻は本当なのですが、自費で京都観光をかねて応援に駆けつけてくださったのです。さすが社長です! 交通費がないからと逃げ出した、どこぞのハローワーク声優兼迷プロデューサーとはえらい違いです!
まあ冗談はさておいて、工藤さんがいらっしゃらなかったら、もっとグダグダな当日の運営になっていたことは間違いなく、 本当に助かりました!
そんなこんなで、工藤さんとは結局ろくに打ち合わせをする時間も無く、会場の最寄り駅である今出川駅でこしらさんを待ち……ついに来ました! あの男が!
ジャージ男です。
こうして、ようやくこの日の主役と合流したワタクシ達は、会場へと急ぎます!
そして会場に到着すると、客入れにはまだまだ時間があるにもかかわらず、ひとりの淑女(?)が……もちろんワタクシには面識がありませんが、ピンときました。
こしらにフルな随一のこしら好き! フルハラ2号とも呼ばれる彼女、あきさんです!! ワタクシの客寄せに必死に様を見るに見かねたのか、どう考えても東京が近い遠方から急遽参戦してくださいました!! やはり落語初心者で、ラジオ側からこしら道に入ったワタクシとしては、リスナーさんが来て下さるのは、何よりも励みになります! そしてあきさんや会場のパノラマ写真を撮りに来て下さった二宮さんにも会場準備までお手伝いいただき、なんとか形になって参りました!
どうです? 結構イイ感じでしょ? (自画自賛ではなく、会場を誉めているw)
そして、開場。
なんといっても今回はご予約をいただいたとはいえ、前売り券を販売したわけではありません。こしらさんもご自身の経験からか「半分くらい来てくれたら……」とのありがたいお言葉をかけてくださいます。勘弁してくださいw
……しかし、そんな悲壮感ただよう予想を裏切り、続々とお客様がお越し下さいます!
月刊こしら最新号をこしらの集いと同じく、こしらさんのご厚意で無料配布させていただき、ついでにワタシの作ったチラシの残りも無理矢理一緒に押しつけつつ、入場していただきます。
開演15分くらい前になるとほぼ満席。公表していた定員よりは少ないのですが、実際20名くらいで充分満席な雰囲気です。なんとご予約いただいた方が9割超の参加率! しかも、京都在住の方は半分くらい。あとは滋賀に大阪はもちろん、東は愛知に長野、西は四国に山口(!)と、まさに全関西こしら独演会といっても良いほどの様々な土地から皆さん集結してくださいました! しかも、今回ご参加の方のうち、生のこしらさんの落語を聴いたことがおありなのは、ワタシが把握している限りお二人のみ。ホントに皆さん、よくぞいらっしゃいました! それと同時によくぞこの会を開催することに気付いてくださいました!
そんな会場で、のんびり顔で受付をしていたワタシでしたが、実のところ泣きそうなくらい感動していた開演前でございました。これだけ遠方からたくさんの方がお越しで、しかも皆さんこしらさんの落語に興味津々。絶対に失敗できないとのプレッシャーもあろうかというものですが、横には工藤さん、そして高座に上がるのはこしらさん。ビックリするくらいワタクシは安心しておりました。
ついに開演。
最初、さすがのこしらさんにも少々堅さが残る雰囲気でしたが、枕で徐々にお客さんがほぐれてくると、もう片時もお客さんをつかんで離しません。
この日の演目は「看板のピン」「だくだく」「王子の狐」
当然ワタクシにとってはどれもこれも初体験。やっぱりいくらこしらさんのトークが好きだと言っても、落語のこと知らないと枕以外笑えないんじゃないの? との印象を持っておりましたが、違うんですね~~!
中入りを挟まず一気に三番演じるこしらさんの熱演は凄かった!
ずっと撮影などしながらでしたので、あまり芸に集中できたわけではないのですが、それでもクライマックスになるとお客さんと一緒に大笑いしていた自分がいました。嬉しかったのが、ワタクシと同じく落語初体験のお客さんも一体になって大笑いしてくださっていたことです!
ご来場されていない皆さんに、もっと気のきいたレビューができない自分が情けないですが、とにかくホントの落語初心者でも、こしらさんの落語は充分楽しめる、ということだけは間違いありませんし、お客様のご感想をお聞きする限りでは、かなり落語を聞き込んでいらっしゃる方にもお楽しみいただけたようです!
このレビューを見て、ラジオリスナーの皆さんがこしらさんの落語を見たい、と思っていただければ幸いです。
お越しいただいた皆々様、本当にありがとうございました! つたない運営ではありましたが、こしらの熱演にはご満足いただけたことと確信しております! またやりますので、ぜひお越し下さいね!
関西のファンに素晴らしい芸を見せていただいたこしらさん、自費で駆けつけてくださった工藤社長、楽しいCMを作って下さったながうさん、回線速度遅いさん、素晴らしい会場をご提供下さいましたbe京都さん、館長の岡元様、パノラマ写真を撮って下さった二宮様、チラシを置いてくださった三条季節家さま、焼き鳥夢叶さま、綺麗なお花をいただき、エールを下さったmixiこしらコミュの副管理人、ずんだ餅さん、温かい励ましをいただいたアメ順先生こと信楽順三先生、ご支援いただいた友人、同僚の皆様、本当にありがとうございました!
そして、今回番組イベントでこそありませんでしたが、この番組がなければ今回の京都落語会はなかったと断言できます!
埼玉県は朝霞市のコミュニティFM「すまいるエフエム」の番組「立川こしらと古原奈々のこしらにフルな!?」(リンクはファンサイトです)に関わる、リスナーさんも含めた皆様、特に今回京都に来ることは出来なかったものの、前回のこしフル京都イベントで京都落語会の下地を作り、今回も番組中で精一杯イベントの宣伝をして下さった古原奈々さん、本当にありがとうございました!
それでは、このサイトはしばしの休止いたします。応援ありがとうございました。
しかし、その後、立川こしら京都定期公演へ向けた拠点へと生まれ変わります。そしてゆくゆくはワタシと同じように、地方でこしらさんの落語会を開きたいと願う方、地方在住だけどこしらさんの落語を生で見たい方の拠点となるべく画策中です。
近く概要を公表いたしますので、またチェックして下さいね。
それではまたお会いしましょう!
おまけ。
翌日、朝もはよから第プロ二人組は撮影のため清水寺へ。ナニカのコンテンツに反映されるでしょうからあまり語りませんが、さすがの阿吽の呼吸で、観光客でごった返す清水でも難なく撮影をこなすお二人の写真を一枚だけ。(拡大はできないw)
で、その後同志社大学でのイベント「裏EVE」で驚愕の高座。立川こしら。
いいのか?w
最後に、裏EVEにて同志社大学ミスキャンパス、準ミスキャンパス、そらのさんに囲まれて、この2日間で最高の喜びの表情を見せる立川こしら。
古原さんには見せられない。
これにて終了!