CMSツール Geeklog を(素人が)試してみる – その2

前回の記事でブログ、wiki、CMSの私の遍歴と所感をお伝えしましたが、今回さらに優れたツールを探すことにしたのです。

きっかけは運営中していた鯨統一郎ファンサイトです。

新刊情報を更新する上で、現状のMovabletype4のようなブログ主体のシステムはよいのですが……。

  • 実際のところ新刊情報よりも、既刊情報やその他の既存の情報が主体になるため、静的コンテンツをより充実させたいところ、MT4の静的コンテンツは実に作りにくい
  • ファンサイトというからには、いずれはファンの人同士で交流を図りたいのですが、コミュニティ機能もまだまだMT4は中途半端な感じがする

このような不満があり、システム移行を考えているのです。

そして、さらに要望としては

  • 静的コンテンツと動的コンテンツが同居したポータル的なページを気軽に作れること
  • システムのアップデート作業が比較的楽であること

などがあります。

するとやはり通常のXHTML構成では、ポータル的なサイトを作るのは大変なこともあり、CMSを導入する方向で検討することに。

そこで、候補に挙がったのは……

機能的にはほぼ完璧にこちらのニーズに合致します。ある程度使い慣れていることもあり、今も候補状態ですが、モジュールのアップデートがいいかげんになりそうな気がして少し心配。

なかなかシンプルでよさげなのですが、どうも日本においてはまだマイナーな感じがします。初心者には厳しいか?

Ploneと同じく、まだ日本において初心者が安心して使える感じがしませんでした。

日本でのコミュニティも大きく、公式以外にもWikiによる説明ページもあり、また、プラグインなどの日本語化手順も確立されており、なかなか使いやすそう。
また、インストールだけではなく、プラグインのインストール、本体のアップデートにも対応した自動インストールツールも公開されているのも、初心者には大きなプラスです。

ということで、XOOPSを保留にして、とりあえずGeeklogを導入することに。

First Impression

  • インストールは前述の自動化ツールのおかげで楽でした。個人的にパスの指定がうまくいかず少々悩みましたが。
  • 主要ファイルは非公開領域に分けてインストールできるシステムになっていて、セキュリティにも気を配っている印象。
  • CMS独特のプラグインによる機能拡張について、XOOPS(の場合はモジュールですが)ほど種類はありませんが、基本的に完成された各ジャンルのプラグインが実装されているので、かえって管理が楽な気がする。(拡張版をインストールすることで重要なプラグインはまとめてインストールできる親切設計)
  • デザインのカスタマイズは、MTやXOOPSと同じく初心者には多少敷居が高い。その割にテンプレート配布などはまだそんなに充実していない。
  • 記事の投稿には高機能のエディタが利用でき、他のツールを使わずに更新できそう。
  • 現状把握している限りでは、サイドバーはブロック方式になっているため構成しやすいが、XOOPSと違い、メインコンテンツ部分に細かいブロックを配置することは基本的にはできない模様。(そういうデザインを作ること自体は不可能ではないでしょうが、簡単なブロック組み替えで構成することはできないという意味) したがって、ポータル的TOPページを作るにはXOOPSの方が上か?

 

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そんな感じで、ワタシ(初心者)的にはXOOPSとどちらにするか迷うところだったので、とりあえず今後色々試してみようと思います。

とりあえず現状ではほとんど導入したまんまですので、導入を検討中の方はこちらをご覧になってイメージをつかんでいただければと思います。

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