CMSツール Geeklog を(素人が)試してみる – その1

このBlogはmovabletype4で運用していたのですが、(※注 : 執筆時はMTでしたが、現在はWordpressにて運用しています)常にもっと使いやすいものがないか探求中です。
で、やはり今やXOOPSなどに代表されるCMSツールを使ってインタラクティブなサイトを作りたいと思うのは漢の性。で、今回Geeklogというツールを実験的に導入してみましたので、他のツールと比べた簡単なレビューをお届けします。

今までの主なツール遍歴 

といっても、2009年7月のサーバートラブルにより、だいぶん閉鎖してしまいました。

私のメインサイト「SIDE_FLIP あかずの書斎」 → ちょっと前までPukiwikiで運営していました。現在は通常のXHTML + CSSスタイルに移行。

個人的ポータル&実験サイト「SIDE_FLIP Terminal」 → 現在XOOPS Legacyで運営中。

メインブログ「SIDE_FLIP blog」 → FC2 blog(レンタル)で運営中。

SIDE_FLIP PC-Tips → Movabletype4で運用していました。この記事も元はこのブログに掲載していたものです。

鯨統一郎ファンサイト「くじら学習塾へようこそ!」 → 同じくMovabletype4ですが、静的Webページや、コミュニティソリューションを利用して、掲示板を作ってみたりして運営していました。

こんな感じで非常に節操がないわけですが、それなりに真剣に選んでいるのです。

というわけで、各ツールの比較です。

  • XHTML + CSS

いわゆる普通のサイト構築です。

長所

    1. 簡単です。まあ基本ですから。
    2. 市販のWEB作成ツールを使って、ある程度ワープロ感覚で作ることができる。
    3. デザインも当然自由自在。
    4. データのバックアップ、移行が楽

短所

    1. RSSの配信が大変。でもこれをしないと弱小サイトの場合SEO(検索エンジン最適化、要はアクセスアップ)的になかなかキツい。
    2. 頻繁に新しい記事をアップするのが手間。Web作成ソフトのテンプレート機能などをきちんと使いこなさないと、新記事の追加はもちろん、ページ構成を変更する際も後々大変になります。
  • Pukiwiki

いろんな人が比較的簡単に編集に参加できる、いわゆるWikiです。その中でもPukiwikiにしたのは、日本語のドキュメントが充実していて、環境的にも日本語環境がある程度整備されていたこと、そしてユーザーが多いのでプラグインなども充実していたからです。

長所

    1. 編集が楽。独特のWiki文法も基本的な書式はすぐに覚えられますし、実際使ってみて外出先などでも気軽に追記、訂正などもとても気軽にできます。(Wikipediaなどでページの中の細かい項目を追加・訂正をする気軽さを考えていただければわかるでしょう)
    2. 複数の人が参加して編集するのにむいている。

短所

    1. デザインの自由度が低い。CSSをいじるのは比較的簡単ですが、レイアウト自体からいじるにはけっこう大変。できないことはないが、Pukiwiki自体のバージョンアップの際の手間を考えると気軽には手が出せません。
    2. 基本的に動的URLなので一般的にSEO的に不利と言われる。ただし私の実感としては、きちんとサイトマップを整備してGoogle、Yahooなどに登録すれば、なかなかのHIT率でしたが。
  • Movabletype4

自分でレンタルサーバーなどに導入するタイプのブログシステムとしては、WordPressと二分する人気です。こちらを選んだのは、公式サイトのドキュメントや、その他の日本語情報が仕入れやすかったことと、CMS的展開をにらんだコミュニティソリューションに目がくらんだからというのがもっとも大きな理由。
そして、1インストールで簡単に複数ブログの運営が可能な点も見逃せません。

長所

    1. インストールが結構簡単。昔は結構ややこしかったのですが、今はなかなか気軽に導入できます。
    2. 複数サイト、ブログが単一システムで運用可能。これはいろいろなコンテンツを作って遊びたい人には大きいですね。
    3. サイドバーのコンテンツ(過去記事一覧、コメント一覧、その他ブログパーツなど)のレイアウトが簡単にでき、またそれがテンプレート本体をいじらずにできるように工夫されている。
    4. レンタルブログと違い、独自ドメインでの運用が可能。
    5. 静的ページや掲示板なども作成でき、ユーザーの権限設定なども細かくなっており、普通のブログから一歩踏み出したCMS的運用ができる。

短所

    1. デフォルトの記事投稿ページが機能低すぎ。だから結局Blog投稿ツールを使うことになるので、自宅以外では意外と気軽に記事の投稿ができない。(高機能エディタの導入などできるみたいですが、やはり本体をいじることになるので、バージョンアップ時のことを考えると素人にはちょっと……)
    2. 再構成がうざい。
    3. デザインのカスタマイズが慣れないと大変。
    4. インストールは簡単なのに、アップデートが自動化されていないので、素人には導入より維持運営が大変。
    5. 静的ページや掲示板など、正直言ってまだまだこなれていません。ブログツールとしては悪くないですが、(気軽に使う)CMSとしてはまだまだな感じです。
  • XOOPS

一般的に使われるCMSツールとしては国内では代表的なツールです。豊富なモジュールでさまざまな機能を簡単に追加することができ、機能的にはかなり大規模なサイト運営まで対応できるツールだと思います。例によって、日本語環境がしっかりしているのも決め手の一つです。

長所

    1. モジュール導入によって何でもできる。ニュース配信、静的コンテンツ、ブログ、Wiki、掲示板、フォーラム、リンク集、フォトギャラリー、ダウンロードサイトなど、機能的には申し分なし。
    2. ユーザー管理も簡単かつ詳細設定が可能。
    3. ブロックを組み合わせる感じのページ構成が分かり易く、いろんなコンテンツを細かく配置したポータルサイト的運用が簡単にできる。
    4. モジュールが豊富(上記1参照)

短所

    1. インストールもそれなりに大変ですが、アップデートが面倒くさい。特にモジュールが主力のものも各製作者が開発・配布しているものが
      多いので、それぞれのアップデートは正直管理しきれない。(本体と主要モジュールをパッケージにしたホダ塾ディストリビューションを使うことである程度負担は軽減できます)
    2. デザインのカスタマイズは、初心者にはちとキツい。配布されているテンプレートを使わせてもらいましょう。
    3. 動作は多少重め。
  • FC2Blog

これはいわゆるよくあるレンタルブログですので、細かいことは書きませんが、気軽にブログを楽しみたい場合は、間違いなくこの選択肢でしょう。
ちなみにFC2を選択したのは、自由度の高さと、機能の豊富さです。おそらくすべての無料サービスの中でもトップレベルの高機能さです。

 

というわけで、このような遍歴のある私が次に目をつけたのがCMSシステム「Geeklog」なのですが、次の記事で具体的に触れたいと思います(え?)

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