6月 132009
今回は、ミステリ界の博覧強記といえばこの人。
芦辺拓先生の時代物短編集です。
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著者 : 芦辺拓
発行元 : 光文社
新書版発行 : 2003.12
文庫版発行 : 2007.1
江戸時代の大坂(大阪)に実在した、エレキテルの研究でも知られる蘭学者、曇斎先生こと橋本宗吉を探偵役に据え、学問で身を立てることを志す若者、箕四郎と美少女、真知を助手役として書かれた、時代物本格推理の短編集。
収録作品
- 殺しはエレキテル
- 幻はドンクルカームル
- 闇夜のゼオガラヒー
- 木乃伊とウニコール
- 星空にリュクトシキップ
- 恋はトーフルランターレン
こんな人にお薦め
- 江戸時代が好きなあなた
- 蘊蓄が詰まった本が好きなあなた
- 大塩平八郎ファン「じゃない」あなた
普段は芦辺先生のうんちくっぷりには結構辟易とするわたしですが、今回は時代物ということと、蘭学・舶来っぽい道具立てが多いので、そのうんちくっぷりが綺麗にマッチしていて好印象でした。
この作品の詳しい書評はコチラ↓
SIDE_FLIP あかずの書斎
「殺しはエレキテル 曇斎先生事件帳」 書評ページ