6月 062010
 

そして名探偵は生まれた (歌野晶午) 書評 – SIDE_FLIP あかずの書斎

物語を楽しむにはちょっとどうかと思うけれど、技巧的なミステリの謎解きを楽しみたい方にはオススメなこの一冊です。

著者 : 歌野晶午
発行元 : 祥伝社
単行本発行 : 2005.10
文庫版発行 : 2009.2 祥伝社文庫

本格ミステリの典型的舞台設定である、雪の密室、孤島もの、館ものなどの素材を、読者を幻惑する筆致を持つ歌野先生が料理した、短編集。

収録作品
  • そして名探偵は生まれた
  • 生存者、一名
  • 館という名の楽園で
  • 夏の雪、冬のサンバ
こんな人にお薦め
  • 「いかにも」な本格ものが好きなあなた
  • でも実はちょっと変化球な方がお好みなあなた
  • 叙述トリック系がお好みなあなた

 

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5月 282010
 

好きな作家さん、好きなシリーズなのですが、今回はちょっと誉めてばっかりもいられない……。

今宵、バーで謎解きを (鯨統一郎) 書評 – SIDE_FLIP あかずの書斎

著者 : 鯨統一郎
発行元 : 光文社
新書版発行 : 2010.4 カッパ・ノベルス

バー「森へ抜ける道」に集うヤクドシトリオの三人と桜川東子(はるこ)の安楽椅子探偵型短編集第三弾。

海外童話、日本昔話に続き、今回はギリシア神話とミステリのコラボレーションに桜川東子が挑む。

収録作品

  • 第一話 ゼウスの末裔達
  • 第二話 アリアドネの糸
  • 第三話 トロイアの贈り物
  • 第四話 ヘラクレスの棺
  • 第五話 メデューサの呪い
  • 第六話 スピンクスの問い
  • 第七話 パンドラの真実

こんな人にお薦め

  • 安楽椅子探偵物が好きなあなた
  • ギリシア神話が好きなあなた
  • ワインとチーズと昭和うんちくに目がないあなた

せっかくの桜川東子シリーズなのに、新解釈がないっていうのは残念なのですよ。

あと、もっと桜川さんの描写を。

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2月 282010
 

今回はとても優しい物語ながらも、後半は結構生々しいこの作品です。
SF作家で音楽家。
そんな人の書くミステリはやはりひと味違います!

歌の翼に – ピアノ教室は謎だらけ (菅浩江) 書評 – SIDE_FLIP あかずの書斎

著者 : 菅浩江
発行元 : 祥伝社
新書版発行 : 2003.5 NON NOVEL

SF作家・菅浩江先生の「日常の謎」ミステリ短編集。

街のピアノ教室で子ども達を相手にピアノを教える亮子先生が、彼らの抱える様々な謎を、深い洞察力で鮮やかに解決しながら、自分自身が抱える過去の傷からの脱却へ向かう、連作短編集。

掲載作品
  • 第一話 バイエルとソナチネ
  • 第二話 英雄と皇帝
  • 第三話 大きな古時計
  • 第四話 マイウェイ
  • 第五話 タランテラ
  • 第六話 いつか王子様が
  • 第七話 トロイメライ
  • 第八話 ラプソディ・イン・ブルー
  • 第九話 お母さま聞いてちょうだい
こんな人にお薦め
  • 日常の謎系のミステリが好きなあなた
  • 音楽家の紡ぐミステリ世界を経験したいあなた
  • ミステリで感動してもいいじゃない、なあなた

 

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1月 172010
 

著者 : 鮎川哲也
発行元 : 東京創元社
文庫版発行 : 2003.5

※ 初版は1976年刊行のトクマ・ノベルズ版で、その後1982年、徳間文庫版も刊行されている。

バー三番館を舞台とした安楽椅子探偵ものの短編集シリーズ第2作。

ハードボイルド張りの元刑事の探偵「わたし」が地道な調査の末にたどり着くのはいつもここ。
今夜も常勝無敗のバーテンの推理が冴える。

収録作品
  • 中国屏風
  • 割れた電球
  • 菊香る
  • 屍衣を着たドンホァン
  • 走れ俊平
  • 分身
  • サムソンの犯罪
こんな人にお薦め
  • オーソドックスな本格推理を楽しみたいあなた
  • 安楽椅子探偵ものが好きなあなた
  • 気楽に読書気分なあなた

 

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「サムソンの犯罪」 書評ページ

1月 112010
 

著者 : 北川歩実
発行元 : 徳間書店
単行本発行 : 2007.6
文庫版発行 : 2009.12 徳間文庫

「冷凍睡眠の実現」をキーワードに暴走する人間の狂気を描いた短編集。

北川先生らしい、サイコミステリーとサイエンスミステリーの融合。

収録作品

  • 氷の籠
  • 利口な猿
  • 闇の中へ
  • 追う女
  • 素顔に戻る朝
  • 凍りついた記憶
  • 長く冷たい眠り

こんな人にお薦め

  • ちょっと狂気な雰囲気が好きなあなた
  • サイエンスミステリ好きなあなた
  • 短編集は各話独立している方が好みなあなた

「連作」短編集だと思って読み進めていたのですが。

短編集でした。

その一点は残念でしたが、斬新なテーマに切れ味のよいどんでん返しと、なかなか楽しめる作品でした。

 

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「長く冷たい眠り」 書評ページ