10月 172010
 

みなさんブラウザは何ですか?

ワタシが会社などで周りを観察していると、やはり30代以上でPCに詳しくない方はことごとくIE、要するに買ったときのままのデフォルトであるように思います。実際世界各国のブラウザシェアの統計を取っている StatCounter Global Stats によると2010年9月現在で日本におけるIEのシェアは59.94%と、一年前の66.84%に比べ多少そのシェアを落としているものの、世界平均の49.87%(一年前は58.37%)と比較すると、まだまだIEのシェアが高いことがわかります。

statc_japan拡大できます

もともと日本人がメーカーが提供するもの=みんなが使っているものを安心して使う国民性であるところに、本格的に家庭用PCが普及しはじめた1980年代後半あたりから今に至るまで、ゲーム市場が完全に既製品を楽しむしかできないコンシューマー機に支配されたことと、玩具としての携帯の急発達などの要因が、国民平均としてみたときのPC技能の低さに影響しているものとワタシは思っております。

やっぱり、熱中して何かを覚えるのって、入口は遊び(アダルトコンテンツもそうですけどw)であることが一番効率よいでしょうし。

それはさておき、それでもIEのシェアが下がってきているのは確かです。すると当然、その分のシェアは近年一般的にも浸透してきたFirefoxにいったんだろう、と思うのが人情ですが……先の表を見ていただくとお分かりの通り、伸びているのはGoogle Chromeなのです。

……ということは、IEユーザーがChromeに? と思いたいところですが、必ずしもそうは言えません。すなわち、IEユーザーはFirefoxにも流入しているが、FirefoxユーザーもChromeに流出しているのではないか? ということです。

先の日本人観からするに、今までIEを使っていたタイプの人が移行先として選ぶのは、普通に考えてまずFirefoxではないでしょうか? (少なくとも表面上は)解説なども含み日本語対応もなされていて、ここ数年で日本でも大きくシェアを伸ばしてきたという事実。それに比べてChromeはまだまだマイナーな上に、Googleの伝統通り、Chromeの紹介ページが何とも情報不足かつ不親切ですから、おそらく一般日本人ユーザーにはまだ少々敷居が高いものと思われます。

そして、もうひとつ面白い統計があります。WEB関連の技術情報を発信するアメリカのサイトTechmeme が、発表した、自サイトの訪問者のブラウザ分布の統計です。(2010年10月版)

サイトの性質上、訪問者はWEB関連の技術者や、そうでなくてもPCもしくはWEBに詳しい人が多くを占めているようですが、なんと……!

  • IE : 12%
  • Chrome : 34%
  • Firefox : 30%
  • Safari : 21%

IEのシェアの低さも、Safariのシェアの高さも想定の範囲内ですが、なんとChromeがFirefoxを上回ってしまっているのです!

このサイトのユーザー層を考えると、Firefoxをまったく触らずにChromeを使っている方は少ないと考えられます。そうすると、少々乱暴ではありますが「プロはFirefoxではなくChromeを選んでいる」ともいうことができます。

そんなGoogle Chrome

実際どうなんでしょう? これから先の記事は「発表当時に一度Chrome使ってみたけど、もうひとつだったのでやめちゃった」という方にこそ見ていただきたい!

chromedt01

というわけでいきなりでました、Chrome全景。

やっぱシンプルですよね~。発表当初もとにかく「早くてシンプル」が売りだったような気がします。……が、実はこの状態で、すでにかなりの拡張機能が動作しておるのですよ! が、ちょっとその話は後に回して、ワタシがFirefoxからChromeに乗り換えた経緯を簡単に。

Firefoxの高機能さが好きだったワタクシは、拡張機能(アドオン)を当然導入していったわけですが、入れすぎると重くなるという噂を聞いていたので、結構厳選していたつもりです。導入したのは主に外部WEBサービスとの連携を図る系統のものが多く、中核にGoogleツールバーがあり、ページごとにIEエンジンへの切り替えが可能なIETab、Evernoteとの連携のためのもの、1PasswordのWindows版、MSOnenoteの連携用アドオン、Twitter用のアドオン、Firebugなどでしょうか。あと細かいのが少々あるはずですが。

で、そのようにカスタマイズしたFirefoxは、安定時にはとても素晴らしい使い心地です。クラッシュはそれなりにありましたが、復元もしっかりしているし。

ただ……電源ONのあとの起動が無茶苦茶重いのと、起動後も、複数タブを開いて長時間使っているとどんどんメモリを食っていくので、他のソフトの動作に支障があったところが不満点でした。

そこで、発表当時に一度試したChromeをもう一度冷やかし半分に使ってみたのですが。

サイコーです

  • 早い・軽い・安定

これはもう圧倒的ですな。ワタシは少なくても7~8つくらいのタブは開いたまま、しかもそのうちのひとつではブラウザゲームなどでガンガンFLASHが動いている状態が通常で、その他にiTuneで音楽が流れ、AdobeCSのソフトで作業をしたり、ゲームをしたりと、まさにやりたい放題なのですが、Chromeはまったく動じない。もちろんこれはマシンパワーに依存することですが、少なくともFirefoxではこの状態でしばらく使っているとマシンの挙動が明らかにヤバい感じになってきていましたのでw

ちなみに、上記のような使い方をしているにもかかわらず、使い始めてひと月以上になるのにクラッシュは皆無です。

しかし、Firefox好きの方は、やはり機能面に目が行く方も多いのではないでしょうか?

ところが、先のブラウザ全景写真をもう一度ご覧下さい。右上にアイコン並んでますよね?

これと、元からの本体機能で、今までFirefoxでしていたことの80%くらいはできているのです。下のSSが導入した拡張機能の一覧です。

chromedt

これで、Gmail、Googleブックマーク、Twitter、Delicious、Evernote、Office WEB App(オンラインで編集できるOffice)、その他のSNSやスクラップ系SNS(Tumblrなど)などとの連携は万全で、ほとんどは閲覧だけではなく、WEBページノスクラップなど情報取得にも対応しております。さらに、IETabもあり、高機能なSSアドオンもあります。ちなみに本体のブックマークバーにブックマークレットを入れていますのでGoogle Readerへの情報取り込みもOKです。まあ、アドオン系の大きな弱点は、国産ではないアドオンが多い(日本語環境で使うこと自体は通常問題ない)ことと、1PasswordがまだWindows版のChromeは対応していないこと、日本限定のサービス(Mixiとか)には強いとは言えないことくらいでしょうか?

しかし、WEBサービスも、GoogleはもちろんTwitterやFacebookの台頭を見ればわかる通り、グローバル化の時代です。その流れに乗り遅れていない人であれば問題ないレベルでしょう。1PasswordもMacではChromeに対応していますので、時間の問題でしょうし。

あと、Evernoteを使っている人に朗報ですが、上記SSの中にあるEvernoteアドオンを入れて、オプションで該当箇所にチェックを入れると、Googleの検索結果に自分のEvernoteの中のデータも引っかかるようになりますので、かなりEvernoteの価値が上がります。今までは、Evernoteのデータにアクセスしたければ、結局Evernoteに入らなければいけなかったので、まずは探したい情報がEvernoteにあることを覚えてないといけませんでしたしね。何気なくGoogleで検索したときに、以前スクラップしていたEvernoteの情報が引っかかってくれるというのは、非常に素晴らしい。

あと、特筆すべき点といえば、Chrome内のブックマークはおろか、アドオン本体をもGmailアカウントを通じて他PCにも同期出来るという点でしょう。すんごい便利です。

そして、あえて苦言を呈すると、Chromeはアドレスバーにそのまま検索語を入れて検索をかけることができるのですが、Googleツールバーでは最近の履歴をマウス操作で選択できるのが、こちらではできないので、常に最低途中までは入力しないといけないということでしょうか。そして、検索して飛んだ先で、自分の検索したキーワードへ飛んだり、ハイライトする機能がないということも不便です。

もしかしたら、アドオンで対応しているものがあるかもしれませんが、そもそもGoogleのツールバーでできていたことなので、デフォルトで対応していただきたいものです。

まとめると……

  • シンプルさはもちろん、早さ、軽さを求める人には間違いなくお薦め
  • 機能重視派の方には、Firefoxよりは現状劣りますが、開発者レベルの方が大勢Chromeに移行していることを考えると、先は明るいような気がしますし、現状でも充分お薦めできるレベル
  • 使うWEB上のサービスが国内のものに偏っている人にはあまりお薦めできない
  • 同じく日本語で説明していないものは使う気になれないという人にもお薦めできない(ただし、Chrome本体は完全に日本語化されているので、これは拡張機能の話です)

まあ、しばらく見ていないうちにかなり進化したように思います。

とりあえずは使ってみることをお薦めします。

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