ビジネスマンのためのiPhone活用術 – 2 iPhoneでできること&準備編

前回 ビジネスマンのためのiPhone活用術 – 1 なぜiPhone? – SIDE_FLIP blog にて、とどのつまり、外出が多いビジネスマンの仕事効率化にはiPhoneがサイコーだよね、ということをお話ししたのですが、スケジュール管理に絞ってお話をしていましたので、今回は細かいことは抜きにして「iPhoneでどんな仕事効率化ができるのか?」ということを総論としてまとめたいと思います。 (今回以降の記事はWindows環境での話ですので、Macユーザーの方にはそぐわない部分もあると思われます)


総論の総論

iPhoneを仕事に活用するポイントとして前回の記事で上げたことは「母艦PCありきの情報の持ち出し、持ち帰りの快適性」「外出先現場での作業の機動性、快適性」というところに集約できます。

そのなかで「持ち出し、持ち帰り」という点については、結局母艦PCとiPhone間の同期(シンク)の方法論ということになりますが、iPhone固有の同期というとiTunesとの同期作業が思い浮かびますが、それだけだといかにも弱い。

しかし、PCと同様に使える上に様々なアプリが揃ったiPhoneですから、そのようなアプリをガンガン導入していくことになるのですが、GMailをはじめとして、もともとPCで展開されているサービスを数多く導入することにもあります。

それについて次項で述べるのですが、海外製サービスが多いです。

Google関係は海外製であっても日本語ローカライズされていますが、中には日本語化されていないものもあります。(ココで紹介するものは日本語は使えます。表示や説明が英語だというだけです。)

正直、英語が苦手な方も多いと思いますが……中学生レベルの英語力があるのなら、騙されたと思ってワタシのお薦めするサービスに登録して下さい。

ココでは詳しく触れませんが、WEB上のオンラインサービスでも、それを利用した各種アプリでも、上質のものを求めるのならもはや純国産のものでは全く太刀打ちできない状況になっています。

日本人が日本人のみによる、日本人のためだけのコンテンツを開発し、利用している間に、世界はめまぐるしく進んでしまって、質も量も負けてしまっている現状です。

まあ、せっかく世界標準のiPhone使いなのですから、これを機会に世界標準のWEBサービスを使いこなしてみてはいかが?

iPhoneを使った仕事効率化のための下準備

まずはPCからこのサービスに登録しよう!

もうこれはOKですよね?

アカウント登録してGMailその他のGoogleサービスを使えるようにしておきましょう。もし、メールは他のを使っている! という場合でも登録して下さい。Googleドキュメントやカレンダー、リーダーなど仕事効率化には外せないサービスがてんこ盛りです。

これも有名です。オンラインストレージサービスで、基本2GBまで無料で使えます。

マイドキュメント内に作成される専用フォルダを、さも普通のPC内のフォルダと同じように使ってデータの出し入れができるのが魅力です。同様のサービスに SugarSync というサービスもあり、見方によってはコチラの方が高機能なので、登録はしておくにこしたことはありませんが、iPhoneでの他アプリとの連携の関係上、まずはDropboxの登録をお勧めします。

両方とも、WEBコンテンツをオフラインで読めるようにストックするサービスです。専用のiPhoneアプリで読み込んでやれば、圏外でもゆっくり取っておいた記事を閲覧することができます。両方とも基本的な利用は無料で、それで問題ありませんが、日本語環境では多少の一長一短があるので、今のところワタシは両方とも導入しています。

タスク管理、いわゆるTodo管理の分野では屈指のサービスです。

このサービスとiPhoneの連携だけでも、タスク管理には欠かせないサービスですが、下でオススメしているOutlookを導入してiPhoneとの中継基地にすることで、驚くべき使い勝手を見せてくれます!

なお、この手のサービスで必ず名前が挙がる Remember The Milk (RTM)ですが、単体ならコチラの方がサイトの日本語対応もされているし、評判は良さそうなのですが、iPhoneのRTM公式アプリと同期するために必要なProアカウントは年間25ドルかかりますし、iPhoneのTodoアプリの最有力候補であるApigoのTodoから利用できなくなったこともあり、Outlook連携のことも考えて現状ではToodledoをオススメします。

ちなみにToodledoも完全な機能を使うためには有料アカウントが必要なのですが、私の使い方だとToodledoは完全に中継基地ですので、有料アカウントの機能は不要です。

有料ですけどオススメ

  • Microsoft Onenote

officeファミリーのひとつです。

まだ日本ではメジャーとまでは言えませんが、非常に秀逸なソフトで、PC上の情報、WEB上の情報何でもスクラップできます。特にディスプレイの表示を好きに切り取ってスクラップできる機能は手放せません。

情報集約の段階は基本的にiPhoneではなくPC上で行う仕様ですが、サードパーティ製のアプリを導入することで、iPhone上でその情報を同期して閲覧することができます。

  • Microsoft Outlook

これはWordとかと一緒にインストールされている方も多いのではないでしょうか?

メーラーとして認識されている方も多いと思いますが、iPhone連携の上では、スケジューリング、タスク(Todo)管理、アドレス帳管理に大活躍いたします。

こちらもOnenoteと同じく、いろんな情報をどんどんスクラップするタイプのサービスですが、イメージとしてはOnenoteは必要な情報をスクラップする方向(要は従来のフォルダ整理型のようなイメージ)であるのに対して、Evernoteの方がとにかく雑多な情報をタグをつけて詰め込んでおいて、不意に情報が必要になった時にタグ検索をはじめとした豊富な検索機能で関連する情報を引き出してくるという感じでしょうか?

非常に評判の高いサービスですが、無料アカウントでは月刊のアップロードリミットが40MBと、画像なども放り込むことを考えると、微妙に不安なサイズで、有料アカウントが月5ドルか年間45ドルと、それなりのお値段ですので、わたしはコレが本当に必須のアイテムであるか未だ検証中ですが、とりあえず無料アカウントの登録はしておきましょう。

iPhoneアプリでもEvernoteに連携できるものが数多くありますので。

仕事効率化以外で登録しておきたい「これだけは」

フォロー先によっては意外なほど情報収集ツールとして使えます。
というか、iPhoneを使う上でTwitterをするかしないかではかなり使う頻度にも差が出てくると思います。まだ登録していない人はまあ一度やってみましょう!

もちろん暇つぶしにも最適だったりw

とりあえずワタシのアカウントでもフォローしてみて下さい~~^^

世界的規模の写真共有(オンラインアルバム)サイトです。
Googleのサービスと一体化しているPicasaもありますが、コミュニティとしてはやはりここが最強でしょう。

英語サイトですが、有志による日本語コミュティや解説も揃っていますので、それほど困らないでしょう。

詳しくは下記のリンクからこのブログのFlickr関連記事をご覧下さい。

Flickr – SIDE_FLIP blog

コチラも世界有数のソーシャルブックマークサイトです。

日本で言う、はてなブックマークと同じようなものです。

面白い記事を見つけるには、日本サービスのはてなの方が優れていますが、自分でいろんな記事をスクラップする分にはDeliciousの方が、ブックマークごとの公開・非公開設定もできるし、有力iPhoneアプリとの連携があることが多いのでオススメです。

なお、FlickrとDeliciousは現在、米Yahooのサービスとなっていますので、この際登録しちゃいましょう!

ここまでご案内したサービス、ソフトは、かなりのメジャーどころが主になっていますが、それには理由があります。

  • メジャーということはやっぱり内容も充実している
  • いろんなサイトやアプリからの連携が充実している
  • つぶれない!!

うむ。
つぶれないって大事なことですよね?w

iPhoneでできること

えらく長い下準備でしたが、こんなに色々WEB上のサービスとかに登録して、結局何ができるの? ということですが、今回は項目だけ列挙しておきます。(仕事に直結したことだけね)

  • スケジュール管理
  • タスク管理
  • 急ぎの時の手書きメモ
  • 通常入力によるメモ
  • アイデアメモ
  • 連絡先管理(名刺のOCR認識もあり)
  • 写真による情報収集
  • 音声録音による情報収集
  • 地図と連動した情報収集
  • RSSを活用したニュースの閲覧による情報収集
  • 事務所で作成した文章、表計算、PDFなどの持ち出し、閲覧
  • 不意に必要になった資料を事務所からPDF、画像などの形で送ってもらっての閲覧(これで助かったこと、何度もあります)
  • 計算履歴を見ることのできる計算機能
  • ナビゲーション機能
  • etc..

当然ながら、情報収集は前回の記事で申し上げた通り、iPhoneで収集したものを簡単に母艦PCに同期出来ることを重視しつつ、最適の組み合わせを判断しています。

これらのことをiPhoneアプリと、デスクトップPCとWEBサービスの間で以下にスムーズな連携を取るかということがポイントとなります。

例えば、メモアプリなどはワタシの場合、いくらアプリ単体の性能が優れていても、Googleドキュメントにバックアップを取る機能がないと、仕事用に使うアプリとしては完全に選択肢から外れます。

しかも、単にいかにもバックアップファイルですよ、といわんばかりの雑な感じのバックアップでも、母艦PCで閲覧することを考えるといただけません。

そういうところにしっかり目をむけて厳選した(つもりの)アプリ満載の次回以降の記事にご期待下さい!

ビジネスマンのためのiPhone活用術 3 – スケジュール・タスク管理編

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