12月 312009
 

なんやらかんやらデジカメやiPhoneで写真を撮るのです。

大概は我ながらどうしようもない駄作。

しかし中には(偶然)いい感じに撮れた写真や(無理矢理)フォトショでレタッチしていい感じに偽装した写真などがございます。

そうなると、やっぱり公開したいと思うのが世の常人の常。

そこで、数多いオンラインアルバムサービスを比較してみたその結果のみをお伝えします。

答えはFlickr

…………終わってしまいました。
というわけにも行きませんので、わたしが求めた前提条件と、Flickrに決定したポイントをあげたいと思います。

わたしが欲しいオンラインアルバムの条件

  1. 基本無料(納得できればとことん無料にこだわるわけでもない)
  2. トータルでアップできる容量が大きい
  3. アップロード枚数制限なし
  4. まとめてアップロードが出来る
  5. iPhoneとの連携がよい(対応アプリがある)
  6. オフラインアルバムとの連携がよい(Windows Live フォトギャラリー使用)
  7. アルバム内での写真の仕分けがスムーズ
  8. コミュニティが活発
  9. 外部コミュニティ(twitter、Tumblrなど)との連携のしやすさ
  10. 会員が多い(つぶれない)

えーと
なんちゅーか
これだけの条件が揃っていれば、そりゃ文句ないよなってはなしです。
要するに望むラインが高い人向けの記事になると言うことです。

ですが、最終候補に残ったあたりのサービスは、ライトユーザーには充分なものと言えると思いますので、どうぞもう少しお付き合いください。

  • 最終候補を絞るまで

数多くのサービスがありました。
らぶJAPANなわたしは、海外サービスに関しては有力なもの数点に初めから絞っていましたので、ほとんどが国内サービスでした。

が、ものの見事に大半のサービスが、基本的なところで脱落。

  • 多かったパターン

容量が数百メガ限度で、それ以上は有料
これはダメですね。なぜかというと、有名どころのサービスに比べて余りに見劣りするため、安定運営できると思えないから。
実際こういうコミュニティはまず規模を稼がないと成功しません。
それなのに無料部分があまりにもお試し的すぎると、初めから課金前提のごく少数のユーザーか写真どころかPCに関しても素人さんという人しか集まらない。(コアユーザーはそもそも他のサービスを選ぶでしょうが)
→ コミュニティは寂れ、コンテンツ的にも洗練されるはずがない。
ということで全く食指が動かない、といったサービスがホントに多かった。
今回、検討したサービスを逐一あげて比較しないのは、その必要がないくらい大半のサービスは質が低かったからなのです。

というわけで、いきなり最終候補が絞れてしまいました。

正味の国内サービスはフォト蔵とZorgくらいでしょうか?(資本的には知りませんが)

各サービスの要点を述べる前に一点触れたいことがあります。
上述の通り、わたしはオフラインのアルバムに「Windows Live フォトギャラリー(オフライン)」を使っています。
とかくMicrosoftのソフトは叩かれますが、これはいい!
ちなみにOSに標準で付いているものではなく「Windows Live」のサービスとしてメッセンジャーなどと一緒にダウンロードして導入するものです。

20091230231101

これがですね。
使いやすいんですよ。
インターフェイスの洗練度合いは、オフラインのPicasaの方が上かなと思います。Picasa Web Albumを使うなら連携はばっちり(Flickrも対応可能ですがサードパーティ製のプラグインを入れるので信頼性がもひとつです)ですし、さすがGoogle先生門下だけあって、検索機能なども強力です。

が、それでも負けていないのが「Windows Live フォトギャラリー」(オフライン版)

整理のしやすさはピカイチですし、Windows Liveのオンラインアルバムはもちろん、FlickrやPicasa(要プラグイン)にも対応し、アップロード時の写真のサイズも選べるという優れもの。
そしてそれ以上に、ブログ投稿の神ツール「Windows Live Writer」(Windows Liveシリーズの一つで、メッセンジャーなどと一緒にダウンロード可能)との連携が抜群なのです。

Live Writerの神様加減をご存じなら、それだけでもLive フォトギャラリーを選ぶことになるでしょう。

※ Live Writerについてはまたいずれレビューします

もちろんオフラインのアルバムソフトは色々発売されていますし、デジカメにもついていることも多いですが、やはり写真はかなりの長期間にわたって整理・保管するものですから、ソフトもメジャーどころの中から選択する方が、わたしはいいと思います。

というわけで「Windows Live フォトギャラリー」を使っているワタクシの主観によるレビューだということを、以下ご了承ください。

  • 最終選考

それでは改めて各サービスの主な特徴を……

Picasa

  • Google傘下ですのでGoogle利用者にとってはシームレス感覚
  • オフラインのPicasaとの連携が抜群
  • オフラインのLive フォトギャラリーともスムーズに連携
  • 無料での容量は1GBだが年間5ドルで20GBまで容量を増やせ、さらに増やすことも可能
  • フォルダ間の写真整理も快適
  • Google門下だけあって他人の写真もいろんなキーワードで検索が出来るが、コミュニティとしては整理されていない感じ
  • 公開用のギャラリーも写真が並んでいるだけといった感じ
  • 倉庫用なら文句はない
  • iPhoneとの連携は弱い(Googleアプリの中にあることはあるが、閲覧のみで、アップロードはメールを使用する)

フォト蔵

  • 国内サービスらしくコミュニティとして日本人が取っつきやすい雰囲気(SNS風)
  • 容量は月間アップロードが1GBまでだが、トータルの容量、枚数は無制限
  • 複数の写真の一括移動なども対応
  • アップロード方法はWEB上、デスクトップソフト、オフラインPicasa連携、iPhoneアプリと豊富
  • 機能も揃っていて、外見もなじみやすいが、なぜか快適感に欠ける?

Zorg

  • 無料では月間100枚のアップロード制限
  • 年間2,100円の有料プランでも枚数制限はないがアップロード容量100MBの制限があり、年間5,250円の有料プランでようやくアップロード容量制限が1GBになる
  • どのプランでも保管容量は10GB限度
  • こちらもインターフェイスはSNS風、コミュティ色が強い
  • デザインも野暮ったくはないが、直感的にわかりやすいとは言えない

Windows Live フォト

  • 容量は他の各種ファイルが格納できるストレージと共用で25GB
  • オフラインのWindows Live フォトギャラリーとの連携の良さは上述の通り
  • 逆に言うと「Windows Live フォトギャラリー」を使わない場合、使い勝手はよくない
  • 公開用のギャラリーとしてはデザイン的に厳しい。ただし、そもそもコミュニティ色があまりないので、自分の倉庫として使いながら知り合いにシェアするという用途なら何とかなるか?
  • 容量は文句ないので、倉庫用にはよいかも

Photoshop.com

  • さすがの写真編集機能。iPhoneアプリでもアプリ上で基本的な編集がこなせるし、オンラインアルバム上ではさらに細かい編集が可能
  • Flickr、Picasa、Facebookなど二ある写真も、直接編集して各サービス上に保存することが可能
  • 容量は基本無料で2GB、年間19.99ドルで20GBのプランがあり、さらに上位プランもある
  • コミュニティ性はほとんど感じられない(とりあえず他の人のギャラリーを探したり行ったりする仕組みが見あたらないので)
  • 倉庫というよりは、まさにラボとして利用するのがよいように思う。例えばiPhoneの写真をアプリを使ってここにアップロードしておき、編集をした後FlickrやPicasaに移すというのはどうだろうか? ちなみにこれらのサービスにはPhotoshop.com上でのドラッグアンドドロップのみでファイルを行き来することができる。

Flickr

  • 無料プランでは月間アップロードが100MBまでに制限されている
  • 無料プランでも保管容量は無制限だが、トータル200枚を超えると古い写真は一覧に表示されなくなる(データが消去されるわけではないのでブログなどからリンクしている分には表示される)
  • 年間24.95ドルの有料プランではアップロードも無制限となり、上記の200枚制限もなくなり、保管容量は当然無制限
  • コミュニティは巨大、かつ強力
  • 自分の写真情報の編集も非常に快適。タイトル変更、description追加、tag付けなどが楽しく感じてしまう
  • 写真の整理も抜群の快適性
  • Twitterへの投稿はもちろん、各種ブログへの直接投稿にも対応、またRSS、ATOMfeedが発行されているので各種サービスからflickrの更新情報を取得するのも簡単に対応できる
  • iPhoneのアプリもしっかりしているので、投稿、閲覧共に快適

このまま行くとFlickrへの賞賛の嵐が吹き荒れそうなので一旦区切ります。

以上見てみると

それと次点としてもう一つサービスをあげておきます。

さすが老舗のNIKONだけあってなかなか洗練されたサービスなのですが、なぜか個人的な保管用途のPicturetownとコミュニティのオンラインギャラリーが完全に分離されていたり、オンラインギャラリー側は写真が自動的に縮小リサイズされる上に、容量上限が1GBのみ(有料プランなし)とカメラ、写真にこだわるべきメーカーさんの戦略とは思えないセンスが次点と判断した原因です。(my Picturetownの方は無料で2GB、有料の上位プランもあります)
そのあたりが改善されれば、一気に台風の目になるポテンシャルはあります。

  • 総括

最終選考に残ったサービスの中でも、有料サービスまで考えればPicasa、フォト蔵もなかなかいい感じでした。
Zorgは機能はともかくちょっと制限がきついのが残念です。
Windows Liveはギャラリーとしてはダメですが、完全無料で25GBの大倉庫として使えますし、Photoshopは画像処理の雄としての貫禄で独特の用途(隠れラボ)としてひと味違った使い方が出来そうです。

ただ、メインとなるとやはり文句なくFlickrとなってしまうのです。

他が悪いのではなく、Flickrがスゴスギル。

不満は無料プランでの制限の厳しさくらいでしょうか?
でもお試しのつもりで無料プランを使っていると他のサービスに移行する気がなくなってしまう完成度。
まさにお金を払う価値があると言わざるを得ません。

機能で言えば、例えばフォト蔵も遜色ないのです。
文字で見ると。

ところが実際に使うとその体感的な快適さの差はいかんともしがたいものがあります。
やはり常に通信を必要とするWEBコンテンツだけに操作の快適さは非常に重要な要素となります。
また、コミュニティも巨大で成熟しているし、それを支える緻密な設定が可能なシステムも完成している。
だからこそ、集まる写真の量も膨大なら質も本当に高い。

まあ弱点としては、英語コンテンツだということと(日本語入力は問題ありませんが)、米Yahooへの登録が必要となること、そして英語であることと設定が非常に細かくできることから、慣れる前に投げ出してしまう場合もありそうなところです。
でも、これは悪い点ではありません。
英語であるのは海外のコンテンツだから当たり前で、日本語の解説サイトも充実しているので問題ありませんし、システムの緻密さは慣れてさえしまえばいかにかゆいところに手が届くものか実感できるはずですから。

というわけで、トータルとして最高のものを求めるならやはりFlickr。

多少ライトな用途、無料前提で気軽に使うならPicasaかフォト蔵

公開することに興味がなければ個人倉庫としてWindows Live

iPhoneと公開用オンラインアルバムの中継基地兼地下工場としてPhotoshop.com

そんなところです。

  5 Responses to “オンラインアルバムを比較した”

  1. […] オンラインアルバムを比較した – SIDE_FLIP blog […]

  2. まさに今日オンラインアルバムを作ろうと思い立ち、
    いろいろ調べていたら
    このブログに行きつきました。

    ものっすごく参考になりました。
    ふりっかーとフォト蔵で悩んでいたのですが
    このブログを読んで(何故か)Picasaに決めました。

    ありがとうございました!!!

  3. コメントありがとうございます!
    わたしはPicasaはリアル知り合い相手の公開アルバムと、非公開アルバムに利用しております。

    ただし、Picasaは限定公開の手段が少々わかりにくいのでご注意くださいね。

  4. アルバムを作ろうと思いググったらこのページに行きつきました。
    参考になりました!
    本当にありがとうございます^^

  5. 公開用のオンラインアルバムを何にしたらよいか、探していたここにたどり着きました。

    一度フリッカーを使ってよくわからなかったのでそのままにしていましたが、再度、使ってみようと思います。

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